アブダビのグランドモスク見学ガイド。行き方、時間、服装などを解説

アブダビ観光で外せない場所といえば、シェイク・ザイード・グランド・モスクだろう。

トリップアドバイザーが発表した、「世界の人気ランドマークトップ25」では常に上位5位内にランクインしている。もはや世界中の観光客を虜にするほど人気の場所となっている。


アメリカの人気歌手、リアーナやセレナ・ゴメスなども訪れたことがある。そうした海外セレブたちも惹きつけるほど、壮大で豪華絢爛なモスク。日本では「pen」という雑誌の表紙を飾るなど、国内でも注目を集めつつあるスポットだ。

長き道のり・・・モスクへの行き方

モスクへ行くのには、タクシーが便利。ドバイとアブダビ間を行き来するバスが発着するアブダビのセントラル・バス・ステーションから、タクシーに乗って15分ほど。モスクの駐車場には、常時タクシーがいるから帰りも安心だ。

ドバイからアブダビへのおすすめの移動方法

一応バスも出ているが、乗り場が若干わかりづらい上に、便数も少ない。時間を有意義に使うならタクシーがやはりおすすめだ。

言葉に不安があるのならば、日本人ガイド付きのツアーが便利。ドバイのホテルからピックアップしてくれて、そのままグランドモスクやエミレーツパレスなどアブダビの観光スポットをまわれる。

タクシーでやってくると、モスク近くではなく、駐車場入り口付近にある花のつぼみのような形をしたオブジェ付近、もしくは駐車場の地下2階で降ろされる。


駐車場地下2階の入り口。この先をまっすぐすすみ、左に曲がると入場受付コーナーがある。

モスクに入るには、入場登録をして入る必要がある。以前はなかったのだが2019年以降はこのようなスタイルをとるようになったらしい。


セルフで入場受付


タッチパネル式で、情報を入力していく。近くに職員がいるので、困ったら助けてくれる。

年齢、性別などを簡単に機会に登録して、QRコードつきのチケットが発行される。こちらのチケットは、モスクに入る前にもチェックされるので、大切にとっておこう。


ありがたみのない入場チケット

入場チケットをゲットして、即入場・・・とグランドモスクはそんなに甘くない。

再び、荷物検査&ボディチェックの列に並ぶ。ここで、服装がNGな女子が選別され、NGだと判断された場合には近くのアバヤ貸し出し所に誘導されることとなる。

モスクには、基本的に自由に荷物を持ち込むことができる。


アバヤ貸し出し所で着替える女性たち

そして次に待ち構えているのは、モスクまでの長い廊下。10分ほどこの中を歩き、ようやくモスクに到着する。


モスクまでひたすら歩く

モスク1つに入るのになんという長い道のり。この道のりの長さが、アブダビグランドモスクの人気ぶりを物語っているようだ。

これから入ろうとしているのが、もしかしたらテーマパークかモールなんじゃないか、と錯覚するほどである。

服装は?肌の露出は抑えて!スカーフは持参した方がよい

モスクに入るにしても、特別な装いで来る必要はない。Tシャツ短パンであっても入り口にて、無料でアバヤを貸してもらえる。アバヤというのは、湾岸諸国のイスラム教徒の女性が来ているロングワンピースのようなものだ。


貸し出されているアバヤを来た女性観光客

一方で、貸し出し用のアバヤはダサいと思う女性が多いのか、近年では、しっかりと肌の露出を控えた服装にスカーフを持参する人が増えた。中には、黒いアバヤを自前で用意し、撮影に挑む人もいる。

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アバヤをつけなくても上記のような服装であればOK

女性であれば、スカーフで髪を隠し、長袖長ズボン、ロングスカートなどを来て肌が出ない状態であれば問題ない。要は手や顔、足首以外の肌を見せなければOKなのだ。

服装チェックもそれほど厳しいわけではないが、中には水着同然のような格好で来た人が、入場を断れるというケースも目撃した。

激混みの時間は避けるべし!おすすめの時間帯

アブダビ観光局がPRをしすぎたためか、もしくは昨今のSNSとやらのせいなのか、個人的にはものすごい勢いで、観光客が増えているのを感じた。

かつては、待ち時間ゼロで入れたものの、11月から2月の観光シーズンの週末ともなると、激混みになるらしい。観光客や国内からも訪問者が訪れる。モスクに入るまでに、待った時間はなんと1時間以上。もはやディズニーランド並みの行列ができていた。


