エリート中国人、来る。職場に押し寄せる中国の波

韓国や中国のことを意識せざるを得ない暮らしになっている。

職場のビルは韓国大手の企業が入っており、韓国人の若手からベテランまで毎日目にする。


はじめは、リアル韓国語だ〜などと呑気に構えていた。しかし、EXOがドバイを席巻したり、近所のスーパーで韓国ノリが1つの棚を占拠するまでに、勢力を拡大して以来、その急速な成長ぶりにうかうかしていられなくなった。

うかうかしていられなくなったところで、どうにもできないのが私なのだが。だから、スーパーに行って棚一面の韓国ノリを見ては、ううっとなぜか心を痛めてしまう。

それでも韓国はまだいい。

けれども、中国はもっとすごい。

別に敵対心を抱いているわけでもないが(いや、抱いているのだろうか)、いやただその勢力にあっけにとられるだけで、いいのだろうかと毎日自問する日々である。

職場でも頻繁に「中国」というワードを耳にするようになった。

そもそも日本人だから敏感に「中国」というワードに機敏になっているのかもしれない。

逆にいえば、「中国」と言われるたびに、「日本」の存在が少しずつ削り採られていく感覚さえあるのだ。考えすぎだろうか。

そんな矢先、すんごくデキそうな中国人が入社してきた。役職もほぼ部署のトップクラス。見た目は中華系だけれども、雰囲気や話し方で「あ、北米で生活している人だな」ということがわかった。

実際に、中国ではインターナショナルスクールに通い、これまでもシンガポールで起業したり、アメリカやカナダで働いた経験があるという。

これまでヨーロッパやアメリカ、オーストラリアといった出身国のマネージメント層しかいなかった会社に、中国人が参入したのである。中身が半分欧米人とはいえ、見た目的にアジア人が加わると、私としてはどことなく安心感を感じてしまう。

欧米人が多数を占める空間では、同じ東アジア人として仲間意識を感じてしまう。

アジア圏だけで見れば、ちょっとした敵対心を抱くが、アジア人が少ない世界では、むしろ彼らの行動に勇気付けられる。

ソマリア、スーダン、イスラエル、そしてここドバイ。彼らはビジネスのチャンスがあれば、世界中の人間が近づかない中でも、果敢にビジネスをする。そんな彼らの行動力に尊敬の念すら抱いてしまう。

近くて遠い隣人。時に脅威となり、時に勇気づけられる。中国の人々に対する思いは複雑だ。しかし、どうも不思議な行動力に満ちた彼らに惹かれてならない。