私が遭遇した”イエロー・フィーバー”な人々。その特徴と見分け方

海外に住んでいると、必ず”やつ”が接近してくる。

”やつ”というのは、アジア人好きな外国人である。黄色人種に熱をあげている野郎、ということで「イエロー・フィーバー」なんて呼ばれ方もする。

そんなイエロー・フィーバーな人々の特徴や、対処法について私の経験をふまえてお話ししたい。

イエロー・フィーバーとは?

イエロー・フィーバーとは、非アジア人の男性が、アジアのなかでも韓国や日本、中国といった東アジア女性をとりわけ好む嗜好のことである。

一般的に「イエロー・フィーバー」は、英語で黄熱病を指す言葉である。しかし、黄色人種である日本人などに熱をあげている、という状態を皮肉った言葉として1990年代から使われるようになった。

「アジアフェチ」などとも呼ばれ、「お尻フェチ」や「脚フェチ」といった性癖と同列のものである。

アジア人フェチの起源は?

アジア人フェチは今に始まったことではない。その由来は、19世紀にまでさかのぼる。

ちょっと長くなるので歴史に興味がない人は、読み飛ばされたし。

そのきっかけとなったのがアヘン戦争後にイギリスと清の間で結ばれた不平等条約。この条約により、清は不本意にも各地で港を開港し、ヨーロッパやアメリカへ多くの東アジアグッズが輸出されることになった。

その東アジアグッズのなかに含まれていたのが、妖艶なゲイシャが描かれた絵ハガキや中国磁器であった。

「ほう、なにやら東の海には、着物を着込んだエロチックな女性がいるぞ」というイメージが広まり始めたのである。この時点から徐々に西洋では、ゲイシャ=性の対象と見られるようになったらしい。

イエロー・フィーバーは差別的表現

1904年にアメリカで公開された「蝶々夫人」というオペラがある。長崎を舞台とし、アメリカ海軍と、落ちぶれ藩士令嬢の恋物語を描いた話だ。

そこで演じられた蝶々夫人の姿により、男に従う慎ましやかなアジア人女性像が一気にアメリカで広まった。

そして「蝶々夫人」という作品にインスパイアされて作られたのが「M.バタフライ」という戯曲。この戯曲の作家であるアメリカ人の作家が、「黄熱病」になぞらえて使い始めたのが、「イエロー・フィーバー」だった。

かつて日本人はイエローモンキーなどと呼ばれていた時代があった。

そうしたイエローモンキーにお熱を上げている状態を皮肉って、「イエロー・フィーバー」と言われるようになったのだろう。

関連して「ジャングル・フィーバー」などという言葉もある。白人男性が黒人女性を好むことを意味するらしい。差別的表現もいいところだ。

イエロー・フィーバーの特徴と見分け方

イエロー・フィーバーを見分けるのは簡単である。極論を言えば、女性の場合、海外で自分に近寄ってくる男は大体イエロー・フィーバーだと思え、である。

人間として興味を持って近寄ってくる場合もあるが、イエロー・フィーバーというのは、やや前のめりに近づいてくる。

近づいてくるときには、必ず正常値よりも、やや高いアジア情報や興味を示してくるのが、特徴である。

日本のアニメ好きも興味本位で近づいてくるが、アニメ好きの場合はイエロー・フィーバーではなく、単なるアニメ好きの可能性が高い。よって、あらぬ疑いをかけて、無下にしてはいけない。彼らは無実である。

要注意なのは、「え?そんなことも知ってるの?」というようなアジア文化の知識を披露してくるやつや、やたらと「おれ、日本のこと好きなんだよね〜」という輩である。

日本の風俗情報なんかをぶっこんでくるやつは100%クロである。

イエロー・フィーバーをかわすコツ

シロかクロか疑わしい、と思った場合には、さりげなく元カノの話をしてみるとよい。私の経験からすれば、クロの人間の場合、高い確率で元カノは韓国人だったり、日本人だったりする。

こうした人々は、あなたにアプローチをしている時に、同時進行で手近なアジア人にもアプローチをしている、と考えたほうが良いだろう。

熱に浮かされている人々にとっては、アジア人なら誰でもよいのだ。

あなたである必要はない。

ピュアな日本人女性には、にわかには受け入れがたい事実かもしれない。しかし、これが現実なのだ。

また、外見や雰囲気にも注意されたし。私が見てきたイエロー・フィーバーというのは、大体自国ではモテなさそうな、気の弱いやつである。あとは、やたらと背が低かったり。

自国でモテるイケメンが、イエロー・フィーバーである確率は低い。

やっかいなのは、日本人にはこの判断が難しいということである。そもそも、白人の外国人というだけで、カッコよく見える。

しかし、外国人を見慣れていない日本人は、外国人であればそこそこのやつでもイケメンに見えてしまう、というハンデをしょっている。

詳しくはこちらで書いたので参考にされたし。
外国人が付き合っている日本人女性は本当にイマイチなのか

なので対策をするには、とにかく写真でも動画でもいいので、多くの白人男性を見まくって、目を慣れさせることである。そのうちに、真のイケメンを見分けられるようになる。

アジア人フェチにモテてもよいことはない

海外にいると、日本では下の下に位置する女性も突如としてモテるようになる。これは、イエロー・フィーバーが多く生息する地域に放り込まれるためだ。そして、日本のモテと海外のモテの基準が異なることも関係している。

イエロー・フィーバーは海外にいる外国人に特有のものではない。日本でもそのような人間に多く出会った。むしろ、日本の場合は日本でモテることを目的として、やってきている輩もいるので注意されたし。

私はドバイで職場を転々としてきたが、必ず1つの職場に、アジア人フェチが最低1人は紛れ込んでいた。

当初はイエロー・フィーバーの患者とは知らず、「日本にこんなに興味を持ってくれているんだあ☆」などと、純粋に思っていたが、今では煩わしいばかりである。

よって対策法として、金髪のカツラをかぶって、青いコンタクトでもしたろか、と思ったほどである

何が悲しいって、彼らは勝手に自らのアジア人女性像を投影してくるのである。アジア人女性は、物静かで、従順で、でも脱がしたらちょっとエロちっくで・・・

・・・・

人形でいいじゃん?

彼らにはぜひとも、リアルラブドールをおすすめしたいところである。

20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

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