ドイツでフリーランスビザを取得するまでの道のり

ドイツのフリーランスビザといえば、かなり前からその存在を知っていたが、要件が多く面倒ということで諦めていた。しかし、どうしてもベルリンに移住したくなり、ハードルが高いながらもやってみることにした。するとどうだろう、びっくりするほどあっさりとれてしまったのである。ただそこに至るまでの道は、苦難の連続だったわけで・・・

というわけで、私が個人でビザを取得した道のりをご紹介したい。ちなみに申請時点で、ドイツ国外に住んでおり、移住の基盤がゼロの状態から始めた。

ビザ申請前に知っておくべきこと

ビザ申請の情報を集めてから気づいたのだが、ネットの情報と現状がかなり変わっているということだ。例えば、今までは面接の予約はネットでできていたのに対し、メールでの問い合わせのみになっているとか・・・よってこの記事で書いていることも、変更になる可能性があるので、最新情報は必ず公式サイトでチェックすることをおすすめする。ちなみに私がビザを取得したのは2024年の11月である。

また、州によってシステムが異なるので、ここではあくまでもベルリンでのビザ取得のみのお話となる。また、ここに書いているのは私の体験や私が調査した範囲なので、個人的見解に基づくことを承知されたし。

フリーランスの条件に当てはまるか?

ドイツではフリーランスとしてみなされる職業が決まっているので、事前に自分の職種がそれに当てはまるかを確認する。自称フリーランスでは、受け付けてくれないこともある。代表例としては、ライター、翻訳者、ソフトウェアエンジニア、フォトグラファー、音楽家などアート従事者などがある。ちなみに私はデジタルマーケターである。

ビザを申請する前にやること

日本国籍を持っている場合、ドイツに観光ビザで入国してから申請が可能。ビザもない状態で、ドイツに移住するなんて・・・と思ったが、逆に言えばほぼビザが取れるということを意味している。また日本から大使館を通じて申請することも可能だが、この場合はおそらく時間がかかるだろう。

ビザを申請する!となったらまずやっておきたいのが、面接のアポ取りである。以前は公式サイトから予約が可能だったが、私が準備を始めた際は、メールで問い合わせて、アポ取りをするシステムになっていた。というわけで、問い合わせフォームを通じて、ドイツ語で「フリーランスビザの予約をしたいです」とメールを送信。当日中に、面接時間が記載されたメール(ドイツ語)が返ってきた。

メールには、この予約日を逃すと、次に予約が取れるのは3ヶ月後と書いてあった。移民局からのメールの返信は遅いだとか、予約日は2、3ヶ月後しか取れないと事前に聞いていたが、実際に私がとれた予約日は1ヶ月半後だった。

早いのはありがたいが、この時間の短さに後々苦しめられることになるのだった。何せ予約が決まったのは、旅行先でのこと。その当時住んでいたマレーシアにすらいない状態だったので、予約が決まってから、引越し、ドイツへの移住手続きなどに追われることになった。

私がしくったのが、予約日を早く入れすぎて、家をまだ決めていなかったことである。ベルリンの家探しはトリッキーで時間がかかる。しかし、ビザの申請には居住に関する重要な書類も含まれる。なんとかギリギリで家は見つけたが、できることならば家をまずは見つけてから、予約をとる方が精神的には良いだろう。

また、Anmeldungと呼ばれる住所登録の予約も早めにしておけばよかったと後悔している。これはビザの面接以上に予約が取れない。住所登録なしでもビザは申請できるが、いずれやらなければいけないし、これがないと銀行口座やSIMカードの契約ができない場合もあるので、早めに取ったほうが安心だからだ。

というわけで以下の3つをまずやっておきたい

・家を決める
・ビザのアポどり
・住所登録のアポどり

ベルリンでの家探しガイド。物件サイト、家賃相場、おすすめエリアなど

面接の予約の取り方

そもそもどこから問い合わせたら良いのかわからない。フリーランスビザの案内ページにもそんなことは書いていない。サイトをさまよった末に発見したのがこちらの問い合わせフォームページ。

