ドバイといえば、リゾート地を思い浮かべる人が多いだろう。もしくは、オイルマネーでウハウハな成金がばっこする街・・・というイメージだろうか。
しかし、ドバイに住んで思うのは、意外に英語を勉強するのにはアリなんじゃないか、ということ。冒頭のようなイメージが強いドバイだが、語学留学という堅実な目的にもあった場所なのだ。そんなわけで、ドバイで英語留学をするメリットとデメリットをご紹介。
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知られざる多文化都市としてのドバイ
もはやアラブ石油王のイメージが強すぎて、ドバイといえばアラブというイメージが定着していることは否めない。しかし、それはあくまでもイメージ。
実際は、ドバイ人口の8割以上は外国人。しかも、UAE(アラブ首長国連邦)という国全体で見れば、200カ国以上から人が集まるメチャ多文化都市なのである。
私の職場だけでも、50カ国以上の人間が働いている。その出身国もバラバラで、中南米から、アメリカ、欧州、アフリカ、中東、オーストラリアと全大陸を網羅しているほど。職場の業務では英語がメインだが、同僚たちの雑談からはフランス語、アラビア語、ロシア語、ヒンディー語、タガログ語などが飛び交う。
アラビア語も公用語ではあるが、外国人が生活するうえでは、英語だけでも十分なのがドバイの生活。そんな多民族が暮らす都市でありながら、治安は日本以上に良いとも言える。
世界の英語に触れるチャンス
とにかくドバイでは、いろんな英語を耳にする。フィリピン英語やインド英語、イギリス英語など。
UAEは、かつてイギリスの保護領だったので、イギリス人も多く住んでいる。ドバイで流れる英語のラジオ放送やテレビCMなんかは、イギリス英語だ。
つまり、グローカルな英語と、ネイティブレベルの英語の両方に触れることができるのだ。
特に日本の英語授業で、アメリカ英語に慣れきった人間からすると、イギリス英語はひどく新鮮に聞こえる。
グローカルな英語だけをやっていると、いざ英語ネイティブと話した時に同じ英語なのか?と愕然とすることがある。かといって、ネイティブレベルの英語だと、レベルが高すぎて、途中で挫折することもある。
ドバイはちょうどその中間を行くので、比較的バランスのとれた英語が習得できると思う。何より、英語というツールで世界中から来た人とおしゃべりができる、というのがドバイで英語を学ぶことの何よりの特典だろう。
日本人が少ない穴場な留学先
トロントやロンドン、セブ島は、英語留学先として有名である。
そうした中では、つい日本人とつるんでしまって、せっかく留学に来たのにっ!だとか、日本人とは一切つるまないようにする!という謎の宣言をしてみたりと、日本人が多いゆえに気苦労もある。
私も若気の至りで、一時はトロントの語学学校に通ってみたが、生徒の大半が日本人で残りは韓国人。結局、授業に関しては、ほぼ日本の授業風景と変わらないようなものだった。
図書館に行けば、普通に日本語が聞こえるので、もはやトロントなど2度と来てたまるものか!と中東に逃げ込んだわけである。
しかし、ドバイであればそんな心配はない。ドバイ=英語留学だと思っている日本人はまだ少ない。ゆえにクラスでも日本人もしくはアジア人とドッキングする確率が非常に少ない。
クラスに放り込まれたら、必死に英語を勉強してクラスメイトとコミュニケーションをとらなければいけないのである。自分を追い込みたい人には、最適な環境といえよう。
そうはいっても、ドバイって成金の留学先じゃないの?
そう思ったアナタは、ずばりドバイ政府のブランド戦略にまんまとやられている。キンキラキンなゴージャス都市、ドバイ。それは、本当だが、それがすべてではない。
庶民でも暮らせるのがドバイである。私のインスタアカウントとブログを見てもらえれば、いかにゴージャスドバイとはかけ離れた、しけた暮らしをしているかがわかるだろう。
ドバイ留学の費用っていくらぐらい?
