【完全ガイド】ドバイ観光のポイント&王道観光スポットはココだ!

ほんの30年前は砂漠地帯が広がり、砂漠の遊牧民が暮らしていたドバイ。しかし石油の発掘とともに、瞬く間に世界でもトップクラスのリゾート地となった。

ドバイを訪れる観光客は年間約1,500万人。その中には、ジャスティン・ビーバーやトム・クルーズなどのハリウッドセレブたちの姿もある。ケタはずれなゴージャス感を醸し出すドバイ。そんなドバイを思いっきり楽しむおすすめスポットと観光のポイントをご紹介。

ドバイ基本情報

国名 アラブ首長国連邦
天候 亜熱帯気候であり、夏には50度近くに達することもある。一方で基本が15~20度ほどになる肌寒い冬期が10月から4月まで訪れる。雨が降るのは年に数回。
人口 330万人。そのうち80%ほどが外国人。
公用語 アラビア語。しかし英語の方が広く使われている。アラビア語を話せなくても観光はできる。
日本との時差 日本より5時間遅れ。
面積 4,114 km²で埼玉県と同じぐらいの大きさ。
日本からドバイへのアクセス エミレーツ航空の直行便で8~10時間。

ドバイ観光を楽しむための4つのポイント

ポイント1:旅行する時期は真剣に選ぶべし

ドバイ旅行の楽しさを大きく左右するのが、いつドバイにいくか、である。たかがタイミングだが、これを侮ると後悔することになる。

ドバイの観光シーズンは10月から4月。この時期はドバイでは冬季にあたるわけだが、冬季といっても日中は20度前後になるので比較的過ごしやすい。

一方で、夏は気温が40度近くになるので観光などもはや不可能な状態に近い。いや、完全に不可能というわけではないが、未知の暑さを経験したいというもの好きな人以外にはおすすめしない。

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さらにドバイがあるUAEはイスラームの国なのでラマダンがある。ラマダン中は日中でも飲食店が閉まるので、観光には適していない。

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ポイント2: 日本よりも治安がいい!?

ドバイは中東に位置する。中東というだけで、テロとか危なさそうというイメージがつきまとう。しかし、個人的にはドバイは東京よりも治安がよいのではないかと思う。

ブランド品のバッグやパソコンをおいたまま席を離れても取られない。落し物が戻ってくる。ドバイ市民は車の鍵をかけない。といったドバイ安全エピソードがある。

ドバイの治安情報をドバイ在住者が徹底解説

ポイント3:1日でも十分ドバイ観光はできる

ドバイ自体は埼玉県ほどの大きさしかない。その中に、観光スポットがぎゅっと集まっている。

市内であれば、どこでも車で30分ほどで行けてしまう距離。トランジットで数時間だけ立ち寄る場合でもドバイの名所はおさえることができる。

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ポイント4:ドバイを存分に楽しむならそれなりの出費は必要

ラグジュアリー都市ドバイを楽しむなら、それなりにお金は必要。なにせドバイ旅行の醍醐味といえば、豪華なラグジュアリーホテルや日本にはないダイナミックな世界一の規模を誇る観光スポット。

タダでドバイを楽しめるほど、ドバイは安くないのだ。とくに5つ星ホテルなんかは、個人でとるとそこそこ高い。なので格安ツアーを利用したほうがお得にいける。

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ドバイの象徴。世界一高い高層ビル「バージュ・カリファ」

ブルジュハリファ世界一高い高層ビル

ドバイ観光スポットの代表格ともいえるのが、このバージュ・カリファ。世界一高い高層ビル。トム・クルーズ主演の映画「ミッション・インポッシブル」のロケ地としても有名。

買い物天国。世界一巨大な「ドバイ・モール」

ドバイモール

1,200店舗以上の店が入っている世界一巨大なモール。ただのモールとあなどってはいけない。グルメ、ショッピング、エンタメのすべてがつまっている。

あまりの広さに何度も足を運んでいる私でさえ、いまだに迷子になることがある。

いわば一つの都市といっても過言ではないだろう。ドバイでは最大規模の本屋となる紀伊国屋書店や高級ブランド、お土産ショップなどが入っておりドバイの買い物であればここ1つで済ませることができる。

【完全ガイド】ドバイモールのおすすめレストラン&必見スポット

世界最大の水槽に圧倒される「ドバイ水族館」

ドバイ水族館

ドバイモール館内にある水族館。ギネスに登録された世界最大規模の水槽があることでも有名。はたから見てるだけでも十分楽しめるが、チケットを買うと水槽トンネルや水中動物園にいくことができる。