国籍によって問い合わせが異なるので、日本国籍の場合はE4から問い合わせる。クリックすると、フォームページに移動するのでGoogle翻訳を使いながら、必要項目を記入。問い合わせの際には、「日本国籍でフリーランスビザの予約をしたい」という文言をドイツ語で送った。

ベルリンフリーランスビザのアポの取り方

フリーランスビザの申請に必要な書類

以下が、公式サイトで案内されていた申請に必要な書類。

1.申請書
2.パスポート
3.証明写真(3.5cm X 4.5cm。背景は薄い色。移民局にも証明写真機がある)
4.収益予測
5.取引意向書・推薦状(letter of intent)
6.契約書(fee contracts)
7.履歴書
8.健康保険
9.賃貸契約書
10.家賃支払い証明書
11.居住証明書

*医者や教師といった特定の職種の人や、45歳以上の人は、別途許可証や年金に関する書類が必要になる。

その他当日必須のもの
・移民局からの予約メールをプリントしたもの(面接当日に移民局の入り口でチェックされる)
・ビザ料金、100ユーロ(カードでも現金でもOK)

上記のほか、移民局から送られてきたメールやその他のサイト、体験談をもとに、必要だと思われ提出した書類が以下。

移民局からのメール*に書いてあったもの
・その他の定期収入証明書
・学歴証明書

*移民局からのメールは、フリーランスビザだけでなく、その他のビザの要件も書かれているので分かりづらい。

体験者のサイトに書いてあったもの
・銀行残高の証明(←かなり重要)
・推薦書
・ポートフォリオ
・カバーレター

個人的に追加したもの
・語学学校の予約(←ドイツ語を学びますよ、という意思を見せるため)

銀行残高の証明を除けば、その他の書類はほとんど見られることも、聞かれることもなかった。ただ、これは担当者によるとしか言えないので、念には念を入れて無駄ではないだろう。

申請書

公式サイトからダウンロードする。よくみると質問項目と回答項目がずれているのでわかりにくい。特に難しいところはないが、職業に関する項目は要注意。この部分がビザに使われるらしいので、基本的にビザを取得した後は、この職業以外に従事するのはNGとなるらしい。私は、こちらのサイトで、自分の仕事にあった職業を探し記入した。

申請書のフォーマット(公式サイトのFormsからダウンロード)
https://service.berlin.de/dienstleistung/328332/en/

申請書の書き方で参考になったサイト(英語)
https://www.essentialpackingchecklists.com/german-freelance-visa-application-form/

収益予測

公式サイトのテンプレをダウンロードし記入。PDFでの編集がしづらいため、エクセルなどで計算したあと、手動で数値を入れていった。収入見込みに関しては、現実的でありながら、なるべく多めに見積もっておいた方が良いだろう。安定した収入があれば、お金に困らずやっていけるだろうということで、長期のビザが出やすくなるかもしれない。その他の賃貸料や光熱費、旅費などの経費は、ざっくりと計算。

収入予測のフォーマット(公式サイトのForms>Revenue forecastからダウンロード)
https://service.berlin.de/dienstleistung/328332/en/

収入予測の書き方で参考になったサイト(英語)
https://www.essentialpackingchecklists.com/wp-content/uploads/2018/06/download-4.pdf

取引意向書・推薦状(letter of intent) 最低2通

ビザを申請するにあたり、最大のネックになっていたのがこちら。これが理由で今まで申請を諦めていたのもある。これは、今後仕事を依頼するかも?という書類。申請者を悩ませるのが、依頼者がドイツの会社もしくはドイツ人、ドイツに住む個人などとにかくドイツ絡みであることが要件なのである。

しかし、ほとんどの申請者にとって、これからドイツに行くのに、ドイツの会社はおろか、知り合いすらいねーよ、というのが現状だろう。私もそうだった。しかし、ドイツの会社は難しいにしても、ドイツに住む個人に依頼するのは意外とハードルが低くなると思う。

私の場合、ドイツに移住した同僚や、知人からの紹介、旅行先で出会ったドイツ人など片っ端から声をかけていった。最終的に書いてもらえたのは、ドイツに居住するエクスパット2名である。彼らはドイツ人ではない。ただ、ここではドイツの住所が書いてあることが重要だと思う。その他の手法として、LinkedinやXでフリーランスや在住者に聞いてみるという方法もある。

