ドバイの旅行費用いくらかかる?予算の目安から費用を抑えるポイントまで

ドバイといえば、金持ち専用の観光地というイメージがある。どうせ何をするにもお金がかかるんじゃない?と思われるかもしれない。

確かにそのイメージは間違っていないが、それほどお金をかけなくても楽しめるのがドバイでもある。しかし、逆にお金を使わなさすぎるとドバイ旅行の楽しさも半減する。お金の使い方のさじ加減が難しいところである。

そんなわけで、ドバイ旅行ではどこにお金をかけるべきなのか、費用を抑えるポイント、そしてドバイ旅行にかかる費用の目安などをご紹介する。

ドバイ旅行にかかる費用の目安は?

時期や泊まるホテルのグレードによってずいぶんと異なるが、ドバイ旅行の予算は10~15万円を目安にすると良いだろう。旅行会社のパッケージを利用すると5日間で、だいたいこれぐらいの金額になる。

と言っても、ドバイ旅費の平均を出すのは難しい。なにせドバイのホテルは1泊2,000円から50万円近くまでと幅が広い。だから、とりあえず10万円ほどあればドバイ旅行に行けてしまう、とだけまずはお伝えしておく。

ドバイまでの飛行機代はどれぐらい?

旅費の大半を占めるのが、ドバイまでの航空券代とホテルだ。ドバイへ行くにはいくつか方法がある。中でももっとも人気かつ楽に行けるのが、エミレーツ航空の直行便だ。羽田、成田からドバイまでは10時間。

しかも、両者ともに深夜発なので、フライト中は寝るだけでいい。目が覚めたらそこはドバイである。ただ快適な分、航空券のお値段はいつもお手頃というわけではない。

ドバイまでの航空券料金とフライト時間を、主な航空会社にまとめたのが以下。

航空会社 航空券料金 フライト時間
エミレーツ航空 7.5~12万円 約10時間(直行便)
キャセパシフィック航空 7~9万円 約13時間(香港経由)
中国南方航空 6~8万円 約14時間(広州経由)

*上記の値段はエコノミー席での往復料金。シーズンによって変動する可能性がある。

基本的に、乗り継ぎがありフライト時間が長くなるほど、チケット料金は安くなる。フィリピン航空のフライトは中国南方航空よりも安いことが多いが、チャレンジャーにしかオススメしない。機内は現代蟹工船のように出稼ぎの人々がぎっしり座っている上に、サービスの質もあまりよろしくないからである。

ドバイの旅費を左右するホテル代

どんなホテルに泊まるかで、ドバイの旅費は大きく変わる。おゴージャスというイメージ通り、ドバイには高級5つ星ホテルが多くある。こうした高級ホテルに泊まるのも、ドバイ体験の1つだろう。日本では体験できないゴージャス空間が、そこには広がっている。

しかし、ドバイはとにかくホテル代が高い。ドバイにとって観光は重要な産業の1つ。ゆえに、宿泊費には観光税や市税など税金がかかりまくっている。おおよそ宿泊費の20%が税金として上乗せされる。

税金込みか否かで値段がずいぶんと変わるので、ホテルの予約をする前には、税金込みの値段かどうかチェックした方がいいだろう。

ドバイホテル代の目安

高級ホテル:3〜10万円
中級ホテル:1~2万円
安宿:2,000円〜



*オンシーズンの1泊あたりの税別の値段。年末年始などのピークシーズンは2倍ほどになる。

高級感というイメージが大事なドバイなので、B&Bや安宿という選択肢は少ない。バックパッカー泣かせの都市である。ドバイらしさを楽しむホテルであれば、1泊3万円が最低ラインだろう。

先述したようにドバイ旅行の楽しみは、ホテル選びで決まると言っても過言ではない。非現実的なキラキラ空間から砂漠ホテルまで、ドバイのホテルはエンターテイメントにあふれている。

現地でかかる費用は?

観光客のやることなすことはお金がかかるのが、ドバイのカラクリである。人口が1,000万人ほどしかいないので、毎年それ以上の訪れる観光客はドバイにとって頼みの綱なのだ。逆にお金を払えば、大概のことはできるとも言えよう。

ドバイをがっつり楽しもうと思ったら、結構お金がかかる。

ドバイで人気のアクティビティ目安料金

砂漠ツアー:1万2,000円~
ブルジュハリファ展望台 :6,700円
ドバイフレーム展望台 :3,000円
ヘリコプターでドバイを遊覧:1万8,000円〜
7つ星ホテルでアフタヌーンティー:2万〜
*大人一人の料金

一方で、世界一巨大なドバイモールをぷらぷらしてみたり、ドバイの古い町並みが残るデイラ地区でお土産やアラビアン雑貨、ゴールドスークで掘り出し物のジュエリーを探してみたりと、無料でできることもある。

5日間のドバイ旅行でかかる金額は?

ドバイ旅行をフルに楽しむのであれば、5日間は欲しい。ドバイは2、3日でも見て回れるが、せっかくドバイに来たのであればアブダビにも足を伸ばすべし。

アブダビにはドバイにない豪華絢爛なグランドモスクや、金粉カプチーノで知られるエミレーツパレスルーヴルアブダビ美術館などがあり、見どころも多い。

アブダビグランドモスク
アブダビ観光の目玉。豪華絢爛なグランドモスク

ドバイ旅行は高いと思われがちだが、旅行会社のパッケージを利用すると、結構お安く済むのが特徴。航空券付きの5日間パッケージで10万円程度のものもある。

自分で手配するよりもずっとお得になることも。憧れの5つ星ホテルに泊まれるパッケージやアブダビ観光がついたものまで様々だ。

パッケージツアーは確かに安いが、一方でパッケージツアーでは泊まれないホテルも当然ながらある。アルマーニホテルやブルガリホテルなどもツアーに含まれていないことが多い。

そんなわけで泊まりたいホテルがパッケージにあればパッケージ。なければ個人手配という風に考えるのもありだろう。

ドバイを安くお得に楽しむコツは?

旅費の大半を占めるのがホテル代である。よってホテル代を抑えれば、ドバイの旅費はずっと安く済ませることができるはずだ。

それは単純に安いホテルに泊まるということでもない。ハイクオリティでおしゃれなホテルでも中心地から少し離れた場所であれば、リーズナブルな値段で泊まることができる。私のおすすめはドバイに何軒か展開しているローヴホテルだ。

ドバイの観光シーズンは11月から3月だが、シーズンオフの夏に行くという手もある。高級ホテルが軒並みやすくなっている上に、スパなどもお得になるからだ。ただし、外気は40度ぐらいになるので、かなりハードな観光になるともいえよう。

ドバイ旅行はやっぱり高い?

ハリウッドスターや富裕層なども訪れるドバイ。イメージとしては高くつきそうだが、先述したように安くおさえてリーズナブルに楽しむことも可能だ。ドバイのホテルは広さがあるので、ホテル代は数人でいけばホテル代も安くて済む。

とにかく最安値で行きたいという人はまずは、旅行代理店のパッケージツアーをチェックしてみるとよいだろう。

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20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

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