本当は教えたくない!ディープなイスラエル観光旅行の楽しみ方

正直なところあまりイスラエルの観光スポット情報は出したくない。できるならばイスラエルは危ないところだと言って観光客を遠ざけたいぐらいだ。それぐらいイスラエルには思い入れがあり、その良さを独り占めしたいと思っている。

しかし、イスラエルのチョコだの、つるつるになるコスメなどが日本に進出したり、スタートアップ文化すごくね?みたいに下手に注目を浴び始めてきたため、取り上げるメディアや関心を寄せる人が多くなっているような気がする。数年前は宗教関係で訪れる人がメインだったというのに・・・


というわけで、泣く泣くイスラエル観光スポットをご紹介したいと思う。が、ここは普通に観光地を並べるだけでは面白くないので、テーマ別に分けて紹介してみたい。

歴史、文化に興味あり!聖地にどっぷりつかるなら

日本でいうなら奈良、京都あたりが好きな人向け。ダントツおすすめの場所は、何と言ってもエルサレムである。政治的には常時ガヤガヤしている場所なのだが、観光で行く分には問題はない。悠然とたつ歴史的な建造物の横で、現代の政治的ないざかいというこの対立もまた 他では見れないものである。

別にクリスチャンでなくても、イエス・キリストの墓や聖マリアの墓に参ってしまった日には、あの教科書に出てくるイエス・キリストの墓なんだなあとなんだかしみじみしてしまうぐらい、歴史的に超大物有名人の名所が集まっているのがここエルサレム。

個人で歩いてもいいが、要領よくポイントをおさえたい場合にはツアーがおすすめ。ただし町中で声をかけてくるフリーのガイドには要注意。たいがいぼったくってくる。

迷路に迷い込んだよう?旧市街

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こんな狭い地区にこんなに歴史的な観光名所がぎっしり濃縮されている場所は他にないのではないかと思う。道は入り組んでいてまるで迷路かのよう。何度行っても飽きさせないのが、この旧市街の特徴だ。

ユダヤ人の祈る姿が圧巻!嘆きの壁

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いわずもがなエルサレムといえば嘆きの壁で祈るユダヤ人の姿であろう。ユダヤ人の祈りの場である。兵役中の若者たちが研修などで集団で訪れているのを良く見かける。

壁をよく見ると、紙が挟まっているが、これは各人の願いが書かれたものである。また、後ろ向きで後ずさりをしながら嘆きの壁を離れる人がいるがあれは、おかしな人ではなく神への敬意を示して壁に背を向けないように去るという慣例なのである。

イスラーム教徒の第3の聖地、岩のドーム/神殿の丘


これを逃してはいけないというぐらい圧倒的な有名であり、エルサレムが誇る圧巻の観光スポットと言っても過言ではない。しかし、立派な観光地の割には、入り口がかなり貧相で外国人観光客が入場できる時間帯が非常に限られている。訪れる際には朝早く行くことをおすすめするが、なにせ時間が限られているので、イスラエルでは珍しいバーゲンセールのような行列ができている。

映画にもなった!あのシンドラーの墓

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あまり知られていないが、有名な映画「シンドラーのリスト」のシンドラーの墓がここエルサレムには実在する。墓地は夕方頃には閉まるので、早い時間に行くことをおすすめする。

世界的有名人物イエスさまのお墓、聖墳墓教会


言わずと知れたクリスチャンの聖地の1つでもある。失礼ながらあまり信仰心がないので、本当にイエスなんて人はいたのか?と思うのだが、これを見てしまうとやっぱり実在していた人だったんだと思ってしまう。イエスの墓は、時間帯によってはものすごく人が並んでいるので、早朝などがおすすめ。

ユダヤ人の歴史を知る!ヤド・ヴァシャム(ホロコースト博物館)

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イスラエルというユダヤ人の国に来てしまったら一度は訪れておきたい場所。世界中にこうしたホロコースト博物館はあるが、やはり本場の博物館は圧巻である。ユダヤ人の苦難の歴史をたどるのは非常に心に堪える。

一方で、こうした歴史をたどりながら同様に別の民族を排除しようとするイスラエルの国としてのあり方も考えさせる。ここは決して歴史を振り返る場所ではなく、今ここでおきている現在をも考える場所なのである。見終わると、ちょっと暗い気分になる。

ショッピング、おしゃれな街を歩いてみたい!

