【徹底ガイド】ヨルダンおすすめ観光スポットからお土産、食べ物まで!

中東の中では、治安が安定していて優良国ともいえるヨルダン。

ヨルダン旅行前に知っておきたい基本情報と、おすすめ観光スポットをご紹介。

日本から飛行機で行くには

日本からヨルダンへは直行便が出ていない。カタールのドーハやUAEのドバイを経由して、行く必要がある。

トランジットの時間も含めると、おおよそ日本からヨルダンまでは、15~17時間ほどかかる。

ドバイでトランジットをしたい!という強い要望がない限りは、カタール航空をおすすめしたい。サービスの質もよく、大半の場合、航空券の価格もエミレーツより安いからだ。

ビザは必要?

事前にビザを取る必要はなし。空港についたらとりあえず入国審査に並べばOK。入国スタンプでもって、ビザとなる。ビザ代は無料。

入国審査前に、ビザ申請カウンターなどがあるが、日本パスポート保持者はスルーしてよし。

治安

情勢が不安定に囲まられているが、ヨルダン自体はいたって治安がよい。欧米からの観光客が多い。

女一人旅で感じたヨルダンのリアルな治安

言語

公用語はアラビア語だが、英語も広く通じる。英語が通じるのは、特に若い人。高齢のタクシー運ちゃんだと、アラビア語オンリーなこともしばしばだが、観光に影響が生じるほどではない。

通貨

通貨はジョルダン・ディナール。1JD=約150円(2019年8月時点)。1JD以下はフィルスと呼ばれるコインとなる。コインを使う機会が多いのと、コインの形がよく似ているので見分けるのが難しいので、事前にチェックしておくと楽。

町中で使うのはもっぱら、1JDや5JD札。細かいお金を持っておくと便利。

物価

日本よりはだいぶ安い。詳しくは、下記の記事を参照。

ヨルダンの物価と一人旅でかかった旅費まとめ

WiFi環境とSIMカード

空港の到着ゲートを出たところで、SIMカードを購入できる。Orange、Zain、Umanihの3社が展開。私がざっと見た中で最も安かったのは、Umaniahが提供する18GBで12JDのパッケージ。

店員も慣れているようで、ささっとSIMを交換してくれる。

空港から市内までの移動

安く済ませたいならエアポート・バス。空港からは30分おきに出ている。空港から市内までは、片道3.3JD。


空港を出ると、目の前に見えるチケットオフィス


空港から市内へのバス

アンマン市内に滞在する人であれば、終点駅ではなく、途中の7thサークル駅で途中下車するべし。アナウンスや案内表示などはない。大勢の人が降りるので、周りの人に確認すればOK。空港からは約40分ほど。

バスを降りたところで、タクシー運ちゃんが待ち構えているが、少し離れたところでタクシーを捕まえた方がよい。アンマン市内はとにかくタクシーが多いので、どこでもすぐつかまる。

アンマン市内での移動手段

市内を移動する場合にはタクシーが便利。

どのタクシーにもメーターがついているが、メーターを付けなかったり、観光客向けのレストラン前などでタクシーを拾うと、通常よりも高めの値段をふっかけられる。

長距離を移動する場合には、メーターよりも交渉した方が安くなる場合もある。アンマン市内移動だと、料金はだいたい2~3JD。

交渉が面倒な人は、乗る前に「メーターで頼んますわ」と言えばよい。もしくは、ウーバーやカリームといった配車サービスも利用可能。

値段はローカルタクシーとあまり変わらないが、ピーク時にはピーク料金が加算される。

アンマンの街は山間にある。よって、とにかく坂が多い。歩いて20分程度の場所でも、坂があると、しんどい。よって、こまめにタクシーを利用することになるだろう。


アンマンの首都にある絶望的に長すぎる階段

ヨルダン観光に必要な日数は?

ヨルダンには、多くの歴史的な遺跡や聖書の舞台となったスポットがある。これらをじっくりと見て回るなら1週間は必要。

2~4日あれば、ペトラ遺跡、死海、ワディ・ラムといったヨルダンのハイライトを周ることが可能だろう。首都のアンマンから日帰りで、これらの場所へ行くことも可能だ。

ペトラや死海、アカバへは空港からもハイヤータクシーが出ているので、直行するのもアリ。目玉となる観光スポットはいずれも南部に位置している。ヨルダンのクイーン・アリア空港から見ると、首都アンマンとは逆方向にある。