また必ずしも意向書通りに仕事を発注する必要はないし、意向書を書いた相手に移民局が連絡することも稀のようである。

ここはドイツの財源に頼らずちゃんと生きていけるか、を証明する上で重要らしいので、多ければ多いほど良いだろう。私は先のドイツからの2通に加え、日本からの意向書も1通加えた。

フォーマットはAll About Berlinのものを参考にした。
英語版
ドイツ語版

先方に依頼するときは、相手に負担をかけないように、Canvaというツールを使って、あらかじめテンプレを作っておき、仕事内容の確認と、相手には住所や名前のみを記述してもらうようにした。意向書に含めた方がいい項目が以下。

・なぜ申請者に仕事依頼する必要があるのか
・ドイツにどのような貢献をするか
・業務内容
・契約料金(時間、週、プロジェクト単位など)
・プロジェクトの長さ

私がCanvaで作成したテンプレ、参考までに。

契約書

公式サイトには”fee contracts”とあるが、これは他のサイトを見てもよくわからなかった。なので、とりあえず現状ある業務契約書、2通を提出。取引意向書が、未来の仕事に対し、現時点ですでに契約書があり仕事をしていれば、意向書より強力な資料になるだろう。ただ観光ビザで入国した場合、仕事をするのは本来はグレーだが、実際には多くの人がやっているらしい。

健康保険

簡単に見えて意外とトリッキーだったのが健康保険。ドイツの健康保険システムは、日本以上に複雑かもしれない。契約した保険によっては、ビザ申請で拒絶されたという話も聞くからだ。そう、単なる健康保険ではなく、ビザの要件を満たす保険に入る必要がある。

一番良い方法は、保険アドバイザーに聞くことだが、私がアドバイザーに聞いた結果、選んだのがfeatherのエクスパット向け保険。featherは英語での申請が可能で、また英語でのサポートが受けられるということで、エクスパットの間では有名な保険会社。何より、サイトにはフリーランスビザの要件を満たしている、とちゃんと書かれている。料金は月額で72ユーロから。

ただ公式サイトにも書かれているが、この保険はあくまでも一時的なものなので、今後ビザの延長など、長期的にドイツに住む場合は、別の保険に切り替えが必要なので要注意。ドイツでは、長期的には民間保険よりも公的保険の方が良いと言う話もある・・・が、初回のビザ申請時にはそこまで気にしていられない。

他のサイトを見ると、KSKやTKなどいろんな保険会社の名前が出てきて、featherの名前がほとんどない。不安になったが、featherは2018年にできた新しい会社なので、それ以前に申請した人はfeatherを使っていないことが原因だろう。

ちなみにTKに関しては、私が調べた範囲では、アーティストやジャーナリストなど特定の職業のみの人が入れるもの。私の職業には当てはまらなかったので、特に登録はしていない。

KSKはよくわからなかったが、とりあえず登録してます的なメールを出したという声も聞いたので、登録メールをコピーして添えておいた。ただ実際の面接では、健康保険については何も聞かれなかった。

賃貸契約書

こちらは家を借りれば、自動的にもらえるので特に問題はないだろう。ただドイツには、人が住む上での最低の広さが決められているので、その基準をクリアしている必要がある。といっても大半の家は、最低基準を上回っていると思うが。

家賃支払い証明書

直近の家賃1ヶ月分を支払いましたよ、という明細を銀行口座からダウンロードして提出。

居住証明書

こちらが厄介である。どうもドイツというのは、日本と同じく居所をちゃんと証明せい、という気質らしい。公式サイトには、住所登録証明書、もしくは入居証明書が必要と書いてある。

住所登録証明書
こちらは、入居後に入居証明書を持って役所で手続きをし、もらえる証明書。この住所登録(Anmeldung)にもサイトからの予約が必要で、これがまあ取れない。無理ゲーである。通常は入居から14日以内にする必要があるとのことだが、この有様では14日以内にやるのは、ほぼ不可能だろう。2024年10月よりオンラインでも申請できるようになったが、こちらはすでにブルーカードや居住権を持っている人のみが対象。

