コロナウイルスの影響で収入が半減

表題の通り、コロナウイルスが流行して収入が半減してしまった。無職という体でやってきたが、一応ブログやフリーランス業でおひねりほどの収入を得ていたのである。

ワンダフル無職生活が始まったことだし、こちらでの収入を伸ばしていこう!と鼻息を荒くしていた矢先のことである。

収入が半減・・・

悲しいことである。私のブログの大半が、中東旅行の記事に関するものである。コロナウイルスが世界中で流行し、中東諸国が入国制限を始めた3月あたりから、ブログのアクセス数が目に見えて減っていくのである。

あれま・・・・

コロナウイルスの影響で、これほどまでに旅行への関心が失われるとは。一方で、私と言えば、旅行中なので出費はどんどんかさんでいく。ダムの放流のごとく、お金が流出していくのである。

ノーマスクなアフリカ

旅行者の身ではあるが、他の旅行者に比べるとそれほど影響を受けている方ではないと思う。それもひとえに、東アフリカという土地にいるからだろう。

周りでは、「今いる国にとどまるべきか、母国に帰るべきか、別の国に行くか、どう知ればいいか分からん!」という声や、フライトがキャンセルになった!という声もちらほら聞く。

ケニアや南アフリカは、入国制限を設け始めたが、エチオピアやタンザニアなど多くのアフリカ諸国は、それほど厳しい対応をとっているわけではない。

東アフリカの人々は、空港を除くと、ほぼノーマスク状態である。ニュースでは、コロナウイルス情報が垂れ流しになっているので、一応「コロナ」というワードぐらいは、みんな知っている。

よって、町を歩けば「よお、コロナ!」、「チャイナ!コロナ!」、「ノーコロナ!」などと、有名人ばりにコロナコールを受けるのである。

現在、私はタンザニアのザンジバルという島にいるのだが、フランスやロシアからの観光客が多い。そして、誰もマスクをしていない。

ホテルのフロントスタッフも、やる気満々で手袋とマスクを先日前からつけ始めたが、暑苦しいらしく結局ノーマスク、ノー手袋になっていた。この時期のザンジバルでマスクなんて、梅雨の時期にマスクするようなもんである。

ザンジバルの島民に、「コロナウイルスは怖くないのか?」と聞いたら、こんな答えが返ってきた。

「マスクはコロナウイルスにかかった人がするもんだろ。お前は、マスクをしていない。ということは、大丈夫ってことさ」

普段ウイルスや風邪とは無縁の国だと、マスク=予防という発想は薄いらしい。むやみやたらとコロナウイルスニュースを流すよりも、予防策の啓発(手を洗うとか)もしっかりと伝えるべきだと思った。

菌オタクな日本人

私が思うに、日本人はある意味で菌のエキスパートだと思う。いや、菌オタクというべきだろうか。

多くの日本人は、トイレをしたり、外出すると手にバイ菌が着くという、イメージを持っている。

小学生の頃から、家でも学校でも、外から帰ってきたら手洗いをしなさい、という菌対策の訓練を受けている。日本人にとっては当たり前でも、世界的に見れば、これは特殊訓練に相当するだろう。

テレビCMでも、洗濯物の”ニオイ菌”だの、風呂場の”カビ菌”など、わざわざ”菌”の映像を流して、菌がいますよ〜ということをアピールする。これらを見て、我々は、「そうか。目に見えないけど、お風呂や布団、衣類にも”菌”がいるのか!」ということを学ぶ。

そんなわけで、日本人には当たり前の”菌”であるが、世界では”菌”の存在はあまり認知されていない。

そもそも”菌”というのは、目に見えない。

これが菌ですよ!という映像でも見せられない限り、人々はトイレや自分の手に、”菌”なるものがついているとは、思いもよらないのだ。

コロナウイルスについて私が唯一思うのは、必ず終息するということである。それがいつになるかは分からない。けれども、必ず終わりは来る。

いつ終わるか分からないものに、不安や心配を感じても、意味はない。むしろ今日やるべきこと、今日しかできないことを、淡々とやるべきなのだ。

20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

管理人をフォローする
内向型のつぶやき
シェアする
進め!中東探検隊