ここがショッピングモールだということを忘れて、水の生き物たちに癒される。目玉は水中動物園の体長2.5メートルもある巨大ワニの餌付けショー。

迫力のエンタメ。「ドバイ噴水ショー」

ドバイ噴水ショー

ドバイにいったら一度は見ていただきたい。巨大噴水がマイケルジャクソンやK-POP、ディズニーの歌に合わせて、意思を持っているかのように舞う。

こんなにぶっ飛んだ噴水ショーは他にはない。案内した知人たちも、「最初は噴水ショー?とか思ってたけど、マジすごかった」というぐらいである。それだけ人を魅了するマジックを持ったエンタメショーなのだ。

贅を極めた7つ星ホテル「バージュ・アル・アラブ」

ブルジュアルアラブ

「贅」の限りを尽くした7つ星ホテル。1泊の料金は30万円から。超富裕層向けとあって、ホテルに簡単には近づけない。

庶民はせいぜい外からセルフィーをとるだけ。だがホテル内のカフェやレストランで朝食やアフタヌーン・ティーを予約すればホテル内に入ることが可能。ホテル内は、見たこともないようなおゴージャスな空間が広がっている。

世界最大の人工島、パーム・ジュメイラ

アトランティスザパーム

高須クリニックのCMでも登場するヤシの木の形をした世界最大の人工島パームジュメイラ。人工島の名物は、水中ホテルがあることで有名なアトランティス・ザ・パーム。ホテル前は、写真を撮る観光客で賑わっており、ホテル内には水族館もある。

高須院長のように、島の上をヘリで飛行遊覧する体験もある。ヘリに乗るなんてセレブだけの乗り物かと思いきや、ドバイ観光では手軽に乗れるのだ。相場は15分の飛行で一人当たり150~220ドルほど。

ドバイの下町でお買い物。異国情緒あふれるスーク

ドバイゴールドスーク

ゴージャス都市ドバイに対して、下町感あふれるのがデイラ地区。この地区にはゴールド・スークやスパイス・スーク、パフューム・スークなどが隣接している。

世界一高いスパイスと呼ばれるサフランが安価に手に入ったり、ジュエリーショップで自分の名前が入ったゴールドネックレスなどが作れたりする。

パフューム・スークではオリジナルの香水が作れるなど、スークでしかできないことはたくさんある。

ドバイの新旧の街並みを見渡す!「ドバイフレーム」

ドバイフレーム

ドバイの新旧の街並みを見比べることができる展望台。何よりその形がすごい。その名の通り、巨大なフレームの形をしているのだ。バージュ・カリファとはまた違った面白さがある場所。

未来感ハンパねえ!奇形観光スポット、ドバイ・フレームに行ってみた

レア度高し!ドバイっ子と文化交流。SMCCUカルチャーツアー


SMCCUより引用

バスタキヤ地区にあるシェイク・モハメッド・文化センター(SMCCU)が主催するのが、カルチャーツアー。

同地区にあるモスクを訪れて、イスラームやUAEの暮らしを案内してくれるツアーや、UAEの伝統料理を食べながら料理を通じて、この国の暮らしや文化を知るツアーが主催されている。

ドバイ人口の2割程度というUAE人から、彼らの文化や伝統を聞くことができる貴重な機会である。

世界一美しい!?スターバックス

ドバイスターバックス

なぜか日本人の間では、「世界一美しい」と称されるようになったスタバ。それもそのはず。スタバがある高いドーム型の天井には、イランなどでよく見られるイスラーム様式の美しい模様が描かれている。

