オマーンの物価と一人旅でかかった旅費まとめ

オマーンを一人で旅行するとかなり高くつくんじゃないか。下手すれば、ゴージャス都市☆ドバイを旅行するよりも高いのでは・・・と思う。

高いのでできれば避けたい国だが、それ以上に魅力があふれる国なので、ついつい通ってしまう。キャバクラ通いするリーマンと同じである。

今後も通いそうなので、できれば費用を抑えたい。というわけで、一体何がそんなに高いのか。結局オマーンの物価ってどれぐらいなの?ということをまとめてみる。

オマーンの通貨トラップに気をつけよ

まずオマーンで気をつけるべきことは、「通貨トラップ」である。これは私が勝手にトラップと呼んでいるものである。


オマーンの通貨はリヤルとバイザ。1リヤル=1,000バイザ。コインもある。

オマーンの通貨はクウェート・ディナール、バーレーン・ディナールにつぎ、世界で3番目にドルに対しての価値が高い通貨である。

どういうことか。

100円=89セント
1オマーンリヤル=2.62ドル
1クウェートディナール=3.29ドル

こういうことである。異常に価値が高すぎることから、1オマーンリヤル=100円ぐらいっしょ、と思い込むと痛い目にあう。3リヤルとて、約900円になるのである。

たかが1リヤルとか3リヤルだといって、なめてはいけないのである。

オマーンの旅費を左右するのは・・・

ツアー代である。オマーンは車社会。観光スポットも離れている。歩いて観光できるほどオマーンは甘くない、そう考えた方がよい。


観光スポット、マトラスークがある周辺

つまりどこへ行くにも車が必要なのである。またオマーンの魅力でもある岩山なんかへ入り込むには4駆自動車が必要。というわけで、多くの人はツアーに頼らざるを得ない。

しかし、これがバカ高いのである。いまだに海外で車に乗れない私は、ツアーに頼らざるをえず、これがゆえに旅費が高くつくのである。

ツアー料金は安くても1日1万5,000円以上、ものによっては4万近くするものもある。特にラグジュアリーツアーでなくとも、ドライバーと車だけでこれぐらいかかってしまうのである。

オマーン旅行で実際にかかった費用

以下は4泊5日で実際にかかったオマーンの旅費

4日分の宿泊費: 140リヤル(1泊35リヤル)
ツアー代3日分:160リヤル
ビザ代:5リヤル
ガイドへのチップ:10リヤル
施設入場料:15リヤル
市内交通費:200バイザ
観光客向けレストランでの食事(2食分):30リヤル(やや頼みすぎた)
スーパーの食事(1食分):1.5.リヤル
合計:361リヤル(約10.6万円)

*1リヤル=1,000バイザ
*1リヤル=約296円

これでも結構抑えた方だろうか・・・初めてオマーンに行った時は2日で約10万円もするツアー(ラグジュアリーではない)なんかを頼んでしまって失敗したことがある。いや、失敗とはいえないのだが、ちゃんと価格調査していなかった自分が悪い。

なので安く抑えたい人は、レンタカーの方が断然おすすめする。

その他こまごまなものとしては・・・

タクシー(空港マスカット市内間):8~10リヤル
バス片道:200~500バイザ
水:100バイザ
ビール1杯:4リヤル
ガソリン1リッターあたり:200バイザ
食事(1食あたり):街中の食堂で2.5リヤル〜。観光客向けレストラン5リヤル〜。
ホテル宿泊費:3つ星ホテルで35リヤル〜。5つ星ホテルで90リヤル〜。

マスカット市内の主要スポットならバスも使えるが、郊外になるとやはり車が必要。ツアーを利用すれば便利だが高くつく。一方でレンタカーを借りる分には安いが、見知らぬ国をいきなり車で走るという不安もつきまとう。

お金に余裕があれば、ツアーですべておまかせが楽チンだが、ちょっとでも節約したい場合は、まずは自力で見て回るかを考えた方が良いだろう。

オマーン旅行前に読んでおきたい本

旅行先としてはまだマイナーなのか、オマーンだけを特集した旅行本はないが、地球の歩き方には、まとまった情報が掲載されている。細々と紹介されているわりには、各地の情報がきちんと網羅されているので、役に立った。

20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

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