ヨルダンに失礼を承知で思うのだが、ヨルダンのお土産はこれといったものがない。
ヨルダンという国自体が、パレスチナやイラク、シリアといった難民の流入で発展してきた、という背景も関係しているのかもしれない。とにかくヨルダンっぽさが、薄いのである。
定番の土産といえば、パレスチナの刺繍をあしらったハンドメイド小物だったり、オリーブオイル、アラブスイーツ、オリーブ石鹸などがある。
しかし、いずれもパレスチナやシリア、レバノンでもみかけるもの。観光客向けに作られているといえども、そこまで購買意欲を駆り立てるほど、デザインのレベルは高くない。
しかし、その中でもヨルダンにこれは!というものが、死海コスメ。同じく死海ビジネスをする、イスラエルにも類似ブランドはあるが・・・
ここまでかなりヨルダンをディスってきたが、これはもうヨルダンにきたらぜひとも買うべき商品である。
ヨルダンの死海コスメブランドといえば、「トリネティ」と「RIVAGE」の2大ブランドがある。私がおすすめしたいのは、「トリネティ」。
ボディケア用品から、スキンケアなどメイドインヨルダンの美容品を展開するヨルダン発のブランド。デザインが洗練されていて、ショップもおしゃれ。
何より高そうに見えて、ヨルダンでは、めちゃくちゃお手頃な値段で買えるのがポイント。
普段は、美容になどみじんも気にかけない人間が、トリネティのショップに入ってしまうと、あら不思議。
アンマン市内のショップ。メインストリートから、細い道に入ったところにある隠れ家的な場所。
ちょっと、美容にでも気を使ってみようかしら♪という、美容スイッチを押してくれるのである。
美容に男も女も関係ねい!というポリシーらしく、男女それぞれに向けた商品ラインアップを展開している。美意識が高い男子にも、嬉しいショップである。
「トリネティ」の代表的な商品といえば、オリーブオイル石鹸
以下は、私が今回購入した主なグッズ。
ハンドメイドのアロマ石鹸と死海泥パック
ローズ・アロマ・バスソルト
単なるバスソルトなんだが、高貴な香りがする。実際に使ってみると、香り立ちもよく、なぜだか肌がツルツルになった。
シトラスのボディスクラブ
そのほかにボディクリームや石鹸などを買い、合計6点で36JD(約5,500円)。普段、美容品などを購入しない人間にとっては、ちょっと高いかな、と思える金額である。
しかし、日本や海外展開している公式サイトでみると、地元ショップの3~4倍の値段で売られていた。
実際に使ってみて、もっと買っておけばよかったなあと、ちょっと後悔。そんなわけで、次回ヨルダンに行くときは、「トリネティ」でたんまり買おうと思う。
ちなみに空港のお土産売り場では、「RIVAGE」は売られていたが、「トリネティ」は置いてなかった。なので、買うならば市内のレインボー通りにあるショップにいくべし。
トリネティ(Trinitae)
場所:アンマン市内のレインボー通り
営業時間:土曜から木曜は朝9時から夜の7時。金曜日は朝11時から夜の6時まで。
公式サイト(日本語):https://tr-japan.com/
日本の公式サイトから商品を購入することも可能。