ドバイの物価は高い?旅行前に知って得するドバイの物価事情

ゴージャス都市なイメージがあるドバイ。きっと物価も高いでしょう・・・と心配をするかもしれない。

しかし、残念ながらドバイの物価は本当に高いのである。そんなドバイの物価事情について、ドバイ在住者が解説。

観光客からガッツリとります!がスローガンのドバイ

観光業はドバイにとって重要な産業。観光業なくして今のドバイはありえない、というぐらいドバイにとっては観光客様様なのである。

確かにドバイでかかった旅費を振り返ると、ドン引きしそうなぐらい観光客から金をとっているなあ、と思う。ドバイには住民税や所得税がない。しかし、ホテル滞在には市税、消費税、観光税などがガッツリとかかっているのだ。

詳細はこちらの記事を参照
知っておきたい!ドバイで宿泊費以外にかかる観光税とは?

ドバイ観光で一番お金がかかるのがホテル

そこそこいいホテルに泊まろうと思えば、ハイシーズンであれば1泊5~6万円ほどする。1泊10万円というのもザラだ。

一方で、バックパッカー向けのホステルやB&Bも最近こそできてきたが、まだその数は少ない。バックパッカーの出現率が極めて低いことが、物価の高さを物語っている。

ホテル料金の目安(ハイシーズン)

ラグジュアリーホテル:4万~15万
ビジネスホテル:1~3万円
格安チェーンホテル:1~3万円
*ローシーズンには半分から3分の1ほどの値段になる。

【決定版】ドバイでおすすめの人気高級ホテル&コスパ最強の格安ホテル

安い店から高級レストランまで。食事の選択肢はいろいろ

ドバイがあるUAEはイスラーム教の国なので、本来はお酒がNG。しかし、観光客はドバイ存続の頼みの綱なので、それなりに譲歩はしている。

しかし、酒が飲みたきゃ金を払いな!という精神なので、税金を過剰にかけた結果、ビールは1杯1,200円。ドバイは世界一ビールが高い場所なのだ。

世界一ビールが高い!ドバイの酒事情。お酒を飲むなら持ち込むべし!

なのでレストランでお酒を飲めば、食事の料金はぐんとあがる。以下は、お酒なしで食事をした場合。価格は一人当たり。

食事にかかる料金の目安

高級レストランのディナー:6,000円~
中級レストラン・食堂のディナー:~3,000円
高級レストランのランチ:3,000円~
中級レストラン・食堂のランチ:~1,500円
ファストフード:~800円
スーパーのデリカッセン:400~800円
ビール1杯:1,200円~
ワイングラス1杯:1,400円~

ドバイを満喫するなら、そこそこの出費は必要

タダで見て回れるほど、ドバイの無料観光スポットは充実していない。いうなれば、ドバイは大人のためのディズニーランド。ドバイを楽しむならやっぱりマネーが必要なのである。

観光アクティビティにかかる料金目安

バージュ・カリファ展望台チケット:約4,000円〜
ドバイ・フレームチケット:約1,500円
砂漠ツアー(ディナーつき):約7,000円〜
アクアベンチャー・ウォーター・パーク:約8,000円
ドバイグルメツアー(4時間):約1万円
7つ星ホテルでアフタヌーン・ティー体験:約1万6,000円〜

ドバイには、富裕層やVIP向けもサービスも充実。例えばバージュ・カリファ展望台チケットは通常であれば約4,000円。しかし、展望台よりもさらに高い階にいけて、プライベート空間&ハイティーが堪能できるVIPプランになると、価格は1万円以上になる。

富裕層に対しては、お金を払えばそれだけの対価のサービスが受けられる。ある意味では、金持ちへの配慮が行き届いているのがドバイなのだろう。

日本よりも安いのは・・・

ホテルもレストランも高い。やっぱりドバイはイメージ通り物価が高いと思われただろう。しかし、冷酷なドバイにも情というものはある。

交通機関の料金目安

タクシー初乗り:360円
ドバイ空港から市内までのタクシー料金:約2,000~3,000円
メトロ片道:120~300円

タクシーはドバイ市民にとって、一般的な交通手段のためお値打ちになっている。メトロも300円払えば、ドバイ空港からドバイの端っこまでいくことができる。移動手段に関しては、日本よりも安いのだ。

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そのほかにも人間にとっての必需品である水は、500mlのペットボトルで約60円と日本よりも安い。日本にもミネラルウォーターを輸出するほどであるから、水は結構あるのだ。そのほかガソリンも1リットル当たり60円ほど。

ドバイでブランド品を買うのはお得?

無税というイメージがついているためか、一様にドバイで買い物をすればお得だと思っている人は多い。かつて私もそんな幻想を抱いていたのだが、案外そうでもないのだ。

2018年からはVATと呼ばれる消費税が導入されているし、関税がかかっているためかネットで買い物をする方が断然安いのだ。

通常のモールで売られているものは、どれも観光客向けの値段なので、少々お高め。アウトレットモールにいくなり、セール時期を狙って買い物をするのが、ドバイでの賢い買い物術である。決して、通常時にモールで買い物をするのはおすすめしない。

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トランジット利用。空港での物価は?

トランジットでドバイ空港のみを利用するという人もいるだろう。

キオスクなどのショップであれば、水やスナック類は日本とほとんど変わらない。ただ、コーヒーショップや軽食屋ともなると、途端にドバイの高い物価を見せつけられる。

普通のチェーン店コーヒーでも1杯あたり500円。マフィンなどもつければ軽く1,000円は超える。

一度、ドバイ空港に入っているアジアレストラン(ドバイによくあるチェーン店)で食事をしたのだが、アジア風ヌードル1杯とビール1杯で3,000円もしたときはたまげた。空港でまともな食事にありつこうと思えば、それぐらいはするのだ。

総じていえば、確かにドバイの物価は高い。砂漠のど真ん中に無理して作ったリゾート地で遊ぶのだ。酒も飲める。そうしたことを考えれば、意外と妥当な値段なのかもしれない。

ドバイ旅行おすすめ本

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20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

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