部屋から噴水ショー!?贅沢すぎたパレスダウンタウンホテル滞在記

ドバイ観光の拠点としてもっとも人気があるのが、ダウンタウンドバイである。

世界一高い高層ビル、ブルジュ・カリファ、巨大な噴水ショーが堪能できるドバイ・ファウンテン、世界一巨大なドバイ・モールといったドバイの象徴ともいえる、観光スポットが目白押しな場所だ。

ドバイ滞在するにあたって、やはりここを拠点とする人は多い。ゆえにホテルも多くあるのだが、中でも抜きん出て人気なのが5つ星ホテルのパレスダウンタウンである。

ドバイ名物の観光スポットが目の前に!

ホテル一押しの「ファウンテン・ビュールーム」に泊まれば、部屋からあの噴水ショー&バージュ・カリファを独り占めできるのだ。しかも、ドバイモールにも徒歩10分で行けてしまう、という便利さ。

これほど好条件が整った場所はないだろう。というわけで絶賛大人気のホテルなのである。

私も実際に滞在するまでは、部屋から噴水ショーっていってもねえ?タダでも見れるわけだし、と思っていた。しかし、やはりパレス。そこには泊まったものにしかわからない贅沢がちりばめられていたのである。

5つ星高級ホテルの名にふさわしいおもてなし

5つ星ホテルとあって、やはりサービスの質と内装は期待を裏切らない。5つ星ホテルという空間にいるだけで、人間の格が上がったかのような錯覚さえ覚えてしまう。


写真スポットとしても人気なパレスダウンタウンの入り口


ロビーはアラブ風にまとめられて落ち着いた感じ

4人で泊まれるのはスイートルームぐらいしなかなったので、2人部屋のレイクビュールームとファウンテンビュールームをそれぞれ予約。部屋の内装はほぼ同じ。やはり大きな違いは、部屋からの景色とみえたる。


レイクビュールームの室内

レイクビュールームはそんなに期待していなかったのだが、1階の部屋からベランダを出ると普通にドバイファウンテンが見れた。わざわざファウンテンビュールームを予約しなくてもよかったかも?


1階のレイクビュールームからベランダへ出るとこんな感じ。目の前にあるのは、スーク・アル・バハル。


部屋のベランダから歩くこと20秒ほどで、なかなかよいスポットにいけた。これでも十分である。


ファウンテンビュールームからの景色。ベランダは完全プライベート式。

なにやらパレスと名のつく部屋に泊まると、お値段が少々高い分、いろいろなサービスがつくようで、24時間いつでもチェックイン、空港からの無料送迎サービスがついていた。

ブルジュ・カリファを眺めながらの朝食ブッフェ


朝食ビュッフェが食べられるレストランは、広々としている。室内かテラスかを選択できる。

バージュ・カリファが見えるテラスで食事をしていると、ドバイでよく見る黒と黄色の愛らしい顔をしたインドハッカたちがさえずっていた。もちろん鳥たちもタダでコーラスショーを披露しているわけではない。彼らの狙いは、エサである。

面白がって、パンくずなどをやっていたらどんどん鳥が集まってきて、しまいには鳥嫌いとみられるおばさんに、冷たい視線を送られた。我々が席をたつと、おばさんはわざわざ自席を離れてまで「しっし」と鳥をおいやっていた。

アニバーサリー・サービスにささやかな感動を覚える

私は高いホテルに泊まると、ちょっとでももとを取らねばという根性なので、むやみやたらと「アニバーサリーサービス」を頼むようにしている。いや、今回は実際に両親のアニバーサリーなので嘘ではないのだが。

「アニバーサリーなのでちゃんと頼みますよ」と事前に連絡をいれておき、打ち合わせ通りベッドの上にはアニバーサリーを記念する動物タオルとバラの花が置かれていた。

さぞかし、両親は感動するにちがいないと、両親の顔を見やると、彼らの反応は意外にもあっさりしたものだった。むしろ当人たちが「アニバーサリーだったけ?」と確認し合っている状態である。

タオルの白鳥がむなしくスルーされたかと思いきや、なぜか両親の話題は、アニバーサリーで用意されていたケーキへ。「ねえ、このケーキ本当に美味しいわよ。食べてみなさいよ」。

どうせドバイのケーキなんて、がさつでまずいのだ。毎月のように職場で誰かの誕生日ケーキを食べている人間からすれば、分かりきったことだった。

勧められたのでしぶしぶ食べてみたのだが、なんとドバイ生活で一番美味しいケーキだった。何これ!?こんな繊細でとろけるようなケーキは日本でも滅多にお目にかかれないかもしれない。そんなケーキであった。

こんな時、アニバーサリーサービスを頼んで良かったなと思うのである。

とりあえず2切れほどを食べたところで、我々はケーキのことなど忘れてドバイ観光へ繰り出すのだった。

しかし、部屋へ帰ってみると我々が確かに2切れ食べて残したケーキが、再び新しいケーキに取り替えられていた。ケーキの完全復元。これまでみたことがない。いくらパレスでも、ちょっと気がききすぎている。

部屋からドバイファウンテンが!

書いている本人も忘れかけていたが、このホテルに泊まった最大の目的は、部屋から噴水ショーを見ることである。いや、それほどまでにこのホテルのサービスは書くことが多いのだ。

何度か見ている噴水ショーであっても、やはりシチューエーションが異なると見え方も違う。部屋からあの噴水ショーが見える!しかもブルジュ・カリファも!これほど興奮することはないだろう。


部屋からの夜景。よくわからないぐらいにキラキラしている。


部屋から噴水ショーが!

噴水ショーは30分おきに、5分間だけ行われる。よって外で立ち見をすれば1~2回ぐらいしか見ないが、部屋から見れるとあって5回ぐらい立て続けにみてしまった。

いつもは冷めきっている私でも、ちょっとした興奮を覚えた。これぞドバイマジックである。と同時に、ドバイの巧妙な観光戦略に敬服しないではいられなかった。

ドバイ・マジックにうっとり

バージュ・カリファやドバイファウンテン、ドバイ・モールはエマール社というUAEのディベロッパーが手がけたものだ。そしてこのパレスダウンタウンも例外ではない。

砂漠という何もない状態から、世界中の観光客を引きつける「世界一」を作り出し、それによりこのダウンタウンの光景は、誰もが見たい価値あるものとなった。その価値を売りに、パレスダウンタウンも作られたのである。

今となってはあたり前の光景だが、かつて何もない砂漠地帯で、現在のような未来像を描いた人々には、感服するばかりである。

パレス・ダウンタウンおすすめポイント

・ ドバイ観光の一番の人気地区、ダウンタウン・ドバイにあり
・ ドバイモールに歩いていける!ロケーション抜群
・ ホテル内の人気アルゼンチンレストラン、「Asado」やスーク・アル・バハル内のレストランにも近くて便利
・ 部屋からバージュ・カリファ&噴水ショーが見える

料金は部屋や時期によって異なるが観光シーズンの11月から2月あたりは、1泊5万円〜。夏のオフシーズンには半額の値段で泊まれる。
パレス・ダウンタウンの詳細をチェック

ドバイ旅行おすすめ本

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20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

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