もさいユダヤ人が多いエルサレムに比べ、おされさんが比較的多いテルアビブは洗練された都市。ビーチやらおされショップが立ち並ぶテルアビブは、アーバン・カルチャーに興味がある人にはぴったり。

今や日本でもお馴染みになってきたイスラエルブランドのコスメやアクセサリーの店も揃っているのでぜひ訪れてみたい。

週末は青空市場で

金曜、土曜の週末になるとテルアビブ、エルサレムのあちこちで蚤の市が開かれる。アンティークグッズやクラフト、アクセサリーなどイスラエル人の芸術心あふれる作品が並ぶ。それらを見ながら現地の人と交流するのが楽しい。意外な掘り出し物に出会えるかも?

エルサレム


金曜の午前中に新市街で開かれるマーケット。規模は小さめだが、エルサレムの蚤の市といえばここ。

テルアビブ

テルアビブはどこかしらをあるいていると大体どこかでクラフトマーケットが開かれている。特にシャバットが始まる金曜の午前中は多くのローカルたちが訪れる。代表的なマーケットをいくつかご紹介したい。

オールドヤッフォ蚤の市

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オールドヤッフォだけでも観光地として楽しめるが、マーケットが開かれている時間に行くとなお楽しい。金曜の午前中は多くの人でにぎわう。シャバットの日もちらほら空いている店があるので、シャバットの日でも楽しめる。

ナハラット・ビンヤミンアート&クラフト

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テリアビブの中心地で行われる。クラフト類が充実しているのに加え、大道芸などもやっており家族連れなどでにぎわう。木曜、金曜の10時から18時まで。

イスラエルのおしゃれな家に遊びに行こう!

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毎年5月にテルアビブに開かれているイベント、「Open House Tel Aviv」はおしゃれな建物や家を訪問するツアー。観光客向けというよりは、ローカル向けのイベントなので、おしゃれなお宅訪問をしつつ現地の人と交流ができる絶好のイベント。

詳細は公式サイトで確認。

地元の食を堪能したい

イスラエル人にイスラエル料理って何?と聞くと大体の確率で「フムス、イスラエルサラダ、ファラフェル」と言う。しかし残念ながらこれらは他の中東諸国でも普通に食べられるものなのだ。なのでイスラエル特有かと言われるとそうでもない。

ちなみにイスラエルサラダというのは、基本は刻んだトマト、きゅうりにレモンをかけた簡単サラダのことである。日本でいう、わかめとレタスを入れたサラダを日本サラダというようなもんである。

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イスラエルサラダ

もちろんそれらもそれらで美味しい。イスラエルは自給率がかなり高く、種類豊富で新鮮な野菜や果物が年中お手頃な値段で手に入るようになっている。ホテルの朝食ブッフェでも、新鮮な野菜がどっさり出てくる。こうした新鮮感を味わえるのはイスラエルならではないかと思う。

じゃあ何がイスラエル料理なのかというと個人的には、世界の持ち寄り料理だと思っている。世界中からユダヤ人が集まるイスラエルでは、その人の親や祖父母世代の出身国によって食卓に出るものがかなり違ってくる。おすすめの方法としては、普通のレストランではなく、人の家にお邪魔して、各国の家庭料理を食べるという方法だ。

シャバット料理を体験する

シャバットと呼ばれるユダヤ教の休日、毎週金曜日になると家族みんなで揃ってこの休日を祝う習慣が広く浸透している。宗教色の濃いエルサレムでは特にそれが顕著だ。なので金曜の夜には、ほとんどの飲食店や普通の店も閉まり家族で集まる時間となる。

