アゼルバイジャン女一人旅。現地で感じたリアルな治安

アゼルバイジャンを訪れたという旅行者は、まだそう多くない。そんなわけで、アゼルバイジャンに行って実際に感じた治安状況をご紹介。

アゼルバイジャンの治安はあまりよくないだろう、というイメージをなんとなく抱いていた。


旧ソ連圏であり、かつ国内ではお酒も飲める。薄暗い裏路地に座りこんでいる酔っ払いが、突如意味不明な言葉を叫んだり、パリピにふんしたやべえ若者に狙われたりするんじゃ、というさんざんなイメージを抱いていた。

行ったことがないのだ。

あくまでも、イメージなのでここはお見逃しいただきたい。

人が親切すぎるアゼルバイジャン

しかし、滞在中にはそんな光景にまったく出会うどころか、出会うのは衝撃的に親切な人々ばかりなのである。もちろん、旅人だということで「お客様待遇」を受けているのは承知のこと。

いや、それを差し引いたとしてもアゼルバイジャン人の親切心は、異常である。見ず知らずの人間を家に招き入れるイラン人ほど不用意ではないが、その突出した親切レベルはイラン人とよく似ている。

地下鉄の切符を買うのにまごついていたら、ポリスが手取り足取り教えてくれ、しまいには私が小銭を持ち合わせていなかったので、ポリス自ら小銭をマイポケットから捻出していただいたり。

はたまた、券売機でもたついていると、手取り足取り買い方を教えてくれる上に、チャージ式のカードを譲ってくれたりと、アゼルバイジャンでは驚異的な親切心を見せつけられた。

お酒が飲めるイスラームの国

アゼルバイジャンはイスラーム教の国だが、世俗国家を名乗っているので宗教色はそれほど強くはない。

街では酒も飲めるし、女性の服装だって自由だ。ガチガチのイスラーム圏から来た人間には、アゼルバイジャンの美女がまぶしい。


街中にはお酒が飲めるレストランやバーが多くある
空港では、日本の団体旅行客も見かけた。用心深い日本の旅行代理店がゴーサインを出す場所なのだ。ほぼ、治安には問題ないといってもよいだろう。

潤沢なオイルマネーで国際イベントも実施

さらにアゼルバイジャンの首都バクーでは、毎年F1グランプリが開催されている。私が渡航した時も、ちょうどF1が開催されていた時期で、世界中からF1ファンが集まっていた。

こうした国際イベントが開けるというのも、治安の良さ、さらには国の潤沢な資金力をを示す証拠でもある。

地下鉄はソ連時代のものでやや古いが、町中のタクシーやキオスクは、まるでロンドンの街角のように洗練されている。

時折、道端で己の畑から持参したであろう果物や野草を販売している物売りを見かけるがそれも少数。市内には大型のショッピングモールがあり、店の顔ぶれは先進国と変わらない。

夜も若者でにぎわう街の中心地

一方で夜の街歩きはどうだろう。観光客が訪れるバクーの旧市街には、夜になると一層盛り上がりを見せていた。

バクーにはバーやお酒が飲めるレストランが充実しているということもあってか、人々は夜遅くまで外に出ているらしい。その中には、家族連れや若者の姿もあった。日本とほぼ変わらずナイトライフを楽しめる雰囲気である。

大通りを歩く分には問題ないが、やはり人気のない場所を一人で歩くのは避けるべし。

写真NGスポットは要注意

観光に際して気をつけたいのは、写真NGスポットがあること。政府や軍関係施設、地下鉄構内は写真が禁じられている。

実際に、私も注意された。旧ソ連風の建物を立て続けにバシャバシャとっていたところ、その辺にいたポリスに注意された。幸いにもポリスは物腰が柔らかく、建物の写真を削除するだけですんだのが。