住所登録の予約(公式サイト)

・入居証明書
入居と同時に大家からもらえる証明書。住所登録の予約が取れないので、あきらめてこちらだけを持っていった。ただ、この場合、ちゃんと住所登録をしますよ〜という意思を見せる必要があるので、住所登録の予約をし、その予約メールを持っていった。面接日でもこれを確認されたので、意外とこの予約書は重要らしい。

家を探す際には、入居証明書がもらえたり、住所登録ができる物件を探さなければならない。エアビーやホテルはこの対象外になる。WGと呼ばれる、シェアアパートメントやサブレットでも、住所登録が不可の物件が多いので、要注意。

また、ドイツでは郵便ポストの名前を変更していないと、郵便物が届かないシステムになっており、家を借りる際にもポストの名前が変更可能かチェックすることが重要。逆に言えば、名前変更が不可な物件もある。

口座の残高証明

そのほかで重要なのが、おそらく銀行の残高証明だろう。お金周りは、やはりビザの年数にも関わる重要なポイントだと思う。基本的にはすべてユーロ建てであることが望ましい。ただ私の銀行はユーロ建てでの証明書を発行していないので、過去3ヶ月分の証明書をもらい、ユーロ建ての書類を自作。

また、現地の銀行口座を持っていた方が良いということで、申請時にはドイツの口座を持っていなかったが、とりあえずWISEで代行。WISEのユーロ建ての証明書も付け加えた。確証はないが、ドイツの口座を持っていなくても、とりあえずヨーロッパに拠点を持っている銀行であれば大丈夫そうな雰囲気である。

ちなみにドイツもしくはEUで、定番の銀行口座が以下。

WISE:海外在住者にはお馴染みのWISE。海外送金がめちゃくちゃ簡単にできて、手数料も日本の銀行よりもずっと安いということで、5年以上愛用している。海外ATMから現地通貨の引き出しも簡単。こちらの紹介ページから登録すると、500ポンド分(約10万円分)の送金手数料が無料になる。

Revolut:WISEと似た海外送金サービスだが、よりヨーロッパに特化しているとのことで、ドイツ在住の知人に勧められたもの。

N26:こちらもエクスパットが簡単に開設できるとのことで、ワーホリで来ている人や学生の間でもよく使われているドイツのオンライン銀行。

C24:キャッシュバックなどがあり、N26よりもサービスが優れているということでドイツ居住者には人気のよう。ただし、居住権が必要なこととドイツ語オンリーのためハードルが高い。

書類を提出するときの注意事項

あまりにも膨大な書類なので、ホチキスでまとめた方がいいだろうと思っていたが、これはNG。移民局の人が見やすいように、クリアファイルにまとめ、ここにこんな書類を入れてますというラベルをドイツ語で貼り付けたが、当日の面接官は、「必要な書類を出して!」との一言で、ほとんど無駄に終わった。

ちなみにクリアファイルやフォルダーもドイツで買うと高いので、できるならば日本やその他の国で調達しておくのが良いだろう。

必要な月収や貯金額

申請者の間でまことしやかに、貯金額はこれぐらいあったほうがいい、などと言われている。その額は6,000~10,000ユーロと様々である。個人的な見解としては、数年生活するにあたり、十分な貯蓄はあったほうがいいと思う。

月収に関しては、すでに仕事があり収入があればベターだと思うが、あくまでのこのフリーランスビザは、今後フリーランス活動をしていく人のためのビザなので、現時点での収入はあまり見られないと思う。

面接に通訳者を連れていくべきか?