そんな時、一人だと寂しいので、シャバットディナーに参加すると、ユダヤ人の家庭料理も食べられ、シャバットの様子もわかるという一石2鳥のおすすめ体験だ。

シャバットディナーは、単なるディナーではなく祝いのご飯で、家族や親戚が一同に集まるということから各家庭のお母さんが腕を振るった食事がフルコースでいただける。イスラエル人はフレンドリーなので、旅行中に仲良くなってシャバットディナーに呼んでもらうという方法もあり。

また食べ歩きツアーやAirbnbの食事版みたいなサービスを使ってみても面白い。

一人で食べるのはつまらない!現地の人と美味しい料理を

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誰かと料理を一緒に食べよう!というのがテーマの「Eat With」というサービス。イスラエル人によるスタートアップのサービス。Airbnbみたいに現地の人と交流しながら、美味しい料理を食べようというコンセプトが非常に面白い。エルサレムやテルアビブのリスティングが多いので、試してみる価値あり。シャバットディナーだけでなく、インド、アラブ、イタリアンなどインターナショナルな料理が楽しめる。

シャバット料理コース

シャバット料理だと各家庭の味がかなり反映されているので、普通のレストランではなかなか食べる機会がないものが出てくる。

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古典的なユダヤ方式でシャバットディナーをいただくコース

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伝統的なシャバットディナーをいただくコース

食べ歩きグルメ&ワインツアー

テルアビブで主催されているグルメツアーを提供する「Delicious Israel」。イスラエル料理を堪能するコースから、ワインツアー、シャバットディナーを体験するコースなど様々な種類がある。

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本格アラブスイーツを

アラブスイーツの名所といえば、西岸地区にあるナブルスが有名。こちらはイスラエルではなく、パレスチナ自治区に位置する。エルサレムからだとバスで2~3時間ほどかかるが、価値はある。ここで食すべきは、「クナーファ」。

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ナブルスの「クナーファ」

ナブルスの「クナーファ」を食べてしまうと他では食べれなくなるぐらい美味しい。初めてナブルスの「クナーファ」に出会ってから約5年経つが、あれを上回る「クナーファ」には未だ出会えていない。個人的には、アラブスイーツの王様の称号をあげたいぐらいである。

イスラエルワインを堪能

地味に有名だったりするのが、イスラエルのワイン。ワイン大国なのかワインはどこに行っても安くかえる。特に貧困地区と呼ばれる超正統派たちが住む地区のスーパーに行けば、かなり格安の値段だ。といっても赤ワインが中心なので白ワインが好きな人間にとってはちょっとがっかりだが。

そんなイスラエルを本気で楽しむ!を応援してくれるのが下のイスラエルワインツアー。トリップアドバイザーでも堂々人気第1位のツアーに選ばれている。数日間のワインテイストツアーからワイナリーを訪れるツアーまでワインをじっくり堪能するには最適のツアーだ。

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バカンスを楽しみたい

イスラエルにもいいビーチありますよ。手軽に楽しむならテルアビブのビーチ、そして王道の死海。時間に余裕があり、本格的なリゾートに行くのであれば、紅海に面する地元民に人気のダハブがおすすめ。手軽にダイビングなどが楽しめる。

テルアビブのビーチ

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イスラエル=中東というイメージを覆す象徴がこのテルアビブという都市であり、ビーチだろう。地中海の海に面しており、テルアビブ全体はエルサレムに比べると比較的気温が穏やかに感じる。ビーチに入れるのは大体5~10月ごろまで。

第3の都市、ハイファに行くべきか?

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ハイファというのはイスラエルの第3の都市であり、ガイドブックなんかではバハーイ教の総本山、「バハーイ・ガーデン」がよく紹介されている。しかし、これらに騙されてはいけない。個人的にはよほど暇か物好きではない限り、ハイファには訪れることをおすすめしない。

もちろん「バハーイ・ガーデン」は綺麗だし、それなりの観光地ではあるが、 その他町には見所になるところがほとんどない。半年間住んだが、特に何もない町なのである。ハイファに行くぐらいであれば、ナザレやティベリアなど他の観光地に行く方が時間を有効活用できるだろう。