モテ。それは、時には自信のガソリンともなり、またメス、オスとしての人間の戦闘力を決定づけるものでもある。よって、モテは人類にとっての永遠のテーマなのかもしれない。
ここマレーシアにおいて日本人女性はどれぐらいモテるのか?
それを知るため、己を実験台にし、わかりやすいモテ計測アイテム、マッチングアプリで検証してみることにした。
マッチングアプリでの検証結果
日本人がモテるということを検証するためには、プロフィールには、「アイアムフロムジャパン(日本出身です)」というのを入れるのがポイント。日本人だから好き〜などという野暮な好意を防ぐ場合には禁忌だが、ここではあえて入れておく。そしてこちらからは、いいねを全くしていない状況でスタート。
ちなみに同様のアプリを韓国、ドバイ、日本でも使ったことがあるので、そちらとの比較でお話しする。
検証の結果・・・
えげつないほどのいいね数がついてしまった・・・
ひえっ
やはり、モテてるぞ!
他の国でやった時よりもいいね数が、4~5倍は多い。半日ほどで、いいね数は1,000を超えた。ここまでくると、もはやアプリのバグなのかとも思ってしまう。
フツメンで、他の国では見向きもされなかったというのに、ここマレーシアではこんなにいいねがつくとは・・・
恐るべし。アイアムフロムジャパン効果。
実際に、アイアムフロムジャパンに呼応してか、「マレーシアにようこそ」と挨拶してくる人も結構いる。
もちろん、いいね数=モテとは限らない。適当にいいねをしている場合もあるし、日本人以外の要素(プロフや趣味など)が機能している可能性もあるからだ。ただ、日本出身ということで、いいねをしてくれる人がいるのは事実である。
ちなみに韓国では日本人どうこうの前に、メンだけの判定により、ほぼ見向きもされなかった。ドバイも同様である。マレーシアの優しい男性諸君には、感謝である。
日本人女性はなぜモテるのか
マレーシアでは日本人女性はモテるらしいということがわかったが、なぜモテるのかについて考えてみたい。
日本というブランド
まず浮かぶのは、やはり日本をブランドと感じているのではないかということ。マレーシアに住んでいるとやはり人々が、日本へのあこがれや親しみを大いに持っていることを、ひしひしと感じる。
これはマレーシアのマハティール元首相による、「ルック・イースト」政策も関係しているだろう。日本や韓国を手本に、近代化をしていこう!というものである。政策が作られたのは、1981年の頃である。今ではマレーシアの方が活気に溢れているように思うが、それでも漫画やアニメの影響で、日本に好意を持ってくれているジモティーは多い。
肌が白い
日本ブランドに加えて、日本人女性は肌が白い人が多い、ということもあるのではないか。マレー系、中華系、インド系が住むマレーシアでは、コレ!という国単位での絶対的な美の基準や、モテの条件なるものは存在しない。
しかし、肌の白さは、どの民族にもあてはまるような気がする。
インドでは肌が白い方がモテるという話を聞いたことがあるし、マレー系の女性たちは、肌を明るく見せる化粧をしていることが多い。中華系はいわずもがなである。
ちなみに今回いいねをしてくれた人々を見ると、ややインド系が多いが、それでも割合的には、ほぼ同率である。
町中の広告に出ている女性たちは、ほとんど色白であるし、ドラッグストアには美白系のアイテムが並び、美容クリニックでは、肌を白くする施術なんかも一般的に行われている。
マレーシアに限らず、東南アジアでは、肌の白さが美の基準として大いに支持されているという見方もある。その背景には、日焼けした肌=労働者、白い肌=特権階級という伝統的な意識があるという。
おめかししている
マレーシアで、しっかり化粧をしてオシャレをしている女性は、あまり多くない。マレー系の女子は、結構めかしこんでいるが、華人の大半は、ものすごくラフな感じ。基本的に、すっぴん、短パン、サンダルみたいな格好でうろうろしていることが多い。
一方で、街中で見かける日本人の在住女性たちは、しっかりとめかし込んでいる。つまり、そこそこ化粧をして身なりを整えるだけで、見栄えがするという要素もあるかもしれない。