ドバイ観光の目玉の1つといえば、ドバイファウンテンだろう。一体世界のどこに、噴水ショーを一大観光スポットとして売り出す場所があるのか。ドバイである。
噴水ショーなんていってもたかが知れてるやん？と普通の人ならば思うだろう。しかし、ドバイにとっては、この噴水ショーは観光業の稼ぎ頭の一つともなりえる、といっても過言ではない。
世界中から観光客を寄せ付ける、奇怪かつ壮大な噴水ショー。噴水の概念を変えるドバイファウンテンについてご紹介。ドバイファウンテンを見れば、もはや「たかが噴水・・・」だなんて、あなどることはできないのだ。
ドバイファウンテンとは？
概要
世界一高い高層ビル、バージュ・カリファをバックにして行われるドバイ一押しの巨大噴水ショー。ショーは30分おきに行われるが、音楽にあわせて巨大噴水が躍るのは5分のみ。
みどころ
誰もが知る洋楽のヒット曲やアラブの曲に合わせ巨大噴水が躍る、新感覚のエンタメ。最近ではK-POPの曲もつかれるようになった。
日時
毎日開催。18時～23時、13時、13時半（金曜日は13時半と14時）
場所
ドバイモール横
料金
無料
時間帯に要注意
噴水ショーという日常感あふれるワードから、いつ何時でも噴水ショーは見られるものだと思ってはいけない。そんなイージーなミスを犯すほどドバイはあほではないのである。
そう、ドバイは考えた。観光スポットの１つになるぐらいだから、簡単に見せてはいけないのである。
ドバイファウンテンは噴水を最も美しく魅せる時間帯、すなわち夜にしか行われないのである。その時間帯は18時から23時である。
通常であれば、客がもっとも多く押し寄せる昼間時にやるもんだろう、と考えるかもしれない。けれども、冬でも日中が暑く、夏は尋常じゃない気温になるため、この地域の人々はたいてい日が暮れてから活動を開始する。そんな配慮もあってのことだろう。
しかし、せっかく昼間にもお客さんが来ているのに、彼らが夜まで噴水ショーをまたなければならないのは、ドバイのおもてなし心が許せない、とでも思ったのだろう。
そこで昼間の12時から13時までも一応噴水ショーは行われる。しかし、ドバイの狙いは正しく、噴水ショーはやはり夜に見た方が断然きれいである。
タダでショーを堪能！ドバイファウンテン鑑賞の定番スポット
さて、肝心のドバイファウンテンをどこで見るかである。一番オーソドックスな方法は、ドバイファウンテンを囲むアーケードだろう。間近で見られるうえに、タダなのでいつも観光客が押しよせている。
18時前ぐらいになると、少しでもよいポイントで見ようとみな場所取りを始めるぐらいだ。基本的に、ここでも十分楽しめる。
ファウンテンを取り囲むアーケードの中でも特に良いスポットが、スーク・アル・バハル橋の上。バージュ・カリファと噴水ショーがカメラの中にきれいに収まるので、いつも人で混み合う。
近くで噴水が見えるらしい、ボード・ウォークって？
ドバイはとにかく稼ぐのがうまい。普通ならば、無料のスポットでお客さんに見てもらえれば十分、と満足するところだろうが、ドバイは少しでも儲けようという意欲が半端ない。
そこで生み出されたのが、ボード・ウォークである。ドバイファウンテンを少しでも近くから、ゆったりとみられるように、というドバイの計らいである。
確かに、無料のスポットは常に観光客で込んでいるし、ボード・ウォークであればマットの上に座ってゆったりと鑑賞することができる。
チケットの価格も、20ディラハム（約600円）とそこまで高くない。しかし、見たところあまり利用者は多くないようなので、無料スポットでも十分なのかもしれない。それに、バージュ・カリファを背にしてしまうのが一番の残念ポイントである。
チケットは現地で購入することも可能。バージュ・カリファの展望台チケットのセットとしても公式サイトで売られている。
VIP気分を堪能！噴水の迫力を間近で体感できるレイク・ライド
リーズナブルにVIP体験をすることができるのがこのレイク・ライド。アラブ風にデコレーションされた渡し船で、ドバイファウンテンの周りを優雅に一周するのだ。
間近で噴水ショーを体感できるレイク・ライド
少人数で、しかも船に乗りながらだ。無料スポットで魑魅魍魎とうごめく観光客をよそめに噴水ショー。一種のVIP体験を味わうことができる。チケットの価格は一人当たり68ディラハム（約2,000円）。
リーズナブルで、ちょっと違う体験をしたい人にはおすすめだ。公式サイトで事前に予約することも可能。
優雅にショーを楽しめる！ドバイファウンテン付近のレストラン
ティプタラ以外にも噴水ショーを見ながら食事を楽しめるレストランがある。
ドバイモール内であれば、個人的には「Social House」がおすすめ。ステーキや寿司などインターナショナルな料理がそろい、味も申し分ない。値段も近辺のレストランに比べるとリーズナブル。
お酒はないが、リーズナブルに食事をしながら噴水ショーを見られるので、よく知人を連れて行っている。
スーク・アル・バハル内に入っているレストランからも鑑賞可能。スーク内には多くのレストランが入っているが、「Serafina」やアラブ料理レストラン「Abd El Wahab」は噴水ショーが見られる数少ないレストランだ。
ちょっとお酒を飲みたくなったらアルコールを提供する店やバーもあるので、非常に便利な場所である。
噴水ショーを見ながら優雅にディナー「ティプタラ」
噴水ショーを見ながらディナーを楽しめる、ということで人気なのがタイレストラン「ティプタラ」だ。高級感があり、記念日や特別な思い出を作るのには最適な場所。
タイ料理レストラン「ティプタラ」。ファウンテンビュー席は、予約しておいたほうがよい。
お酒を飲みながら、噴水ショーが見られるという点もポイントが高い。ドバイモール内はお酒を飲めるレストランがなく、また近辺でお酒が飲めるレストランであっても必ずしも噴水ショーが見られるとも限らない。
その点において、ティプタラは唯一無二の人気レストランを誇っているのである。
バージュ・カリファに入っている高級レストラン「アトモスフィア」からも噴水ショーをみることは可能だ。しかし、上から見下ろす形であり、バージュ・カリファがカメラに入らないため、迫力は少し半減する。
部屋から噴水ショーが見える！贅沢すぎるパレスダウンタウン
噴水ショーを見る上で、もっとも贅沢な方法が、ドバイファウンテン前の「パレスダウンダウン」に泊まるという方法である。
泊まってまで見るものだろうか、と半信半疑ながら私も実際に泊まってみた。しかし、部屋の窓からバージュ・カリファ＆ドバイファウンテンが見えるではないか！？ベッドでごろごろ寝ならがらにして30分おきに噴水ショーを鑑賞するという稀有な体験をしてしまった。
部屋から噴水ショー！？贅沢すぎるパレスダウンタウンホテル滞在記
普段はアンチドバイな私であるが、やはり部屋からあの幻想的な噴水ショーとバージュ・カリファを眺めていると、ドバイマジックにかからないではいられなかった。
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