本家、イランはアメリカの経済制裁を受けてスタバが存在しない。その意味でも、レアな場所なのだ。

このスタバは、14世紀に活躍したモロッコ出身の大旅行家、イブン・バトゥータの名前にちなんだ、「イブン・バトゥータ・モール」の一角に存在する。

レア度高し!ドバイの世界一美しいスタバへの行き方&営業時間

砂漠の花畑!?まさに奇跡!ミラクル・ガーデン

ドバイの内陸部に突如あらわれる、謎の森。あたりは、まだ開発途中の砂漠地帯だというのに、ここだけには緑が生い茂っている。

その正体は、色とりどりの花で彩られた庭園。砂漠と花が咲き乱れる庭園。違和感のあるコントラストから、「ミラクル・ガーデン(奇跡の庭園)」と呼ばれる。

世界の人気者、ディズニーキャラクターやエミレーツ航空の機体をかたどった花のオブジェが、来場客を驚かす。まさに砂漠にひっそりと存在する奇跡である。

砂漠に現れた花園!ドバイミラクルガーデンへの行き方と見どころ

ドバイ今昔を知る。ドバイ博物館

バール・ドバイ地区にあるドバイ博物館。ドバイにある博物館は、ショボいものが多いが、これは観光客が押し寄せるだけあって期待を裏切らない。

外見はショボいが、地下に広がる展示スペースは、ヴィジュアルをふんだんに使ってドバイの歴史や文化などをわかりやすく伝えてくれる。

情報量も多い。外見であなどってスルーをすると、後悔する。ドバイの歴史を知ると、余計にドバイのすごさがしみじみとわかる。

お土産探しにもぴったり!カルチャースポット、「アル・シーフ」

伝統建築を用いて、UAEの古い街並みをイメージしたカルチャースポット。スークで売っているようなお土産品やカフェなどが入っている。隣接するバスタキヤ地区や、デイラのオールドスークとコンセプトは似ている。

ここには、スークのしつこい客引きもいないので、安心してお土産を探せるのも特徴。

ドバイとしては、古めかしさを出したかったようだが、アル・シーフはあくまでもUAEの歴史テーマパーク。

若干ディズニーランド感が漂っていることは否めない。ただ、スークやモールには売っていない、アイテムやお土産も多々あるので、ショッピングをする際には立ち寄りたい場所。

これだけはやっとくべし!ドバイだからこそできる体験

世界一高い高層ビルの展望台へ

ドバイ展望台からの眺め

バージュカリファの展望台は、一番の人気スポットといっても過言ではない。チケットは事前に購入したほうがお得&スムーズなので、事前予約をおすすめする。

とくに夕日が沈む時間帯は人気なので早めに売り切れてしまう。また、金曜、土曜限定でバージュ・カリファから朝日を拝めるコースも。

世界でもっとも高い場所にあるレストランで朝食&アフタヌーン・ティー

ドバイアトモスフィアアフタヌーンティー

世界一高い高層ビルのなんと122階にあるレストラン&バーが「アトモスフィア」。ドバイの高層ビル群を眺めながら、世界でもっとも高い場所で食べる料理の味は格別だろう。手軽に楽しむなら朝食やアフタヌーンティーがリーズナブルでおすすめ。

7つ星ホテルで優雅なアフターヌーン・ティー

ブルジュアラブアフタヌーンティー

7つ星ホテル「バージュ・アル・アラブ」に入れるのは、宿泊客かレストラン予約者だけ。特に人気なのが7つ星ホテルでの朝食ブッフェとアフタヌーン・ティー。キンキラキンなゴージャス空間でいただく食事は、まさに一生ものである。

ドバイに来たからには絶対行きたい!砂漠&ラクダ体験ツアー

ドバイ砂漠

ドバイの観光目玉といえばやっぱり砂漠。4WDで砂漠をワイルドに駆け巡るツアーから、ラクダ乗り&アラブダンスショーが観れるツアーなど。砂漠に行かずしてドバイ観光を語ることはできない。

日帰りでドバイの砂漠を満喫!ラクダ乗り体験&アラブダンスショー

砂漠から見る日の出は絶景。一生に一度の熱気球ツアー

砂漠のサファリツアーは定番中の定番だが、砂漠で一味違った経験をしたい!という人に人気なのが、熱気球ツアー。どこまでも続く雄大な砂漠の上を、熱気球で旅する。

ツアー開催は9月から5月の期間限定。なかでも、人気は新年のツアー。新年最初の朝日を砂漠から眺めようとする観光客に人気のツアーだ。

地平線から昇る朝日&絶景の砂漠に感動!熱気球ツアー

砂漠ホテルでアラビアンナイトを満喫!

