楽しいドバイ旅行。せっかくの休暇だし、お酒も飲みたい!と思う人は多いはず。
しかし、対するはイスラーム教の国、アラブ首長国連邦(UAE)。果たしてそんな国でおおっぴらにお酒を飲めるのだろうか?という疑問にお答え。
こう見えて、結構飲める場所多いんです
ドバイにはワンピースのルフィ並みにでかい野望がある。それが「ドバイは世界一の観光地になる!」というもの。
しかし己はイスラーム教の国。建前上は酒を飲んではならない。しかし、世界中から観光客を呼び込むためには酒を提供しなければならないという点にドバイは、はたと気がついた。
そこでドバイが取った方法。それは一部の場所では酒を飲めるようにしよう!だが、飲みたきゃ金をちゃんと払いな、ということである。
ということで建前上は禁止されているものを飲める。その代わりに通常よりも税金を高くして、収入をいただきましょう、という結論に至った。ドバイはこうした点において結構やり手なのである。
お酒が飲めるのは、限られたレストランだけ
現在、ドバイで酒を飲めるのは「リカーライセンス(お酒を提供するためのライセンス。めちゃ高い。)」を持っているレストランないしはバーのみ。そうした「酒場」のほとんどは、ホテル内にある。だからとりあえずドバイで酒を飲みたくなったらホテルに駆け込むべし。
ほとんどのホテルは、室内の冷蔵庫に酒は完備していないが一部の高級ホテルなんかでは、ビールやワインがおいてある。
モール内でお酒が飲める場所はない
公共の場である、ショッピングモールに入っているレストランではお酒が飲めない。世界一巨大なドバイモールでさえ、お酒が飲める場所は皆無だ。
どうしてもドバイモール近くでお酒が飲みたい場合には、モール横に隣接するスーク・アル・バハルへ駆け込むべし。お酒が飲めるレストランやバーがひととおりそろっている。
ラマダン中はお酒が飲めるチャンスが激減
ドバイでは毎年1か月ほどラマダンが訪れる。この期間だけ、イスラム教徒たちは日中の飲み食いを避ける。神聖な月だということもあって、公共の場でも飲食をするのが気まずい雰囲気が漂う。
のんべえは、決してラマダンにドバイにやってきてはいけない。普段ならまだホテルに駆け込めば、お酒が飲めるレベルだが、ラマダンは違う。いつもはお酒が飲めるホテルでも、お酒を出さなくなる場所が多い。
お酒を飲める場所を、しらみつぶしに1つずつ探さなければいけないという苦労が伴う。せっかくバーやレストランにいっても、お酒はねえ!といわれる。
飲酒は21歳から。ドバイの飲酒ルール
基本的にドバイやアブダビでは21歳からお酒を飲むことができる。一方で、ドバイのお隣の首長国シャルジャはかなり厳格な場所なので、アルコールは一切飲めない。
ドバイ住民であれば、お酒を買うのに「リカーライセンス」というものを所持しなければならない。運転免許証のようなものだ。これがあれば、UAE内にひっそりとある酒屋でお酒を購入することができる。
関連記事:ドバイでお酒は以外と手に入る!?ドバイ飲んべえライフ
観光客はこのライセンスを持つ必要もなく、ホテル内のレストランやバーで飲むことができる。これは違法ではない。しかし、公共の場で酔っ払ったそぶりを見せれば違法となるのでご注意を。
ビール値段はが世界一高い!?
