最近、ラグジュアリーな大人の遊びにハマっている。それが、通常ならば休日にこなすアクティビティを思いつきで、平日にやっちまうというものである。
何せ社会人にとっては、時間は大事な資本。平日は大体、仕事で忙しい。しかし、早々に仕事を切り上げて(サボっているわけではない)、空いた時間を思いがけないことに使う、それが私にとってのラグジュアリーなのである。
それに、小学生の頃は学校が終われば、遊びの時間がある(小生は受験をしていないので、ひたすら遊んでいた)。大人だって遊びの時間があっていいじゃないか!
そや、今から動物園行こう。
というわけで思いつきでベルリン動物園に向かった。ベルリン動物園は、クーダムと呼ばれる繁華街に近く、飼育されている動物の種類は世界一と、何気にすごいのである。
春とはいえ、やはり寒い。そのためか、動物がいないコーナーもかなり多かった。ホッキョクグマとペンギン以外の動物には同情である。平日ということもあって、園内は閑散としている。

ライオンコーナーは檻がなく、皇居みたいなお堀で隔てられているだけである

中東発祥のスナネコ。砂漠の天使とも言われている

可愛いのでズーム

景色と化していたナマケモノ
パンダコーナーは、中国色が強く設備もしっかりしていた。人が多いことから、日本だけでなく、ベルリンでもパンダは人気の模様。

パンダ館

笹が大量に常備されており、待遇の良さ?が伺える。彼らはベルリン生まれだが、所有権は中国にあるらしい
パンダの次に人が集まっていたのが、ゴリラである。ゴリラは凶暴で人間とは、だいぶ違うと思っていたが、それを思い改めたのがこちら。

わいやないか!
テーブルに肘をつき、丸太に腰掛けご飯を食べているこの哀愁と言ったら。まさかゴリラに自分の姿を見出してしまうとは思わなかった。
ちなみにこちらのメスゴリラ、69歳という世界最高齢だったのだが、私が訪れた数日後に、亡くなったという。

窓辺で外を眺めるゴリラ。だんだん人間に見えてくるという不思議
ゴリラの隣には、チンパンジーと並び人間に最も近いとされるボノボ。世界でもコンゴにしか生息しておらず、飼育されている動物園も世界的に見て少ない。彼らは争いが起きると、キスや性交で平和的に解決するという性質を持っているといった点でも注目されている。

フェンネルをくわえたバケモノ

4頭が飼育されていたが、いずれも距離をとって食べていた

こういう人おっさんいるよな・・・
ドイツでも動物に名前をつけており、サムやマットといったように人間の名前が付けられていた。おまけに、サムは探検家、トムは夢想家といったようにMBTIのような性格紹介がされているあたり、可愛らしい動物というよりは、人格をもつ人間として扱われている模様。
彼らを見ているはっとさせられる。
他の個体とご飯を食べることに喜びを感じるのは人間ぐらいなのだな、と。こうして一緒に暮らしているボノボでさえ、仲間と一定の距離を保ち、自分の餌を取られまいとする。
人間が一人で食べているとかわいそう・・・というイメージを持たれるが、動物界における孤食は、自分の食べ物をとられないという、ラグジュアリーな行為らしい。
など考えながら、平日にボノボとゴリラに思いを馳せる贅沢な時間を過ごしたので、大満足である。次はアクアリウムに行こう。