ドバイ砂漠ホテル

さらに砂漠の世界を満喫したいという人には、砂漠のホテルがおすすめ。市内から1時間ほどで本格的な砂漠へ。さらに高級感たっぷりのホテルに泊まれるという経験はドバイならではのものだろう。

ドバイのおすすめ砂漠ホテルはココ!格安ホテルから穴場まで

ローカル感たっぷり!中東グルメ食べ歩きツアー

ドバイ食べ歩きツアー

ドバイで何を食べたらよい?という人には、フライパンアドベンチャーの食べ歩きツアーをおすすめする。世界中の人が集まるドバイには、世界の食も集まっている。

そんなドバイだからこそできるのが、この中東グルメ食べ歩きツアー。定番の中東グルメをはじめとして、食べ物の歴史や文化的背景も丁寧に説明してくれることで人気のツアーだ。

おすすめのお土産情報

ドバイ土産といえば、高級デーツや高級チョコレートなどが有名。とくに世界的にも有名なパッチ・チョコレートは、日本の通販サイトでも手に入らないのでドバイに来た際にはゲットしておきたい代物である。

【決定版】ドバイ土産総まとめ。ばらまき用からおしゃれ雑貨まで

ドバイのグルメスポット

おゴージャスなドバイには高級レストランしかないのでは?と思われるかもしれない。確かにおゴージャスなレストランもたくさんある。

一方で、ローカル感漂うグルメスポットもあふれている。なにせ100ヵ国以上の人間が住むドバイは世界の食の宝庫。世界中のグルメを堪能するのに最適な場所なのだ。

ドバイで人気&おすすめのB級グルメレストラン8選!ドバイの王族が認めた店も!

ドバイの代表的なイベント

10月から3月にかけては、ドバイはイベントラッシュになる。暑さでゴーストタウンと化していたドバイが活気づく時期だ。

ドバイといえばショッピングイベント!

買い物天国ドバイ。2018年から5%のVATが導入されたものの、ドバイにショッピングをしに世界中から人々がやってくる。中でもドバイの2大ショッピングイベントが、毎年1月からおこなれる「ドバイ・ショッピング・フェスティバル(通称DSF)」と夏の時期に行われる「ドバイ・サマー・サプライズ(通称DSS)」だ。

世界の文化に触れる!グローバル・ヴィレッジ

子どもから大人まで楽しめるのが、毎年10月から4月にかけてひらかれる「グローバル・ヴィレッジ」。世界中の店が出店しており、各国のダンス、音楽、民芸品、料理などが楽しめるミニ万博となっている。

ドバイのミニ万博!「グローバルヴィレッジ」の行き方から見どころまで!

おしゃれな青空市場。ライプ・マーケット

オーガニック食材やハンドメイド雑貨などが並ぶ「ライプ・マーケット」。ハンドメイド雑貨やものづくりに興味がある人にはおすすめ。

ドバイ・デザイン・ウィーク

ドバイが最近熱を入れているのが、デザイン。特に毎年12月に開かれる「ドバイ・デザイン・ウィーク」は、デザイン&アート関連ではもっとも大規模なイベント。ワークショップや世界中のアーティストたちの展示会で毎年大盛り上がりを見せる。

ドバイに3泊以上するなら、アブダビ日帰り観光もおすすめ

ドバイだけでも十分見ごたえがあるスポットが満載だが、せっかくドバイに滞在するならアブダビにも行く価値はある。グランドモスクやルーヴル・アブダビ美術館など、ドバイにはない豪華絢爛さにあふれた観光スポットがあるのだ。

ドバイからアブダビまでは車で1時間半ほど。日帰りで十分に楽しめる距離だ。

【決定版】アブダビ観光で外せない!王道&おすすめ観光スポット12選

ドバイ旅行おすすめ本&サイト

特にドバイは変化が激しい国なので、レストランや観光地は必ず最新の情報をチェックするすることをおすすめする。半年前まであったレストランが、すでになくなって別の店になっていたり、1年前にはなかった新たな観光地もぞくぞくと出てきている。

旅行本とあわせて、ドバイ政府観光局サイトをチェックするなど、最新の情報を手に入れるようにしたい。

ドバイ空港には、タイムアウトが発行している無料のフリーペーパーがある。ドバイの観光スポットから、現地で人気のレストラン、バーなどの情報が手に入る。

さらに現地の最新情報をゲットするなら、What’s on DubaiTime Out Dubaiといったサイトを活用したい。

英語版だが、週末のイベントや最新の観光スポット情報がリアルタイムでゲットできる。現地のスーパーやキオスクでは雑誌が販売されているので、ぜひ手にとってみてみたい。

さらにレストランのレビューをチェックするのに便利なのが、食べログのドバイ版、「ZOMATO」だ。レストランの時間やドバイ住民のレビューをチェックすることができる。

観光サイトや本だと、実態よりも良く書かれているので、レビューを確認してから行くとよいだろう。

ドバイ旅行おすすめ本

ドバイ旅行の最新情報を得るなら、るるぶがおすすめ。

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20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

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