入場受付につづく行列。遠くの遥か彼方に、入場受付コーナーがある・・・

同じグランドモスクなのに、爆速的に認知度が上がってしまったらしい。

そんなわけで、週末(ドバイの週末は金曜と土曜)の土曜の10時半から15時頃までは避けた方がよい。さもなくば、時間を無駄にする。

行くとすれば、平日(日曜から木曜)の朝早い午前中か、夕方以降がおすすめ。平日の礼拝時間であっても、観光客は入れることができる。金曜日は、観光客向けには16時半からオープンするので要注意。

グランドモスクのオープン時間

日曜〜木曜日:午前9時から午後10時まで
金曜日:午後4時半から10時まで
ラマダン中:午前9時から午後2時まで

一味違ったグランドモスクをみたいという人には、 日没後の訪問もおすすめ。日が沈むと、モスクがライトアップされ、まるでアラジンの世界さながらになる。


夜はモスクがライトアップされ、昼間とはまた違った美しさがある。

グランドモスクの見どころ

モスクの正式名称は、「シェイク・ザイード・グランド・モスク」。

「シェイク・ザイード」は、アラブ首長国連邦(UAE)の初代大統領の名前に由来している。モスクの場所を決めたのもザイードであり、モスクのデザインにも彼の意見が取り入れられている。


グランドモスク。イスラーム教徒たちはこの内部で祈りを捧げる。男性用、女性用の礼拝所で分かれており、男性用セクションのみが観光客向けに開放されている。


モスクに続く回廊。青と白のコントラストが美しい。

草花が描かれた大理石の柱。床も大理石。通常のモスクにはない豪華絢爛さ。

年々、観光客が増えているせいか、モスクの観光ルートもずいぶん変わった。悲しいことに、年々観光客が入れるスポットが小さくなっているのだ。以前は入れた場所も、今では入れなくなっている。

今後も同様のことが予想されるので、観光に行くなら早めの方がよいかもしれない。

回廊を抜けてモスクに入ると、我々をあっと驚かせるのが、ど派手なシャンデリア群である。シャンデリア単体ではなく、シャンデリアの群れである。


モスク内にあるスワロフスキーで作られた世界最大のシャンデリアたち。

内部の中央奥にあるのが、金色のミフラーブ。聖地メッカの方角を指し示すもので、イスラーム教徒たちは、この方向に向かって礼拝を行う。

ミフラーブの周りには、何やらアラビア語が描かれているが、これはすべてアッラーの美称がかかれている。イスラーム教において、神であるアッラーは99つの美称を持っていると言われる。たとえば、神聖者だとか、優しき者、全知者だとかといったことである。


聖地メッカの方角を示すミフラーブ(中央)

モスク内部では、つい上ばかりを見上げがちだが、足もとにも注目したい。

モスクに敷かれているのは、ペルシャ絨毯。1,300人を超えるイランの職人が作り上げた世界最大の絨毯。イランで作られ、それをアブダビのモスクでつなぎ合わせたという。絨毯は25の色が使われているが、中でも中心的な色になっているのが、シェイク・ザイードが好んだという緑。


イラン職人が作り上げた世界で一番大きな絨毯

イスラームの世界では、緑は大きな意味を持っている。イスラームの天国は、緑豊かな世界であると描かれているし、砂漠で暮らす人々にとっては、緑は植物を連想する大切な色となっている。

モスク全体で4万人ほど収容できるという巨大モスクだが、ラマダン(断食月)明けや金曜日の礼拝時には、近くに住む市民達が訪れる。観光スポットとしてではなく、きちんと実生活でも活用されているのだ。

集団晩餐会!?アブダビのグランドモスクで奇妙な光景に遭遇

何度訪れてもその美しさに圧巻されてしまう。訪れたものを虜にする、アブダビのグランド・モスクはアブダビに来たら絶対に外せない場所だ。

モスクでの滞在時間は?

混雑する時間帯にハマってしまうと、とにかく中に入るまでに時間がかかる。その時間は、おおよそ1時間半ほど。

モスクの中に一旦入ってしまえば、だいたい30分ほどで回れることができる。見学コースが決まっているので、観光客の流れとともに流される感じだ。特に人が多いと、じっくり見ることも難しい。

入場から見学を終えるまでに、1時間ほどは見ておきたいところだ。

グランドモスクについてもっと深く知るなら

アブダビのグランドモスクが表紙。言語や芸術など様々な方面からアラブ世界を美しいビジュアルと共に紹介。

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