ドイツ移住でいらなかったもの・持ってきた方が良いものリスト

ドイツ移住にあたり、持ってきたものの意外といらなかったものや、持ってくればよかったと後悔したものをご紹介。ちなみに筆者は、ドバイやマレーシアで暮らしたことがあり、基本的には現地調達でなんとかする派。日本食もあまり食べなくてOKな人間である。

いらなかったもの

引越し前に、シャンプーや洗剤などがかなり残ってしまったため、捨てるのはもったいないということで、マレーシアから持ってきたわけだが、これが大きな誤算だった。そうドイツの水は硬水。単なる硬水ではなくかなりハードな硬水である。他の国から持ってきたシャンプーや洗剤では、髪の毛がごわついたり、乾燥したりしてしまう。よって水回りに関するものは、すべてドイツで買う方がベター。

シャンプー
ドイツの硬水を浴びると、髪の毛が抜ける、乾燥する、ごわつくといった現象が起きるので、大人しくドイツのシャンプーを買うべし。

洗顔料&化粧落とし
カルキが含まれる硬水で顔を洗っている、というのはあまり心象が良くない。というわけで、せっせと持ってきた洗顔や化粧落としは、ほとんど使わなくなってしまった。ドイツで一般的なのが、水を使わずに化粧落とし、洗顔ができるという「拭き取り化粧水」。コットンを濡らして、拭くだけなのでとても簡単。

洗剤
こちらも硬水用の柔軟剤や洗剤をドイツで買った方が衣類が傷まないのでベター。

持ってきた方が良いもの

ドイツでは大半のものは手に入るが、日本に比べると割高になってしまうことが多い。よって、持ってきた方が良いのは、ドイツでは取り扱いがほとんどないもの(便利グッズや小さい歯ブラシなど)もしくは、初期投資を減らすために国外から安く手に入れた方がいいものの2つに分かれる。移住当初は忙しいと思うので、異国でものを必死に探す時間を考えたら、ドイツで手に入るものでも、国外から持ってきた方が安心だ。

日本食材
アジア系スーパーでは、食器類も含め大概のものが手に入るが、やはりお値段は高め。一時的なものになるとはいえ、醤油やみりんといった調味料系は、持ってきた方が良いだろう。また私は辛ラーメンが好きなのだが、これもドイツでは結構高い。1個あたり1.95ユーロと日本の2倍はするのでなかなか買いづらい。またドイツのスーパーではお国柄か、あまり麺系のインスタント食品が充実していない。

文房具類
ダークホースがこの文房具。有名文房具メーカーがあるドイツは、文房具品自体はとても充実している。しかし、問題はその値段。とにかくやたらと値段が高いのである。ビザ書類の提出に必要なバインダーやクリアファイルが、普通の文房具屋だと8ユーロ〜はする。なんてことない紙やノートも、買うのに躊躇する値段である。もちろん日本でいう100円ショップやディスカウントショップもあるので安く買えるが、安い紙はほとんど再生紙になる。語学学校で必要なノートや紙をあらかじめ持ってくればよかったと後悔している。

歯ブラシ
これはドイツに限らず多くの海外でも当てはまると思うが、海外で売られている歯ブラシはとにかく大きい。私は歯医者で小さいブラシをすすめられて以来それを使っているが、日本以外ではなかなかこのサイズがない。というわけで、気になる人は小さめの歯ブラシを持っていくと良いだろう。

便利グッズ
私は自炊派なので、白米を炊いて冷凍している。その時に使うのが、お椀1杯分のご飯を保存できる容器。マレーシア時代からのヘビーユーザーである。電子レンジでそのまま解凍できるので、非常に便利。こうした日本食系の便利グッズはドイツでは手に入りづらい。

ビーチサンダル
ほとんど寒い季節だからいらないっしょと思っていたが、意外といる。サウナに行く際には必須なので、持ってくればよかったと後悔。

ユニクロ製品
ユニクロはドイツにもあるが、事前に買っておいた方がベター。なぜなら同じユニクロでも、ドイツの商品はサイズがXSでも若干サイズが大きめな上、値段もやや高めだからである。ヒートテック上下一式、ベストなど寒さ対策系のものはよく着るので多めに持って行った方が良い。ダウン系に関しては、ドイツ国内の方がドイツの寒さに対応したものが多いので、移住後に買うのがおすすめ。また先に述べた通り、ZARAやH&Mでも、ドイツのサイズはやや大きいので、衣類も事前に買っておいた方が良い。筆者は当地で購入したが、ズボンなどがあまりにも長すぎるため、仕立て屋で裾直しをし、余計に出費がかさんだ。

寒さ対策グッズ
ドイツ移住後に寒さ対策をゲットするため、毎日町を走り回っていた。マレーシアという南国から来たせいか、冬というものがわかっていなかったらしい。マフラー、手袋、帽子などは可能であれば一式持ってきておきたいところ。また、ドイツの家の床は木材なので、厚手の靴下を履いていても冷えてしまう。というわけで、レッグウォーマーやスリッパ(モコモコして暖かいやつ!)、腹巻き(なかなか売っていない)も持ってくればよかったと後悔。

コスメと基礎化粧品
私の場合、欧米系の基礎化粧品があまり肌に合わないため、日韓のものを使っている。もちろんドイツでも化粧品は多くあるが、日本や韓国のコスメは普通のショップではまず取り扱っていない。ネットで買えるにしても、やはりお値段は高めなので、持ってきた方がベター。

黒ブーツ
これは全くもって個人の趣味だが、ベルリンでは特に黒いブーツを履いている人が多い。普通のスニーカーだと冬は寒いということもあるが、ベルリンの定番ファッションにもなっているらしい。ちなみに夏でも履いている人をよく見かける。1足は持っておきたいアイテムである。またブーツはヒールがない方がいい。ベルリンはとにかく歩く上に、道も石畳でぼこぼこしているので、歩きづらいからだ。もちろん当地でも買えるが、サイズ感などを考えると、持ってくればよかったと思う。

音声付きドイツ語辞書
ドイツ語学習を初めて喉から手が出るほど欲しいのがこれ。馴染みのないドイツ語の発音は難しく、音声付きの辞書ほどありがたいものはない。今は紙の辞書で凌いでいる。もちろん昨今ではアプリやネットなど便利なものがあるが、私はアナログ派な上に、英語版の電子辞書は15年以上使っているので、ドイツ語版も持ってくればよかったと後悔。

日本語のドイツ語学習本
『しっかり身につくドイツ語トレーニングブック』という文法本を持ってきたが、これが意外と助かっている。語学学校に通っているものの、すべてドイツ語の説明なので良くわからない時もある。そんな時に、この本を使うと体系だって説明してくれるので、ストンと理解できる。

20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。

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