いまだに戸惑う海外特有のコミュニケーション

どの国でもその国ならではのコミュニケーション方法がある。特に海外においては日本よりもボディランゲージや人との物理的距離が近いコミュニケーションが多いように感じられる。ということで、日頃仕事の中で、いまだに慣れんなーと思うコミュニケーションをご紹介。

1.ハグ

南米とかヨーロッパだとよく見かけるハグ。あってハグを交わす、今までは他人事としてへーそんなこともするのね、と思っていたが、いざ自分がその立場になってみるとこれがまあなんと気恥ずかしくてなかなかできない。同僚はもちろんのこと、クライアントともはぐするなんて、友好的なんだかなんだか。これには軽くカルチャーショックを受けた。


嫌なクライアントだったりおっさんだったりするとなかなかハグをしにくいし、どの程度の交友レベルになるとハグをするべきなのか、という定義もいまいちわからないので、とりあえず今のところは向こうがハグをしてくるケースを除き、大概は握手のみですませている。

自分からハグをしに行く勇気はないものの、他人がしてくるケースもかなりある。これは避けられないし、かなり焦る。自分の体や髪のにおいが臭くないか?ということばかり気にして、フレンドリーにハグをすることに集中できない。というわけで、人との物理的距離が大きかった日本ではたまに風呂をサボっていても大丈夫!ということで過ごしていたが、いつくるかわからないハグにそなえてがんばって毎日お風呂に入ることにした。

 

2.名刺を雑に渡す

「雑」というのはあくまで日本視点であって、海外では普通らしい。会社にはいったらまず叩き込まれる名刺の渡し方。あんな複雑かつ相手を敬う高度な名刺渡し技術を持った日本人から見ると海外での名刺の渡し方は雑にしか見えない。片手で「ぽい」である。まるで塩でもとってといわれて、「ほい」と渡すような感じなのである。名刺をあんなに丁寧に扱う日本では、さぞかし名刺も嬉しいことだろう。

周りにならって、一緒に片手で名刺をぽいしたり、時にはそのまま相手の机の前に置いたり。いいのかダメなのかわからない名刺の渡し方にちょっとハラハラしながらも、まあ海外だからテキトーでOKだろ精神で乗り越える。

 

3.ハイタッチ

英語では「ハイファイブ」と呼ばれるものである。はじめは一体なんのこっちゃと思って、向こうが手のひらをかかげてタッチを要求するのにつられてタッチをするぐらいだった。このハイファイブはハグに続き結構頻出率が高い。

いったいどのタイミングで「ハイファイブ」するべきなのかいまだ定義がわからないが、なんかやったぜ!とか心が通じ合ったときにだよなーみたいな時に起こる確率が多いことから、そんな風に感じたら「ハイファイブ」なんだなということを学んだ。「ハイファイブ」のタイミングをさぐって、ここぞというときにそれらしい「ハイファイブ」ができるようになるとちょっと嬉しい。

 

4.週末どうだった?

なぜ外人はいつも週末がどうだったのか聞くのか、謎だ。答えにつまるこの質問。何をしたかといえば寝て、家でネットをしていたぐらいなので特に答えることがなく、いつものこの質問が来たときに何を答えればよいのかわからなかった。大体一言で終わってしまうからだ。

しかし毎週それじゃあ聞く側もつまらんだろうなあと思い、他の外人がなんと答えているのかを見ると、まあなんと長々とびっくりするぐらい週末の過ごし方を語っている。内容を分析するとどうやら自分の考えたことや気持ちを伝えている。何をしたか、というよりも何を思ったか、何を感じたかを述べるのが、適切な回答らしい。

ということで、次の週からお手本をもとに何を思ったかというのをメインに話してみると、これが結構スムーズな会話のきっかけに。今までは100文字ぐらいで終わっていたのが、300文字ぐらいの回答になった。

またこの会話のために、寝てネットするだけのつまらん休日の過ごし方はいかんな、ということで積極的に外に出たり何かをするようになった。Facebookにリア充写真を乗せるためにがんばっちゃう人にちょっとにているかもしれない。しかし家に引きこもるよりは、よっぽど健康的なので結果としてはよかったかもしれない。日本でも「週末どうだった?」を普及させれば、「仕事に疲れて一日中寝てたわ」とか「ずっと家でテレビ見てたわ」という人は少なくなるかもしれない。