ベルリン移住2日目

2日目だが、外に出ると「ああ、やっぱり知らない国ドイツにいるんだ」と心細くなる。そろそろ24時間経ったが、やっぱりどこか町を歩くことが怖い。しかしどんなことでも慣れが重要なので、ひたすらベルリンに慣れるため、町をゾンビのごとくさまよい見慣れることにした。

町が怖い要因の1つに、オープンテラスがあった。冬前の最後の日光を浴びようとドイツ人たちも必死なのか、カフェでもレストランでもひたすらオープンテラスが展開されており、寒いのにジモティーたちは外に集結している。思い込みもあるだろうが、店を見たくても、そうした人々と目線があってしまうのが、どうも居心地が悪い。

落ち着くのが、そこかしこにある公園である。コンビニと同じ感覚で、公園が各所に点在している。そこではグラフィティだらけの壁を背景に、キッズたちが無邪気にきゃっきゃ遊んでいたり、川沿いの土手では、本を読んだり、芝生の上でくつろいでいたりする。

アジアでは特にやることもないので、モールでショッピングばかりしていたが、ここでは外でシンプルに時間を過ごしたり週末イベントにふらりと出かけることが、一般的なのだろう。くつろぐと言えば家だと思っていが、ベルリンの公園だったらついつい外でぼーっとしてみたくなる気持ちもわかる。

初日に続き、この日もスーパーを散策する。オーガニック商品を扱うBioマーケットやアジア食品を扱うGo Asia、低価格が売りのPennyなどなど。4件ぐらいスーパーを回った。ヨーロッパの物価を頭に叩き込むという目的もあるが、スーパーの格で客層が違うのを見るのも面白い。

無人レジも他国とはシステムがちょっと違い、会計に時間がかかる。2回も店員を呼んでしまったが、嫌な顔をせずに助けてくれる。無人レジすらできない自分が恥ずかしい・・・買いすぎてエコバッグに入れるのにもたついていると、次の客が入りきらない商品を運んでくれたりと、なんだかんだいって人々に助けられている。

こういう人との触れ合いが1つずつ増えていく度に、知らない町への恐怖感は薄れていくのだろう。

20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。

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ベルリン
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