リヤド空港から市内に向かう移動方法をご紹介。
ようやく観光が解禁になったサウジではあるが、多くの人がまず驚くのは、意外と近代的ということだろう。
なにせ、長年外国人観光客を受け入れてこなかった国だ。ゆえに、外の世界の我々は、砂漠だの、やべえイスラームの国だの、厳格な国だの、といった一方的なイメージしかもてなかった。
観光が解禁されたといえども、リヤド空港で入国を待つ人々の顔ぶれの多くは、インドやフィリピンなどからの出稼ぎ労働者たちだった。
人数はかなり多かったが、通常であれば10~15分ほどで入国審査は終わるだろう。
まだ解禁してから間もないからだろうか。中には、審査方法がおぼつかない人間も紛れ込んでいた。
審査するぞう、というやる気だけはあるのだが、記入する紙がないからちょっととってくる!といって10分ぐらい放置された。机の上には、グランデサイズのスタバコーヒーである。
とまあ、こういうこともある。
リヤド空港内には、両替所、SIMカード売り場などが一通りそろっている。
空港での両替といえば、だいたいレートがあまりよろしくないのだが、ここリヤド空港では銀行で両替が可能。レートはそれほど悪くない。
両替ができる銀行
前に並んでいたフィリピーノが50万円ぐらい両替していたので、ちょっとおののいた。
空港でSIMカードを売っている通信会社はMobilyとZain。この2社に加え、サウジにはSTCという会社もある。
私が購入したのは、MobilyのSIMカード。1GBで35リヤル(約1,000円)。これで1ヶ月有効。ちなみに、空港では無料WiFiも使えるので、とりあえず無料WiFiを使って、市内でSIMカードを買うのもあり。
リヤド空港からバスやメトロはなく、車が主な移動手段となる。
メジャーなのは、ウーバーもしくはカリームといった配車サービスを使う方法。あらかじめ金額も分かるし、場所を自分で指定できるので、非常にラク。
サウジの運ちゃんは、あまり英語が通じないので、こちらの方が安心して目的地につける。
サウジのウーバーでは、通常のタクシーを選択することも可能。通常タクシーの方が、値段は若干安い。
タクシーで行く方法もある。空港発のタクシーの場合、エリアによって金額が決まっている。タクシー乗り場の前には、料金表とエリアが書かれた看板がある。
リヤド空港のタクシー乗り場。ウーバーやカリームの乗り場案内も近くにある。
渋滞時であっても金額が変わらない、というのがウーバーと比べて良い点だろう。
よって、同じ場所でも渋滞がひどい時は、こちらの方が安くなることもある。ただ、自分が滞在するエリアをあらかじめ把握しておく必要がある。
空港から市内までの時間は、エリアや渋滞具合によってだいぶ異なる。市内中心エリアまでは、1時間ほどかかる。料金は60~90リヤル(1,800円から2,700円)ほど。
ちなみにリヤド空港は国際線と国内線でターミナルが異なるので、要注意。国内線ターミナルは、最近新しくできたようで、非常に近代的。飲食店や免税店などが充実している。