ドバイ移住者必見!人気エリアから家賃まで。ドバイ家探しガイド

ドバイに移住する前はまったく右も左もわからなかった。手探りに家を探し始めるものの、日本と比べて高すぎる家賃、通勤圏内の場所はどこになるのだろう?といったように情報があまりなく途方にくれた覚えがある。

ドバイにいる連中に聞いても、よくわからないし、結局日本にいる時には探しきれず、ドバイにやってきてから家を探すことになった。それでも土地勘がない時期は、右往左往して家探しが難航したのだけれども。


そんなわけで、ドバイに移住するならココ!という定番のエリアと家の探し方をご紹介したい。

家のタイプによって、人気の場所も異なるがここではドバイではもっとも一般的な家のタイプ、アパートメントの人気エリアを見ていきたい。ランキングはドバイの不動産ポータルサイトのデータを参照。人気度は年間の内覧数による。

アパートメント人気エリアランキング

1.ドバイ・マリーナ

マリーナ・モールと呼ばれる大型複合施設があり、レストランやスーパーも近くにあり生活をするには非常に便利なエリア。そのためいつも多くの人で賑わっており、ドバイ移住者にもダントツ人気。メトロやトラムへのアクセスもよく、車を持っていなくても住みやすい。1人用のアパートメントでおおよそ17万円からが相場。

2.ダウンタウン・ドバイ

世界一高いビル、「バージュ・ハリファ」や世界一大きなモール、「ドバイ・モール」があるドバイの中心地。アパートメントから眺める夜景を見ては、ここぞドバイという気分が味わえる。

モールの近くには多くのレストランがあり、またバーやクラブなどが多く存在する地区にも近い。ドバイの中心地ということでどこへ行くにも便利な場所だ。ただ物件によっては、スーパーが遠かったりと日常生活を送るには車がやはり必須となるだろう。

ちなみに「バージュ・ハリファ」の賃貸物件だと、2ベッドルームに3バスルームで年間630万円。月にして53万円ほど。

3.パーム・ジュメイラ

高須クリニックのCMでもおなじみ、高須医院長がヘリで上空を飛ぶ下に映り込んでいるのが、世界最大の人工島「パーム・ジュメイラ」である。テレビなどで元芸能人が住んでいるなどと紹介されていかにも超金持ち向けのエリアだと思われがちだが、アパートメントであれば実は超金持ちでなくても手が届く物件が結構ある。値段もマリーナとほぼ変わらず、一人暮らし向けであれば18万〜が相場。

メトロやトラムへのアクセスが近くにないため、車が必須となる。また近くにモールなどもないため、買い出しの際には必ず車が必要となるが、海に近く住民専用のプライベートビーチやパーム・ジュメイラに住むというちょっとしたステータスも味わえる。

4.ジュメイラ・レイクタワーズ (JLT)

ドバイ・マリーナの真向かいにあるエリア。作りとしてはドバイ・マリーナと似ており、人工池を囲む形で高層ビル群が建っている。ちょっとした芝生の公園やバスケットコードなどもあり、ゆったりと休日を過ごすには最適。

こちらも多くのレストランがあり、家賃もマリーナとほぼ同等もしくはややお安めの物件もあり。細かい点をいうと、バルコニーつきの物件が少ないため、外の空気を味わいたいという人はマリーナがおすすめ。

5.ビジネス・ベイ

ダウンタウンまで車で約5分ほどの場所にある、こちらも立地的には便利な場所。車があれば問題ないが、メトロの駅までは15分以上かかる。

モールや大型のスーパーが徒歩圏内に少ないためか、物件の価格も人気NO.1のマリーナに比べるとやや低く1人用のアパートメントで、14万円ほどから。ビジネス街なので平日は多くのビジネスマンで賑わう。

ちなみに上記の人気エリアを地図上でみると以下になる。ドバイ国際空港からドバイ・マリーナまでは車で40分ほど。ダウタウンまでは20分ほどといった距離だ。

日本人が多く住むエリアは?

