ドバイが好きで来たんでしょ?いやいや違います。私がドバイに来た本当の理由

ドバイでの苦労話をとめどなく母親としているとき、「それでもアンタ、ドバイが好きで来たんでしょ?しっかりやんなさい」と言われたが、ちょっと待て!私はドバイが好きだと言った覚えは一言もない。海外移住の成功のコツの1つとして多くの人が上げているのは、その国が好きかどうか、ということ。それが、いかに苦労することがあったとしても乗り越えられるか乗り越えられないか、の分岐点になるらしい。

この点は確かに納得。いかに理不尽なことがあってもその国が好きであれば、もうちょっと居たいなとか、まあそんなもんかと思ってやりすごせることができる。しかしドバイに対してそんな愛情を全く抱かないどころか、「仕事と金」という非常にドライな理由で来てしまった私には、いつも足もとがおぼつかない。

私がドバイに来た理由、それはインドやパキスタンの移民たちと同じく「仕事がある」という理由が一番にある。もちろん中東で働きたいという前提があってのことだが、「デジタルマーケティング」職というキャリアをのばしていきたい私にとっては、ドバイは唯一そのような職を提供する最適な国だったからだ。


もう1つの理由は、税金がないこと。日本の給与明細を毎月見ては、なんでこんなに税金を取るんだと激おこぷんぷんだった。くれるのかもわからない年金のためになぜお金を払わなきゃいけないのか。当たり前すぎて誰も問わないのか、日本にいる間年金や税金に対する不満を聞いたことは一度もない。しかし私にとっては摩訶不思議すぎて、不条理だったのでそれならいっそのこと税金のない国でがっつり自分の取り分をもらったほうがマシだ!という自分勝手な理由である。

移住前にドバイは1度来たことがあるが、まあ予想通りつまらん国だな、という最悪の第一印象だった。何がつまらないって、徒歩で街を歩き回れない、でっかいビルがあるだけ、という旅の醍醐味を味わうにはあまりにも薄っぺらいなあという印象だけが残った。なので移住前にもドバイはあんまり面白くないだろうな、すぐ飽きちゃうかも・・・といった大変移住先の国に対してあるまじき態度をとっていた。しかしこの予想は意外にも裏切られる。確かに街の中心部だけをみれば高層ビルがありますね。という感想しかないが、ほじくればほじくるほど意外に面白いものが出てくるのがドバイである。

移住前にはあまり考えていなかったが、世界各国に短時間かつ低料金でいけるという旅好きには嬉しい利点や、イスラムの国だから犬は飼えないのかなと思いきやなんとサルーキ犬という中東原産の犬がいたりと住んでみて発見した利点も多々ある。こうした意味では、嬉しい意味で予想を裏切られた。

ということで人間と同じく好きでない人との結婚は長くは続かないと思うので、いつやってくるかわからない「離婚」に備えて、日々全力で進むのです!