イスラム教徒に犬はタブーって本当?イスラム教の人々に可愛がられる犬がいた

今まで20年以上生きてきて、イスラム教にとって犬はタブーだと思っていた。イスラム教の国のインドネシアで犬を飼っていた時でさえ、子ども心に「インドネシア人の人に犬を近づけたらだめなんだ!」と思いながら、びくつきながら散歩していたのを覚えている。例外的に、お手伝いさんや運転手さんが、飼い犬を可愛がってくれていたが、今思えば相当無理して、可愛がって(いるフリ?)くれたのかななどと思う。

かくいうドバイも生活をしていると、イスラム圏だということを忘れがちになるが、安心してください。ちゃんとイスラム教の国ですよ、なのだ。先日建国記念日ということで、現地人が大量に押し寄せる祭りに行ってみたのだが、

わーサルーキ(犬種)だ!可愛いー


んんん?待て待て。この人たちムスリムですよね?めっちゃ写真とって可愛がっていますけど??
イスラム教にとって犬はタブーじゃなかったのか!?という激震が走る。

ある現地人の話では、「サルーキは我々の文化の一部だ」と言っているが、文化の一部といわれても納得いかない。ということでさらに調べると、

ハディースと呼ばれるクルアーンに続く、預言者ムハンマドの教えをまとめた第二の聖典によれば、

犬を所有することは、食料やお金を稼ぐための狩猟の手段としてならば許される。しかし、楽しみのために犬を所有することは望ましくない

と書いてあるとのこと。さらに預言者ムハンマドもサルーキを飼っていた、などという都市伝説もあるそうだ。確かにサルーキといえば、サルーキのビューティーコンテストやレースがある事実からも、ペットとして飼っているというよりもハディースで書かれているような、お金を稼ぐため(コンテストやレースで優勝すると豪華な賞品がもらえる)に相当するような気がする。

ちなみにサルーキは、Wikipediaによると

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サルーキは狩猟犬の一犬種。飼育犬中でおそらく最も古い犬種として知られ、純血種としてその歴史はおよそ7000年溯ることが出来る。

イスラム文化において、犬は不浄な生物であるとされることがあるが、サルーキはアラビアの文化では他の犬種とは異なった地位を占めている。ベドウィンはサルーキを大切に扱い、その美しさと狩猟犬としての能力を落とさないように飼育繁殖をしている。サルーキは不浄な生物とはみなされず、日中の暑さや夜の寒さを避けるために飼い主とともにテントで眠ることさえある

おおおおお!ワンコと寝る、これぞまさにペット化した犬と人間の関係ではないか!

普段はおとなしく理由もなく吠えたりすることはないが、不満を感じたとき、長い間飼育者やその家族と離れていたときなどには、震えるような高音で「歌う」。この「歌」は家族(群れ)のきずなを求めるときに使われるものであり、訓練次第で「歌」を教えることができる。

えええええ!犬が歌を歌うの!?これはぜひ聞きたい。というわけでサルーキとイスラムの関係がわかったことでスッキリ。しかしますます謎なサルーキに惹かれるのであった。サルーキをもっと広めたいなあ。

ちなみにサルーキーがガチで走ると時速69kmにもなるという。車なみである。友人のサルーキーたちを連れて散歩に行った時のハプニングはクリスマスに起こった悲劇にて。車並みの犬が逃げていった時のあの焦りといったら・・・


友人のサルーキたち。かわいいけどガチになったあの時速はやばい