世界を旅した気分になる!イブンバトゥータモールの見どころを紹介

なぜか日本旅行者の間で、密かに人気があるのが、ドバイにあるイブンバトゥータモール。そんなイブンバトゥータモールの見どころについてご紹介。

買い物しながら旅行気分を味わえる

イブンバトゥータモールは、14世紀に活躍したイブン・バトゥータというモロッコの大旅行家の名前に由来している。彼は単なる旅行者ではない。なんと30年もの間、世界を旅していたのである。

まだ飛行機もない時代である。陸ではラクダ、そして海では船を使い、イブン・バトゥータは、モロッコがあるアフリカ大陸から、中東、インド、中国へと旅行した。

イブンバトゥータモールもそれにあやかり、モール内はペルシャ(イラン)、インド、中国、エジプトとイブン・バトゥータが実際に訪れた国ごとにセクションが分かれ、デコレーションがほどこされている。

日本人に人気の「世界一美しいスタバ」は、ペルシャセクションにある。天井の高いドームに彩られる無限に続く植物文様や幾何学模様の美しさが、見るものを魅了するのである。

イブンバトゥータモールの世界一美しいスタバ
日本人観光客の間で話題の「世界一美しいスタバ」

イブンバトゥータモールのペルシャ館
ペルシャセクション。タイルで作った幾何学模様が印象的。ショッピングモールのクオリティではない。

しかし、このスタバを「観光地」としてみなしているのは、どうも日本人だけなのである。何度か訪れたことがあるが、他の国の観光客がスタバ目的にやってきているのは、あまり見かけない。

日本人以外の間では、かなりマイナーな観光スポットなのだろう。それに、場所もドバイ市内からはちょっと離れている。

このスタバゆえに、ペルシャセクションだけが注目されがちだが、別のセクションも一見の価値がある。中国セクションには、15世紀に中国からアフリカへ船で旅をした鄭和の船の模型が展示されている。

その規模感は、単なるショッピングモールに置かれた模型のレベルを超えている。模型としては、ディズニーランドレベルの本気度なのである。

イブンバトゥータモールのエジプト館
エジプトセクション

イブンバトゥータモールのインド館
インドセクション

イブンバトゥータモールの中国館
中国セクション。モールにこんな巨大な船はいるのか。

これらのセクションを回りながら、なんだか旅をした気分になれる。イブン・バトゥータモールは盛大なエンタメ要素が盛り込まれた、ショッピングモールといえよう。

フードコートやショップも充実

ドバイで観光客が訪れるショッピングモールといえば、言わずもがなドバイモール。もしくはモール・オブ・ジ・エミレーツだろう。

買い物という点に関しては、イブンバトゥータモールは、それほど店の種類があるわけではない。高級ブランド店やおしゃれな衣料品店があるわけではないが、必要なものは大体そろう。

イブンバトゥータモールのスーパー
巨大なカルフールのスーパー。とにかくなんでもそろっている。お土産なども種類が豊富

巨大なスーパーが入っているし、日用品や雑貨が安く買えるメイソウも入っている。ドバイモールからするとこじんまりとはしているが、その分人も少ないのでショッピングしやすいと言える。個人的には、かなりお気に入りのモールである。

フードコートやレストランも充実している。フランスのおしゃれカフェ「Paul」もあるし、日本食が食べられる場所もある。

イブンバトゥータモールへの行き方

モールは、ドバイ中心地からはやや離れたところにあり、ドバイメトロで行くのがオススメ。最寄りの駅は、イブンバトゥータモール駅。駅に着いたら、とりあえず人の流れに沿って外へ出ればOK。

イブンバトゥータモールは駅の目の前にある。ドバイ空港からイブンバトゥータモールまでは、メトロだと50分ぐらいかかる。車やタクシーの場合は、40分ほど。

営業時間は朝10時から夜10時まで(木曜と金曜は深夜12時まで)。

20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

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