久しぶりに卓球したいな・・・
ということで、仲間を召喚し卓球をすることにした。
ドイツの公園にはやたらと卓球台が置いてあり、大人たちがガチでプレーを楽しんでいる。その様子を見て、私もやりたくなり、スポーツショップでわざわざ卓球セットを買い込んだのである。

休日に公園に行くと卓球台はだいたい埋まっている・・・ベンチでは台が空くのを待っている人々
近所の公園を待ち合わせ場所にしたのだが、ここはやべえ公園だということを思い出した。日中でありながら、大人の暇人たちが怪しげなものをスパスパやったり、その副作用なのか生気を失っている。
どう見ても納税者の挙動ではない。
その日は公園で炊き出しが行われており、我々も腹が減ったねえ〜ということで、卓球前の腹ごしらえとして炊き出しに並ぶことにした。
もちろん我々は納税しているので、タダ飯をもらっていいのか?という最低限の良識は備えている。主催者に確認したところ、「誰でもOK」という快諾をいただいたので、並んだのである。
15分ほど並んでゲットしたのは、一応食べ物ではあったが、得体の知れない物体であった。主催者に何の料理か?と聞いたところ、「特に名前はない」と言われた。
メインのパスタに加え、5センチぐらいのきゅうりやジャガイモが入っており、全体はチーズでコーティングされている。「チーズをかければなんでも美味くなるべ」ということらしい。
味はともかくお腹は満たされたので、本日のメインである卓球へ。
しかし問題は、卓球台のすぐ後ろにある溜まり場である。10人ぐらいの住所不定と思われる大人たちが、いろんなものをスパスパしながら談笑していたり、空を仰いでいる。卓球をする場所としては、まったく治安がよろしくない。
まあ、いっか
気を取り直し、卓球を始めたが数分後・・・
「俺っちがやるー☆」
突如現れた謎の男にラケットを強奪されたではないか
仲間も同じく別の男にラケットを奪い取られたようで、見知らぬ男たちの卓球を観戦するハメになってしまった。
おいおい・・・なんだこれ
数分ののち、男たちは満足したのかラケットを置いてどこかへと消えていった。
気を取り直し、プレーに戻る
が!
「あっ。道路にキツネがいる!」
「ダメだ!風でボールがどっかに吹っ飛んだ!」
そう。卓球といえば室内でしかやったことがない私だが、野外でやるとこういうことが起こるのである。さらに
「アタイにやらしてみな!」
ヨコハマメリーさんのような風貌をした妙齢の女性が現れ、私のラケットをぶんどる。
・・・
おいおい
めちゃくちゃ強すぎないか?
住所不定・年齢不詳という出自がわからない風貌でありながら、キレッキレのプレー。私と仲間がそれぞれ戦いに挑んだが、2人ともボロ負けするという有様。納税者の敗北である。
なんでそんなに強いのか、訳を尋ねると
「小さい頃に結構やってたんだ。6年ぐらいかな〜キッズ向けの教室にも通ってて」
「あたいはメアリー。よろしくなっ」
と名前を告げて颯爽と去っていった。
