まるで中世のヨーロッパ?ドバイのおしゃれカフェに集まる意外な人々の正体

このカフェだけを見れば、人々はヨーロッパのどこかの国だと思うだろう。

中世のヨーロッパを思い起こさせるゴージャスな内装が特徴の「シェイクスピア」は、UAEを始めとし、クウェート、カタール、オマーンさらにはイラクまで中東の各国で展開するおしゃれカフェである。



細部までにこだわり中世のヨーロッパ感を演出する「シェイクスピア」の店内。装飾品はすべてハンドメイドで作られたというから驚きだ。


ここが中東だということをすっかり忘れてしまう世界観

サーモン・クロワッサンやエッグ・ベネディクトなどおしゃれなメニューが並ぶ。朝食やランチ、お茶などに使えるお店だ。

お客さんも表参道あたりをうろついていそうな、おされ女子がいるのでしょう・・・と思いきや店内はアラブの野郎であふれていた。

「カンドゥーラ」と呼ばれる民族衣装をきたアラブおじさんから、若いアラブ人男性まで。みな口に運んでいるのはスイーツではなく、「水タバコ」。パイプを吸って、大量の白い煙を出してくゆらせている。店のコンセプトとは相反して、まったくもっておしゃれ感のない店である。

ドバイはイスラーム圏なので、アラブ人のほとんどは酒を飲まない。日本の男たちが、居酒屋で酒を飲み交わすのと同じように、アラブ人の男たちはこうしたカフェで水タバコをくゆらし、濃いめのアラブコーヒーをちびちとやるのだ。


こうしたカラフルなドリンクを運ぶ店員たちの大半も野郎である

しかも一人客が結構いる。ある者はノートパソコンをカタカタやりながら仕事をしたり、スマホをいじっていたり。そのうちに、なぜか店内のテレビからはサッカーの試合中継が流れる。これじゃあまるで、スポーツバーである。けれども野郎たちはそんなことおかまいなしに、熱心に試合を見ている。

キャピキャピ女子がいそうなおしゃれカフェにいたのは、まさかのアラブのメンズたち。店のコンセプトと客層に大幅なギャップがある。カフェを訪れた際には、ぜひともそのギャップを見ていただきたい。

「シェイクスピア」(Shakespeare and Co.)
定休日 : 年中無休
営業時間: 午前7時~深夜12時(店舗による)
住所 : シェイク・ザイード・ロード。エミレーツ・タワーズ駅から徒歩5分。その他にもドバイ各地に数店舗あり。