デイラと呼ばれる空港近くの地域に、ハイアットリージェンシー・ガリラヤレジデンスと呼ばれる日本人の駐在員が多く住むマンションビルがある。そのためかつてはこの地域に多く日本人が住んでいたと言われているが、いまではかなり日本人の駐在員が住むエリアも分散している。デイラに続き、ドバイ・マリーナ、ジュメイラ・レイクタワーズといった場所がやはり日本人にも人気である。

デイラはランキング外となっているが、その理由としてドバイでよく見かける新興の高層マンションが少なく、また住民たちもどちらかというと飲食店、建築関係など低賃金の職につく人々が多く住んでいるため、ホワイトカラー職での年収だと先に紹介した人気エリアに住むのが一般的になる。ホテルにおいても、この地区はどちらかというとユースホテルなどといった出費をおさえたい人々向けの場所である。

とはいえ治安が悪いわけではなく、リーズナブルやレストランやスーパーが多くいつも人であふれる人情味のある地区である。

ヴィラに住むなら?

アパートメントという形態がドバイ市民にとってはもっとも一般的だが、ゆったりと暮らせるヴィラも人気である。

ヴィラというのは一軒家のようなものだが、一軒家といっても日本のようなこじんまりとしたものではなく、広い庭やプールがついており、部屋数も5部屋〜+メイドさん用の部屋といったように、家族の多いアラブ人世帯を意識した作りになっている。もしかしたら日本のプチ豪邸といったほうがしっくりくるかもしれない。

ヴィラに住むならもはや車は必須である。メトロ近くでヴィラタイプの物件はほとんどないからである。また、ヴィラはドバイでも比較的閑静な住宅街的なエリアに多く存在するため、徒歩圏内でスーパーやそこそこのレストランがあることは期待できない。大家族でゆったりと過ごしたい人にとってはドバイの喧騒から離れ落ち着いた住宅街は定評があるのだろう。

ヴィラ物件でもっとも人気があるのは、アラビアン・ランチェスと呼ばれる場所だ。

ここは砂漠の国、ドバイなのかと目を疑ってしまうほど緑に囲まれたエリア。ドバイで緑はそれなりの贅沢品なのだ。難点はドバイの中心街から遠く、車でも40分以上はかかることである。

比較的都心に近いエリアで言えば、ジュメイラやウンム・スクェイムだろう。ドバイの中心幹線道路をはさんだビジネスベイの向かい側にある。ダウンタウンに近く、海にも近い。現地のUAE人が多く住むことから高級住宅街エリアともいえる。もはやこの世のものとは思えないほど豪華な外観のヴィラが多く立ち並ぶ。

ヴィラに住みたいけど、一人でまるごと借りるのは無理という人にはシェアハウスをおすすめする。13万円ほどから高級ヴィラに住めてしまう。中にはプール付き、かつ広い庭の物件もあり。

ドバイで家を借りる際にかかる費用と手続きは?

ドバイでは基本年間の家賃をまとめて一括払いする方法が一般的である。もしくは3~4回に分けて払う方法もあるが、一括払いよりもやや価格が高くなる場合がある。月払いはほぼ存在しない。一人暮らしをするとなると、家賃に加え以下のような費用が発生する。

セキュリティ・デポジット
家賃の10%をデポジットとして払う必要がある。基本は退去時に返還されるが、物件が激しく損傷した場合などには、返還されない。家主によってその判断基準が大きくことなるため、こちらは交渉が要必要となる。

仲介費
物件を紹介してくれた不動産に対して、仲介費として年間の家賃の5%もしくは、不動産会社が定めた一定の仲介費を支払う必要がある。こちらも不動産会社によって大きくことなるので確認が必要。

DEWA(水道光熱費)
個人で契約し、水やら電気をひく必要がある。現在ではネットで申請することもでき、ほとんどの場合は申請から24時間以内に使えるようになる。月によって光熱費は大きく変わり、特に夏場のエアコン代はばかにならないといわれる。部屋数によっても異なるが、エアコン代を差し引けば平均して一人暮らしの場合AED300(約9,000円)ほどから。物件によっては家賃にエアコン代が含まれている場合とそうでない場合があるので要注意。

ネット・テレビ
DuやEthisalatといった日本でいうNTTドコモみたいな通信会社と契約する必要がある。テレビ番組のチャネル数など契約メニューによって異なるが、月間おおよそAED500(約1万5,000円)ほどから。