私自身はどうしてもお酒が飲みたかった時、高いなあと思いつつもホテルのバーやレストランに通っていた。先述したようにドバイの酒は高い。ビール1杯あたり、約1,000円もする。ちなみにワイングラス1杯も同様の値段。
日本食レストランであれば日本のビールやお酒も飲めるが、目玉が出るほど高い。1杯2,000円!の梅酒ロックを見たときはさすがに目をひん剥いてしまった。
おまけに日本のような「飲み放題」システムはほぼ皆無である。珍しくあったとしても平気で1万円とかふっかけてくる。
実際にドバイの酒の高さは有名らしく、ドバイはビール1杯の値段が1番高い国としてランクインしていた。ちなみに1番安かったのはフィリピンのマニラで約160円。なんだこの差は。
ドバイに酒を持ち込む方法と注意
ではいかにして酒を安く飲むか。空港の免税店で購入して、持ち込むという方法がベストだろう。ドバイでは到着ゲートに免税店がある。通常はないのが普通なのだが、どうしてもお酒を飲みたい客のために考慮しての結果だ。
免税店で買えば、ワインボトルだって1本1,200円ほどで手に入るし、ビールも6本入りで納得の値段(1本からのバラ売りはない)。日本で購入するのとほぼ変わらない。
数日の旅行であれば、大量に買うこともないだろうが、一応一人当たりの持ち込める分量が決まっているので、店員に確認すると良いだろう。
町中でお酒をもって歩く際には、外から見えないようにすること。公式では、公の場でお酒をさらしてはいけない決まり。あくまでも「禁じられたブツを運んでいる」という心構えでいなければならない。
ホテルでチェックイン前後に荷物を預けるときには、お酒が入っていることがわかってしまうと預かってくれないケースもあるので要注意。
レストランでお酒を飲むならハッピーアワーを活用すべし
もう1つお得に飲む方法としては、ハッピーアワーを利用すること。早めの時間帯であれば、通常の1杯の価格で2杯とか飲めてしまう。つまり半額。これを利用しない手はない。
難点としてはお酒のセレクションがあまりない(主にビール)ことだが、それでも随分安く飲めるので嬉しい。ハッピーアワーは、いろんな場所でやっているのでホテルにあるバーなんかをチェックすると良いだろう。
個人的におすすめなのが「ベルギー・ビア・カフェ(Belgian Beer Café)」。ドバイ市内にいくつか店舗がある。巨大なグラス1杯のビールがリーズナブルに飲めて、ご飯もそこそこ美味しい。
わいわい気軽に飲むのなら、ベルギー・ビア・カフェ
おしゃれな雰囲気で飲みたいならドバイ・マリーナの「トライベッカ(Tribeca)」。週末は多くの人でいつも混むほどの盛況ぶり。
おしゃれな雰囲気で飲むのにぴったりなトライベッカ
ダウンタウンあたりだとシェイク・ザイード・ロードにある「Level43」。屋上バーになっており、ああドバイにいるんだなあという感慨を味わえる。
Level43から見るドバイの夜景は圧巻。
賑やかな場所で飲みたいという人には、ドバイのパリピ御用達の「ロック・ストック・バレル(Lock, Stock & Barrel)」をお勧めしたい。ここはもはやイスラム教の国ということを忘れるぐらい、混沌としている。
渋谷のクラブを思い起こさせるロック・ストック・バレル
バーなのにお酒が飲めない日がある
通常はホテル内のレストランやバーではお酒が飲める。しかし、イスラーム教の祝日の前日はどの店もまったくお酒が飲めなくなる。それまで普通にお酒を提供している店であっても、だ。
この日は、通称「ドライ・ナイト」と呼ばれる。ちなみにイスラーム教の祝日は、月の動きで決まるので、祝日かどうかは大体数日前に確定する。さらに国ごとに月を観測する機関があるので、同じイスラーム教の国でも、国によって祝日の日が微妙に違うこともある。
しかし、祝日当時は飲めるというから不思議なものである。
飲んでも飲まれるな。肝に銘じるべし
酒は飲める。けれどもここが重要。飲んでも決してベロベロになってはいけない。いくら酒は飲めても、公共の場で酔っ払っているとみなされた場合には、法律違反になる。
寛容な日本では、ベンチや道端でスヤスヤしたり、喧嘩をふっかけてもいつもの光景だなあと人々は思う。けれども、それをドバイでやったらアウトである。
未婚の日本人カップルが検挙されたこともある。泥酔状態で公共の場に停めていた車内でことに及んでいたのを私服警官に発見されたという。酒が直接の原因ではないが、酒によってきちんとした判断ができなくなった結果ということだろう。
お酒を飲んで逮捕?その理由は?
また、エミレーツ航空で酒を飲み、泥酔した状態で入国審査官に喧嘩を売ったスウェーデン人が逮捕されるという事件も起きている。彼女がイギリス在住だったということもあり、在ドバイのイギリス大使館はドバイでの飲酒に関する異例の発表をした。
それが「飛行機で酒を飲むな!」というものだ。さらにドバイ在住のイギリス人たちには、酒を購入、所持する場合は必ずアルコールライセンスを持ち歩くこと、と促した。
ちょっとやりすぎじゃないか、と思われるかもしれない。
しかし、酒で粗相を起こせばヨーロッパ人だろうが、アメリカ人だろうが関係ない。それは日本人であってもだ。飲んでも飲まれるな。休暇だからといってハメを外しすぎると、人生のレールまで外れる恐れがある。
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