コンセント

他のサイトなんかをみると、ヨルダンではC、D、F、G、Jなどとにかく多くのコンセントが使えるらしい。


ヨルダンのコンセント

しかし、実際に私が滞在したホテルにあったのは、BFとC。様々なコンセントプラグに1つで対応できるタイプのものを持っていくことをおすすめする。

SONICERの変換プラグであれば、ヨルダンでも使えるし、日本でもスマホとKindleといったように複数のデバイスを同時に充電できるので便利。

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祭日は要注意

イスラーム教の祭日であるイードに訪れるときは、要注意。アンマン市内でもほとんどの店は閉まる。観光客向けの店はちらほら開いているが、祭日中は人もまばらで、盛り上がりに欠ける。

残酷な祭り?イード・アル・アドハ(犠牲祭)とは?ヨルダン現地レポ

ヨルダンで絶対行きたい観光スポット

 

ヨルダンといえばココ!「ペトラ遺跡」

ヨルダンを代表する世界遺産にして、観光客のお目当てのスポットである。

ペトラは、紀元前1世紀頃に、ナバテア王国の首都として栄えた場所である。圧巻にして壮大な遺跡は、歴史や考古学に興味がある人だけでなく、多くの観光客をひきつけている。「インディ・ジョーンズ」や「トランスフォーマー」といったハリウッド映画のロケ地にもなった。

ペトラには、エル・カズネと呼ばれる宝物殿の他、墓や教会といった遺跡がいつくも散在している。じっくり回るとしたら1日では足りない。ペトラ遺跡へのチケットは、世界一高いともいわれている。

一度はやってみたい浮遊体験「死海」


海に浮きながら新聞や本を読むという稀有な体験ができる場所。陸地では、なんてことない動作だが、これを海でやってみたいばかりに、世界中から多くの観光客が殺到している。

死海は世界で一番低い場所にある。数十年後には死海が干上がるという研究も出ているので、早めにいっておいた方がよいかも!?

ハリウッド映画のロケ地にもなった「ワディ・ラム」


ヨルダンで砂漠体験をするなら「ワディ・ラム」。紀元前から、遊牧民たちが住んでいた場所で、現在では遊牧民のテントをイメージしたコテージでキャンプ体験や、ラクダ乗り体験といった砂漠に関するアクティビティを一通り体験することが可能。

「アラビアのローレンス」や「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」といった映画のロケ地にもなった。

街歩きが楽しい首都アンマン


首都アンマンは、ぱっとする観光スポットも少なく、それほど大きくない。けれども、ダウンタウンにあるスークや、観光客向けのショップやレストランが集まったレインボー通りなどは、訪れる価値あり。

モザイク地図で有名な街「マダバ」

「メデバ」という名で、旧約聖書にも登場する歴史ある場所。6世紀ごろに作られたパレスチナ、エルサレムを描いたモザイク地図があり、モザイクの町として知られている。ヨルダンは、イスラーム教の国だが、この街にはクリスチャンも多い。

ヨルダンの温泉スポット「マイン」

天然の温泉が湧き出ている場所。リゾートホテルが併設しており、スパや温泉の利用が可能。アンマンから日帰りで、温泉旅行もできる。

紅海のダイビングスポット「アカバ」

シュノーケリングやダイビングスポットだけでなく、ヨルダン国内のリゾートスポットとしても有名。

ヨルダンの食べ物

ヨルダンらしい食べ物といえば「マンサフ」。炊いたご飯の上に、羊肉を乗せたダイナミックな料理。羊の乳で作ったヨーグルトソースをかけていただく。羊づくしの料理なので、苦手な人は苦手かもしれない。


ヨルダンの伝統料理「マンサフ」


アンマンにある「ハシェムレストラン」にて

一方で、日本人にも食べやすいと思われるのが、ひよこ豆をすりつぶして作ったペースト「フムス」や、ひよこを豆をあげたコロッケ「ファラフェル」、日本ではケバブでおなじみの「シュワルマ」。

ヨルダンは日本よりも物価が安いので、地元人が通うような食堂で食べれば、300~500円ぐらいでお腹いっぱい食べられる。

ヨルダンのお土産

欧米からの観光客が多いこともあってか、あかぬけたお土産がそろっているヨルダン。アンマン市内には、おしゃれなデザインショップも点在している。


街中にあるオシャンティショップ。東京の青山にいそうな客が多かった

オリーブオイルを使った石鹸や、食用オリーブから、アラブ人男性が頭にかぶっている「クフィーヤ」と呼ばれる伝統布なんかがある。日本人にも人気の死海コスメは、現地で買う方が断然お得。

リピ必死!ヨルダンおすすめ土産、死海コスメ「トリネティ」

ヨルダン旅行前に読みたい本

中東の国は、地球の歩き方などのガイドブックが充実していない。しかし、ヨルダン版はめちゃくちゃ充実している。

長らく治安が安定していて、観光客がやってくることの証だろう。特にペトラ遺跡の歩き方など、細かいところまで載っているので、非常に役立った。キンドル版も出ているので、旅行前に一読しておきたい。