クリスマスがない国にやってきて感じたこと

クリスマスがない国でクリスマスを過ごすのは人生で2回目である。1回目はイスラエル。2回目がここドバイ。イスラエルといえば、ベツレヘムというイエス・キリストの誕生の聖地があるじゃないかと思われるかもしれないが、それはそこだけの話。もちろんクリスマス前のベツレヘムには世界中からクリスチャンが訪れ賑わう。一方で、通常の街はユダヤ人が大半なので、クリスマスなんて祝わないのである。ケーキもイルミネーションも何もない。

一方で、がめついドバイはどうか。日本同様、海外の文化を商業化して儲けようぜ!という精神なのかと思いきや、そこは意外とおとなしい。イスラム教の国としてのアイデンティティーを保つためか、クリスマスっぽさを感じさせないのである。もちろんスーパーでクリスマスっぽいものを売っていたり、クリスマスマーケットというのはあるが、なぜか超短期間(クリスマス1週間前の3日のみなど)で開かれているところから、クリスマスへのやる気をあまり感じられない。


街がそんな風に、クリスマスに対してやる気がないので、こちらとしてもやる気が失せてくる。日本にいた頃はなぜか「ああ、クリスマスだ!」と重要イベントとしてなぜか小躍りさせられていたような気がする。それがどうだ。クリスマスが存在しない国に来てしまうと、どうでもよい日と化してしまうのである。クリスマスの呪縛から解放されたような気がして嬉しいような気もする。

しかもクリスマスに加え、年末感もゼロのドバイ。というよりこちらでは、11月末以降をすべてホリデーシーズンと総称しているようだ。どうやら12月は締めの月というよりは、仕事を休んでゆっくりしましょう、みたいな空気が漂っている。この辺はちょっと欧米っぽい。

というわけで、案外クリスマスは無宗教の人間にとってはどうでもよい日なんだなということを改めて実感。日本で、ぼっちクリスマス症候群に苦しむ人は、ドバイに来たらいいと思う。クリスマスをどう過ごすかなんて、どーでもいいっしょ。