とはいえドバイは観光客から、がっぽりいただくことを生業としているので、観光客としてドバイに来たならば高くつく。
そこで紹介したいのが、滞在費、食費、学費もすべて込みのEFの英語留学。EFは、東京オリンピックの公式パートナーであり、世界55カ所で語学学校を運営している。
EFドバイ校ならば、最短1週間から留学が可能。料金は1週間であれば9万円ほどで、1ヶ月であれば30万円ほど。1週間の場合、普通に旅行をするよりもだいぶ安くつく。
おしゃれなEFドバイ校。IT系の会社が集まるインターネット・シティにある
1ヶ月だとしてもドバイの家賃平均が10~20万ほどなので、それを考えればそれほど高くは感じない。とにかくドバイは家を見つけるのが難しいので、滞在場所を用意してくれるのは、結構ポイントが高い。身1つでドバイに乗り込めばいいだけである。
EFの語学留学は、学生だけではなく社会人も対象。EFドバイ校では、英語とアラビア語のいずれかを選択できる。
ドバイ語学留学の詳細をチェック
リゾート地を満喫しつつ、旅もできる
英語の勉強も大事だが、何よりアフタークラスの充実度も気になるところだろう。特に10月から3月にかけての時期であれば最高だ。世界の大半が、冬に凍える中、ドバイは気温が30度前後と過ごしやすい気候となる。
ゆえに、ゲルマン民族の大移動のごとく、ヨーロッパやロシアから、寒さをしのごうとする人々がドバイに押し寄せるのである。この時期ばかりは、イベントも目白押しでドバイも活気あふれる。
週末は、世界一巨大なショッピングモールをぶらついてもいいし、ビーチへでかけるのもいい。ドバイは、海が近いので市内からであれば気軽に行ける。
週末は多くの人で賑わう、ドバイのビーチスポット「ラ・メール」
週末で、さっと海外旅行ができるのもドバイのよいところ。隣国のオマーンはダイナミックな自然にあふれていて、旅行者を魅了する。ドバイとは違い、ゆったりとした雰囲気なので、その違いに驚く人も多い。
オマーンの人気観光スポット、神秘のプール「ビマ・シンクホール」
ドバイ留学で気をつけるべきこと
もちろんドバイ留学は、よいことばかりじゃない。イスラームの国なので、日本にはない光景や習慣に驚かされることもある。
たとえば、お酒。ドバイはお酒は飲めるが、高くつく。ビールは1杯約1,000円と世界で最も高いといわれている。「今日は、英語のクラスでうまく話せなかったわ〜。今夜は飲んで忘れよう」という流れはあまり期待できない。
留学時期も慎重に選んだほうがよいだろう。6月から9月までは、絶対に避けたほうがいい。さもなければ、地獄が待っている。
夏は気温が50度近くにもなるので、とてもじゃないが外に出ることはできない。よって、引きこもりがちになる。それではせっかくのドバイ留学もつまらないので、やはり冬の留学がオススメだ。
断食月にも要注意。1年に1ヶ月断食をするラマダンという時期があるのだが、この時期になると、日中は飲食店などが閉まり、街はゴーストタウンと化する。
それでもドバイ留学をする理由は?
長い物には巻かれろ精神の人が多い中、ドバイ留学という奇抜なものに手を出す人は、そうはいないだろう。けれども、それこそがチャンスなのだ。
人がやらないこと、行かない場所に行ってこそ、見えるものがある。逆に誰もが見ている景色を見たって、面白くないじゃないか。少なくとも私はそう思う。
ドバイの夕日はどこか人を魅了する
私は血迷った末にトロントで超短期留学をしたが、それ以外のちゃんとした留学といえば、イスラエル&パレスチナぐらいである。こちらは語学留学ではなかったものの、英語で勉強できて生活できる場所というだけあって、そこそこ英語は身についたと思う。
イスラエルは決して、今でも英語の語学留学先ではない。それでも今振り返れば、英語をやりつつ、プラスアルファを手に入れるのには、最高の場所だったと思う。
ドバイにも、同じようなものを感じるのだ。まだドバイ=英語留学先というイメージは定着していないが、それでも成長著しいこの都市から学ぶことは結構ある。
それは、すでに発展した国からは感じられないものだろう。それこそが、ドバイ留学でのかけがいのないものになるはずだ。