EJARI
政府に対して家の借主であることを登録する必要があり、こちらは契約前に一度払うだけ。おおよそAED200(約6,000円)ほど。こちらは家の大きさに関係なく同じ料金。

家賃が年間払いのため、借主にとっては大きな負担だ。中には貯金をはたいても払えないため、会社にお金を借りているという人もいる。会社に借りてまで・・・という人にはシェアハウスという方法も一般的だ。

シェアハウスは月払いで光熱費などすべて込み。煩雑な手続きや家主との交渉もない。入居時に返金可能なセキュリティ・デポジット代は払うことになる。荷物だけもって入居すれば、家具や食器などもすべてそろっているため、すぐに生活が始められる。

もしくはアパートメントホテルという選択もありだ。ホテルによっては、長期滞在者向けの部屋もある。契約はやはり年間契約が一般的だが、DEWAやEJARI、テレビなどの契約手続きをせずとも、シェアハウスと同様すぐに生活が始められる。

ホテルと直接契約すれば仲介費も払わなくて済むし、使用頻度によって光熱費(特にエアコン代)が上がることもない。ドバイの物件は欠陥が多いため、築10年以下であっても、水回りやエアコンなどに問題がよく発生する。そうした時、ホテルのフロントに言えばすぐ修理にきてくれるのはありがたい。

またホテルなのでハウスキーピングサービスも受けられる。普通に家を借りるよりかは値段はやや高めだが、それでも光熱費や仲介費、また家主との骨の折れる交渉などもろもろの労力を考えた場合、アパートメントホテルは、魅力的な選択だ。

ドバイでどうやって家を探す?

ドバイにも日系不動産がある。STARTSという会社で、オーナーは気さくで面倒見がいい。日本人コミュニティにも顔がよく通っており、日本人が集まるスポーツチームなども主催している。ドバイ在住の邦人とスポーツを通じてつながりたいという人は、問い合わせてみるとよいかもしれない。

このような日系不動屋さんに頼むのもありだが、さらに多くの物件を見てみたい場合はドバイ市民がよく使っているの不動産ポータルサイトで探すことをおすすめする。

Dubizzle


不動産のみならず、中古品の売り買い、仕事、コミュニティなど生活に必要な様々なサービスを提供している。UAEでは最大の不動産系ポータルサイトだが、不動産の物件に関しては玉石混交なところがきずである。

実際の部屋とは違う写真を掲載していることもザラなので、写真につられずきちんと情報を確認する必要がある。

Property Finder


こちらは不動産に特化したサイト。Dubizzleに比べると、信頼できる、良さげな物件が多いのが特徴。中国人の同僚から教えてもらって以来、私はこちらのサイトを愛用している。またDubizzleがUAEだけなのに対し、こちらはオマーン、クウェートを覗くGCC諸国、エジプト、レバノン、モロッコなどでもサービスを展開している。

ドバイは不動産市場が盛んなため、上記以外にも多くの不動産サイトがあるが上記にあげた2つ以外は、まだ発展途上なのかあまりサイトの使い勝手もよくなく、物件情報も少ない。

こうした情報が私が移住した際にもあればなあと思ったが、もはや後の祭り。今後ドバイへやってくる人に少しでも役に立てれば幸いである。

ドバイの家探しで何より驚いたのは、その家賃の高さだ。東京とのあまりにの違いに、もはや自分が住める家など見つからないと思っていたが、家賃が高いのは仕方がないともはや割り切ってしまうと楽になった。

一方で中には月収100万以上を稼ぎながら、郊外の家賃15万円ほどの家に住む人もいる。また高級住宅街に住んでいたが、家賃が安いという理由と人情あふれる町を求めて、フィリピン人が多く住む場所に住んでいるイギリス人もいる。出身国によって住む場所があからさまに違うドバイでは異色である。

便利さやステータスにつられると家賃は高くなるが、郊外の家を選んでドバイで効率よく貯金をすることも可能なのだ。便利さなのか、時間なのか、お金なのか。家探しではどこかで妥協しなければいけないこともあるようだ。