もともと砂漠しかなかった土地に、近未来的都市を作ったことだけでもミラクルだが、ドバイはそれだけでは気が済まないらしい。
とにかく観光客を驚かせたいドバイは、次なる策を考えた。それが、砂漠の庭園、ミラクル・ガーデンである。
あたりは、まだ開発中の建物や半砂漠のような土地に囲まれている。そこへ突然現れるのが、緑に囲まれた空間。
中へ入ってみると、先ほどまで半砂漠にいたことが嘘かのように、庭園は緑や色とりどりの花であふれかえっている。単に、美しい花を楽しもうというコンセプトでなく、花を使ったテーマパークである。
砂漠の国に、こんな庭園があるとは、誰も予想しなかったであろう。まさにミラクル。
一方で気になるのが、コンセプト不明の不気味なオブジェやどこかで見た頃がある顔。
単純に砂漠のオアシスを求めてやってきたつもりだが、キャラの版権や維持費というリアルが気になってしょうがない。
それにしても、無理している感はある。
なにせ砂漠の国なのだ。冬季であっても、日中の気温は30度前後。雨も片手で数える程度しか降らない。降っても、ふりかけのようにパラパラとしたもの。
エンターテイメントとして、花を美しく保つためには、並々ならぬ人でと維持費がかかっているに違いない。
ミラクルガーデンの他にもドバイには、屋内スキー場やスケートリンクなどが存在する。砂漠の国でわざわざ冬を演出しなくても・・・と思うのだが。
ドバイの屋台の定番は、やっぱり蒸しトウモロコシ。
ミラクルガーデンへの行き方
ミラクルガーデンは、ドバイの中心地から離れた場所にある。
バスで行く場合、モール・オブ・ジ・エミレーツ駅までメトロで行き、駅のバスターミナルから、105番のバスに乗る。料金は5ディラハム(約150円)で、時間は20分程度。
タクシーで行く場合は、ドバイ中心地からだと片道50~70ディラハム(1,500円〜2,100円ほど)。もちろんタクシーが待機しているので、帰りも安心。数人で行く場合は、タクシーの方が便利だろう。
営業時間&チケット料金
ミラクルガーデンは、11月中旬から5月中旬までの期間限定で開園している。夏は40度越えになり、花へのコンプライアンス的視点から、営業はしていない。
日曜から木曜までの営業時間は、朝9時から夜9時まで。ドバイの週末である、金曜と土曜は夜11時まで営業。
チケット料金は、大人1人50ディラハム(約1,500円)。だいたい、2〜3時間ほどあれば見て回れる場所だ。
ドバイ旅行おすすめ本
ドバイ旅行の最新情報を得るなら、るるぶがおすすめ。