世界一高い高層ビル「ブルジュ・カリファ」に次ぎ、ドバイのアイコンともいえるのが、このパーム・ジュメイラ。アラビア半島のシンボル的存在であるヤシの木をかたどった、世界最大の人工島だ。
かつては何もない島だったが、今では5つ星ホテルや高級住宅街が並ぶセレブの島にもなっている。
そんなパーム・ジュメイラに行く前に知っておきたい情報をご紹介。
世界一の人工島はどこに?
パーム・ジュメイラはドバイ国際空港から車で約40分。ドバイの中心地、ダウンタウンドバイからだと車で20分ほどだ。人工島だが、本土と繋がっているので車でのアクセスが可能。
パームジュメイラの見どころ
パーム・ジュメイラにやってくる観光客のお目当てといえば、アトランティス・ザ・パーム・ホテル。2008年にオープンした5つ星ホテルで、ドバイを代表するホテルの1つでもある。パーム・ジュメイラにあるホテルでは、No.1の人気を誇る。
ホテル内には、古代アトランティス帝国をイメージした「ロスト・チェンバー水族館」やお土産ショップがあり、ホテルの宿泊客でなくとも入ることができる。
水族館には6万匹を超える海洋生物が展示されている。さらに、アトランティス・ザ・パームには、ホテルの窓が水族館のガラスに面しているスイートルームがあることでも有名。まるで、海の中に泊まっているような気分になる。
水族館では単に魚を鑑賞するだけではなく、水槽に入ってダイビングしたり、エイの餌づけ体験などもできる。
アトランティス・ザ・パームにある「ロスト・チェンバー水族館」
古代帝国をテーマにした世界最大級のウォーターテーマパークも人気だ。中でも、サメが泳ぐ水槽の中をすり抜ける迫力満点のウォータースライダーで有名。
そのほかにも、高級日本レストランの「NOBU」や高級創作中華料理レストラン「ハッカサン」が入っており、ドバイ在住の日本人の間でも人気がある。
その中でも有名なのが「オシアノ」。水族館で優雅に泳ぐ魚を眺めながらの食事をするという、超富裕層的体験ができる。
優雅に泳ぐ魚を鑑賞しながら、優雅に食事ができる「オアシノ」
アトランティス・ザ・パームが最も輝く時期が、年末年始である。ホテルの真上に巨大花火が打ちあがり、有名なカウントダウンスポットにもなっている。1人当たり10万円近くもするカウントダウンディナーも毎年完売するほどの人気ぶり。
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食事もできる穴場スポット
観光客が大量に訪れるもののアトランティス・ザ・パーム近辺には、手軽なレストランがなかった。食事をしたくとも、高級レストランのみ。
そこでパームジュメイラに新しく登場したのが、「ザ・ポイント」。
アトランティス・ザ・パームホテルから車で5分ほどの場所にある商業施設だ。施設に直結しているモノレール駅もあるので、ホテルをみた帰りに立ち寄ってもいいだろう。
「ザ・ポイント」から見るモノレールとアトランティス・ザ・パームホテル
日本発のコーヒーショップ「アラビカ」やシンガポールや中国、韓国などのアジア系料理屋が集まったレストランなどが入っている。レストランの値段もリーズナブルで手が届きやすい。
ピンクレモネードとワッフルで一息
写真にこだわりたい人は
観光シーズンともなると、ホテル前には大量の人が訪れる。みな、記念写真を撮るのに必死なのだが、残念ながら皆が思い描いているようなアトランティス・ザ・パームとの記念写真は、ホテル前でとるのは難しい。ホテルとの距離が近すぎるのだ。
日中に行くと、逆光になるのできれいに撮れない。しかも、ホテル内は宿泊客のみしか入れない。
そこでおすすめなのが、先ほどの「ザ・ポイント」。ホテルの対岸にあり、ホテル全体を写真におさめることができる。
ちょっと凝った撮り方をするのであれば、ボートでホテル周りを遊覧するツアーがおすすめ。さらに、ヘリコプターで島の上空を遊覧するというツアーに参加するのもアリだ。高須クリニックのCMでおなじみのあれだ。気分はまるで高須院長である。
ヘリコプターに乗る場合は、昼もしくは夕方がおすすめ。早朝だと、もやが出ているときがあるので、はっきりと見渡すことができない。
パーム・ジュメイラおすすめホテル
憧れのパーム・ジュメイラに泊まってみたいという人におすすめのホテルがこちら。
人気No.1「アトランティス・ザ・パーム」
ダントツのおすすめは、アトランティス・ザ・パームだ。5つ星ホテルなのだが、なぜか庶民にも手が届きやすい価格。しかも、宿泊客は、ホテルに併設する水族館やウォーター・パークを無料で楽しむことができる。子連れの家族にも人気のホテルなのだ。
パーム・ジュメイラは島なので、市内へのアクセスはそれほどよくない。だからこそ、ホテル内での娯楽が多いアトランティス・ザ・パームは、1日中ホテルにいても楽しめる、ということで日本人にもよく選ばれている。
洗練された高級感が人気の「ファイブ・パーム・ジュメイラ」
アトランティス・ザ・パームがどちらかというと、ファミリー層向けだとすればこちらは大人向け。プールやビーチなどのアクティビティを存分に楽しみたいという欧米観光客に人気。洗練された高級感に彩られたホテルだ。
行き方
パーム・ジュメイラへ行くには、タクシーかモノレールを利用するのが一般的。ドバイのタクシーは、日本に比べてもずいぶん安い。時間が限られていて、ささっと行きたい場合にはタクシーが良いだろう。
モノレールでの行き方
時間がある人はモノレールで行くのもおすすめ。
まずはドバイ市内からモノレールの駅に向かう。ドバイメトロのダマック・プロパティ駅(Damac Properties)もしくはDTCM駅で降りて、トラムの駅に向かう。トラム駅は、メトロの駅に隣接しているので迷う心配はない。
アル・サフォ(Al Sufoth)行きのトラムに乗り、パーム・ジュメイラ駅で下車。ダマック・プロパティ駅からであれば、10分程度で着く。トラムは5分から10分に1本の割合で定期的に走っている。
トラムの駅。トラム内は女性専用と男性専用に分かれている
パーム・ジュメイラ駅を降りて、モノレール駅に向かう。世界的な観光スポットだというのに、なぜか建物の駐車場内を通り抜けていかねばならない。
モノレール駅までの連絡通路。トラムの駅を出たところにある。
モノレール乗り場はこちら、という標識に従って進む
若干、本当にこれが観光スポットへのルートなのか猜疑心に駆られるが、10分ほど歩けばちゃんとモノレール駅につくので心配はない。
モノレール駅にてチケットを購入。往復券で25ディラハム。チケットは、使いまわしのもので、最後に回収される。記念に持ち帰ることはできない。
チケットがまさかの使い回し。ゴージャスさを売り出す島のイメージとは対照的である。
モノレールの運行時間:朝の9時から夜の9時45分
運行タイミング:15分おき
あせって席を確保したくなるが、車窓からの風景を写真におさめるために立ち上がる人が続出するので、初めから立っていた方が無難だろう。
モノレールからだと、アトランティス・ザ・パームを一望できるシャッターチャンスがあるのでお忘れなく。
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