ドバイ香水ガイド。ドバイ発の香水ブランド&おすすめ香水ショップを紹介

ドバイでは、男も女もとにかく香水をつける。厳密にいえば、香水をつけているのは、主にアラブ人たちである。

ところかまわず、シュッシュと香水をふりかけるのである。

出勤して職場でシュッシュ。飛行機の座席でシュッシュ。主に外でシュッシュしているのは、男性である。

香水天国なドバイ

とにかくシュッシュする人が多いので、ドバイでさばかれる香水の量もハンパない。

駅のコンビニで300円ぐらいから買える香水から、高級ブランド店の香水まで、とにかくどこにでも出没するのが香水である。そして、とにかく種類が多様。

それはもう、香りの天国である。

ドバイで香水を買うなら

香水天国ドバイには、とにかく香水が多い。多すぎて逆にどれを買ったらよいかわからなくなる。

香水の種類でいえば、世界一巨大なドバイ・モールがおすすめ。名の知れた高級ブランド店はもちろん、ドバイ発の香水ブランドとして知られる「Swiss Arabian」などもある。


ドバイ発の香水ブランド「Swiss Arabian」

ドバイ発の香水ブランド店では、アラブ人が好むアラビアンな香りを中心とした商品が多い。後述するように、その香りは重厚でスパイシーなものが多い。日本で好まれるさわやかな香りとは、ちょっと違う。

ただ、価格的には3,000円〜とそこまで高くはないし、香水瓶もエキゾチックなものが多いので、一度立ち寄ってみるのもいいだろう。

ドバイモールに隣接するファッション・アベニューには、こだわり高級香水をあつめたコーナーもある。ファッション・アベニューは高級ブランド店が連なるモールである。ドバイの銀座みたいな場所だ。

モールで買う高級ブランド香水は、若干高い印象を受ける。サービス料や輸入関税がかかっているので、仕方がないといえば仕方がないのだが。

ただ、モールでしか手に入らない香水もあるので、事前にネットなどで買えるかをチェックしてから行くのがよいだろう。

ちなみにドバイ空港の免税店でも、名の知れたブランド香水はかなり充実しているので、買い忘れがあっても安心。

ドバイ空港のお土産12選。空港限定品もあり!?

手軽さと値段を重視するなら、後で紹介するパフューム・スークがおすすめ。

ドバイっぽい香水を買うなら

特にドバイをはじめとする湾岸諸国で好まれる香りがある。高級ホテルのロビーや現地の人とすれ違った時に感じる、独特の香りである。

その正体が、「ウード」と呼ばれる沈香(じんこう)である。沈香の元になる香木は、採取できる量が決まっているのでかなり高価になる。

さらに、古代エジプトの時代には金と同じ価値とも言われた「乳香」やアンバーと呼ばれる「龍涎香(りゅうぜんこう)」、世界一高いスパイスとも呼ばれるサフラン(パエリアにのってるやつ)、バラなども使われる。

詳しくはこちらを参照されたし。
香りマニアな人々に学ぶ!神秘の香りを楽しむ乳香・沈香の焚き方

古代エジプト人も魅了した神秘の香り、「乳香」の秘密を探る

希少価値が高い素材を使っているのが、アラビアの香水。その香りは、スパイシーかつ重厚である。

映画でいえば、ゴッド・ファザーのような香り。どちらかというと、男性向けな香りというイメージを受ける。

D&Gやグッチといった高級ブランドも、湾岸の産油国向けに限定商品を出している。そうした商品は、だいたい「オリエンタル」だとか「ウード」といった名前がついている。


フランスのブランド、ゲランが発売している中東限定の香水

パフュームスークでオリジナル香水を作ってみよう

モールや空港で売っている香水は、量も多く、価格も高い。普段そんなに使わないけど、ドバイ旅行の記念に手軽に買いたいという人にとっては、ややハードルが高い。

一方で、デイラ地区にあるパフューム・スークに行けば、少量から購入できるうえ、値段もかなりリーズナブル。

ドバイパフュームスーク
スークでは、数ある香水の中から、何種かをブレンドして自分オリジナルの香水を作ることができる。

パフューム・スークには香水だけではなく、日本ではあまりみかけないデザインの香水瓶を目当てにやってくる人々もいる。香水瓶は、10~20ディラハム(300円~600円)とドバイにしては、かなり良心的な値段。

ドバイ香水瓶
どっかの宮殿に住む女王の部屋にありそうなキラキラ香水瓶

また、シャネルやディオールといった高級ブランドの香水も売っている。ここは少量で売っているので、小瓶に入ったものであれば1,500円程度で購入することが可能。

本物の高級ブランド香水なのか・・・と若干うさんくさくなるが、本物を見極める人間だという自負がない限りは、おとなしく信じていた方が、幸せである。

実際に、以前つけていたシャネルの香水をかがせてもらったが、本物を見極められない3流の人間にとっては「たぶん、本物・・・?」というレベルである。

ドバイのパフューム・スークで香水瓶&オリジナル香水を買ってみた

香水について知るなら香水博物館

ドバイの文化として推したいのか、ドバイにはついに香水博物館まで作ってしまった。博物館があるのは、スークがあるデイラ地区から徒歩15分ほどの場所にある。

先ほど紹介したウードや、アンバーの香りを実際にかぐこともできる。UAE人の生活で香りが、どのように使われているのか、といったことを視覚的に紹介。


ドバイ香水博物館。ウードやサフランなどアラビアンな香りを紹介。

おしゃれなドバイ発のおしゃれ香水や世界各国からあつめた高級香水が買えるお土産ショップもある。

ドバイ香水博物館お土産ショップ
香水博物館のお土産ショップ。モールやスークにはない、スタイリッシュなデザインの香水が並ぶ

ゴージャスなイメージのドバイ。現地に実際に来てみると、オリエンタルな香りもゴージャスドバイの一部になっていることに気づくだろう。ドバイは、めくるめく香りの世界でもある。

ドバイ旅行おすすめ本

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20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

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