移民局のアポメールには、ドイツ語が話せない場合は、通訳者を連れてこいと書いてある。ただ、体験談を見ると英語だけでいけた、という話も多い。

ただ相手は移民局。英語を話せない人もいるとのことで、誰にあたるかもわからない。この時点で私のドイツ語力はゼロなので、通訳者を連れていくことにした。通訳者は、Red Tapeで依頼。ここでは移民局でのビザ申請などで専門の通訳者を派遣している。料金は1時間で128ユーロと安くはない。ただ予約後はスムーズで、翻訳者とは移民局前で15分前に落ち合い、色々とサポートいただいた。

結果的に私は英語が話せる人にあたり、それほど通訳の必要性がなかったわけだが、相手はさまざまなビザ申請に付き添っているし、何より誰かが一緒にいるという安心感や、こちらが何も言わなくても勝手に進行してくれるというメリットがある。そして、ビザ申請がうまく行った時の喜びを一緒に味わえるという意味では、まあ悪くなかったと思っている。

書類はドイツ語に翻訳した方がいい?

テンプレがあるものは、ドイツ語と英語が表記されているが、自由形式の書類はどうした方が良いのだろうか、と私は悩んだ。英語のものが多いので、とりあえず重要な書類はDeepLを使ってドイツ語に翻訳。その結果、ただでさえ多い資料が余計に多くなるという結果になった。

ドイツでコピーをするとかなり金額が高くなる。10ユーロぐらいは使っただろうか。それに実際の面接では、英語版はほとんどスルーだった。というわけで、ドイツ語版と英語版を用意するぐらいであれば、ドイツ語版のみに絞った方が良いだろう。ドイツでコピーをする際には、dmというドラッグストア(町の至る所にある)や専門のコピー屋さんでコピーできる。

それにしても、逐一ドイツ語に翻訳するのは結構時間がかかる・・・

また公式の書類は、公的な翻訳証明をもらった方が良いというのが相場である。しかし今回私が提出した書類は、それに該当するものがなかったため機械翻訳を使って済ませた。ただ、体験談をみると、英語のままで問題なかったという人もいるので、ここは個人の裁量による。

役立ったサイト

ベルリン市庁舎の公式サイト
とにかく公式情報はここで手にいれる。

All about Berlin
ビザだけでなく、生活関連でも役にたつベルリン生活のウィキペディア的存在。

All about Berlinのフリーランスビザページ
これを何度も読み直して、漏れがないか確認した。ビザに関する疑問は大体ここで解決。

German Freelance Visa Help
Facebookのフリーランスビザに関するグループ。わからないことはここで聞くと、誰かが教えてくれる。様々な人のビザ申請の状況が分かるので情報収集にも役立つ。

Essential Packing List
上記のFBグループの立ち上げ人と思われる人が書いていたブログ。立ち上げ人とあってか、情報が細かく掲載されている。

面接当日

移民局に行き、入り口で予約メールをコピーしたものを見せる。予約メールに、面接を行う建物の番号が書いてあるので、それに従っていく。日本の市役所のように、ディスプレイに番号が表示されるので、表示されたら番号の横に書いてある部屋番号に進む。だいぶ待たされることを予想していたが、時間通りであった。

受験面接のごとく緊張した面接であったが、ものの20分足らずで終わった。担当した面接官が、新人のギャルだったことが幸いしたのか、特に何もつっこまれず、なんだか拍子抜けした。何も聞かれないので、こちらから「何年のビザもらえますか?」と聞いたら、「3年」とのことであった。ちなみに申請書には、強気で5年欲しいです!と書いたが、初回で5年は無理だとのこと。

書類に不備がなければ、この時点でビザがもらえることが確定する。その後、IDカードなるもの?を受け取りに再び移民局に行く必要があるとのことで、その予約書を紙でもらう。カードをもらえるのは、2ヶ月後とのこと。

その後、料金支払い機がある場所へ行き、申請料の100ユーロを支払う。ビザ申請はこれにて終了である。

面接当日の詳細は別の記事を参照

ビザを取得して

なんだこのあっけなさは・・・と同時に、ビザ申請でいろんな人に世話になったが、こんなに簡単にとれたのは、そもそも日本国籍だからだ。facebookのグループを見ると、本国から申請して6ヶ月経っても返事が来ない、といった嘆きの投稿をよく目にする。

ドイツのフリーランスビザはハードルが高いと思っていたが、やればできるものなのだ。確かに労力はかかるが・・・かつての自分に言いたかったことでもあるが、フリーランスビザの取得を考えている人は、ぜひ恐れず挑戦してみて欲しい。

20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。

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