アゼルバイジャン空港でのアライバルビザ取得&市内移動方法

アゼルバイジャン入国には観光ビザが必要だが、日本パスポート保持者であれば、首都バクーにあるヘイダル・アリエフ空港でアライバルビザがとれる。

以前は、e-VISAが主流だったようだが、アライバルビザの方が断然簡単。しかも、ビザ代は無料!

というわけで、空港に行くだけでビザが取れるのでこれ以上読む必要はない。

それでも不安という人は、このままお進みあれ。

アライバルビザ取得は無料

飛行機を降りるとすぐに、ビザ登録マシーンが何台か設置されている。日本語の案内はないが、英語の案内に沿ってパスポートをかざし、電話番号、メールアドレス、滞在先などを入力するだけ。5分ともかからないだろう。


ビザ取得マシーン

パスポートをかざすだけで、名前からパスポート番号まですべて読み込んでしまう機会の有能さにはたまげる。

万が一分からなくなっても、個別指導塾のごとく、空港の職員が個別かつ丁寧に教えてくれる。

ビザ取得はこんな感じだ。いたって簡単。

繰り返すがビザ代は無料。けれども、ビザが無料というだけで、アゼルバイジャンに行くことを選んではいけない。いくらビザ代が無料だとしても、ツケは後で払うことになる。アゼルバイジャンに入国すると、そのことを思い知るだろう。世の中はそんなに甘くないのだ。

無駄に美女力が高い入国審査官たち

ビザに関しては、もはや記述することなどない。あえて、言うならば入国審査官たちが無駄に色気がムンムンで、美女力が高かったということは、記述するに値するかもしれない。

スカーフで髪の毛を隠した女性か、ひげ面のアラブ人のおっさんが入国審査を担当するドバイ空港から来たから、余計にそう思えるのかもしれない。

いや、それを差し引いたとしてもこの空港の美女力は高すぎる。たまたまそういう日にあったったのかもしれないが、審査官の8割が女性。しかも美女率ほぼ100%。美女力をこんなところで発揮しなくてもよいだろう。

ビザ取得も脅威のスムーズさで取得できたので、入国審査も楽勝だと思っていた。が、やはり世の中は甘くない。

美魔女的な雰囲気を醸し出す審査官は、にこりとせずに私のパスポートを眺める。何か気になるのか、しきりにパスポートと私の顔を交互に見比べている。

写真と本人の顔がどうみても違いますね、という容疑をかけられているのだ。

美魔女は徹底的にチェックしないと気が済まない性格らしい。パスポートと私の顔を5往復したほど見やった後に、別の美女審査官を呼び「こいつ、写真と違わね?」などと2人でひそひそやっている。

その間、5分ほどだろうか。ニコリともせずに、「こいつマジ写真と違うし~」などと、いたいけな異邦人をもてあそんでいる。なんという恥辱だろうか。イスラエルにあるベングリオン空港のSMプレーさながらである。

まあ、これもヘイダル空港のアトラクションの1つということにしておこう。その後、容疑が晴れて入国はできた。

空港から市内への行き方

最後に旅人にとって有益であろう情報を。読者を振り落としたり、 くだらない話が続いたので、もはや誰もここを読んでいないかもしれない。

空港から市内へ向かうには、バスもしくはタクシーがある。タクシーの客引きは、アラブ諸国なんかと比べると、かなりあっさりしている。もう少し客引きしてくれた方が、追い払いがいがあるのだが。

タクシーの場合だと市内までは20~30マナトが相場。1マナト=65円なので(2019年4月現在)、日本円にすれば2,000円前後となる。日本に比べると、ずいぶんと安い。


無駄にキュートさを追求したアゼルバイジャンのタクシー。通称「ロンドン・タクシー」

一方でバスは激安。空港から市内までは、たったの1.3マナト(約85円)。空港を出て、左手にチケット販売機があるのでそこで、「バクカード」と呼ばれるカードを購入。日本でいうスイカやイコカみたいなもの。販売機は喫煙所のすぐ横にある。


チケット販売機

バクカードには、最大4回までチャージできるカードと、無制限にチャージできるカードの2種類がある。いずれもカード購入は、別途にお金がかかる。


使用期限なしで無制限にチャージできるバクカード。カード料金は2マナト。


最大4回までチャージできる使い切りバクカード。カード料金は0.3マナト。

4回までチャージできるカードでも、チャージ回数をきちんと選ばないと使い切りになってしまうので要注意。カードを選んでから、以下のようにチャージ回数を選択できるようになっている。


使い切りバクカードの購入の流れ

ちなみにチャージするときは、おつりが出てこないので、注意されたし。どうしても細かいお金が足りないときは、その辺にいる人に泣きつくと、援助してもらえることもある。

バス停は、空港を出て目の前にあるので迷うことはない。時間帯によって異なるが、大体30分おきに1本やってくる。人がいなさ過ぎて、心配になるが、バスはちゃんとやってくる。


バス停の目印でもあるバスの時刻表。24時間運航しているのがありがたい。

空港から市内までは、30~40分ほど。バクー市内に滞在する人は、終点の28 May駅で降りればよい。停車する駅も少なく、英語でのアナウンスも流れるので迷うことはない。とりあえず最後まで乗っておけばよい。


空港と市内を行き来するバス

バスは、その辺にいる乗客をすべて乗せたら出発。待機したりはしないので、すばやく乗るべし。

市内から空港へ向かう場合も同じ要領。バスを降りた場所から、乗ればよい。小さなキオスク横に、「エアポート・エクスプレスバス」という看板があるので、そこで待っておく。バスは現金は受け付けていないので、あらかじめバクカードにチャージするのを忘れずに。

アゼルバイジャンについてもっと知るなら

アゼルバイジャンだけを取り上げた旅行本はまだない。そんな中、アゼルバイジャンを知るのに役立つのがこの一冊。

20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

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