ドバイでこんな風に働いています

ドバイ就職に関する記事が少ないため、いったいドバイで働いている日本人は何をやっているのだろう、と思われるかもしれない。そこで少しでもイメージを持ってもらうため、私が働く職場の雰囲気や仕事についてお話ししようと思う。

ドバイで何やっているんですか?

新橋にいるようなしがないリーマンをやっています。駐在員のような日本を代表して、出張で中東やアフリカ諸国を飛び回るキラキラリーマンではなく、あくまでドバイにある会社につとめ普通のリーマンです。


会社はフランス系の外資系広告代理店につとめています。世界の代理店グループランキングで言えば、電通よりちょい下、博報堂よりもちょい上ぐらいに位置しています。サンドィッチマンといったところですかね。

ただドバイにおいては、レバノン系のグループ会社の傘下におかれています。グループ全体としては、マイケル・コースやマーク・ジェイコブス、ロクシタンといったファッション、美容系ブランドを多く抱えています。

そのため、しがない広告代理店でありながら、シャネルや、ディオールといったしがないリーマンにはなじみのない社員限定の高級ブランドのセールに行けるというのが唯一社員としての楽しいイベントでしょうか。もちろんそれらはセールになっていても元値が高いので、単に高級ブランド品に指紋をつけて眺めるというぐらいで終わりますが。

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仕事の内容は?

デジタルマーケティングという仕事ですが、かんたんにいうとお客さんが新商品やサービスを消費者にアピールしたいという際に、YouTubeやFacebookといったオンラインメディアで、どのように広告を出せば効果的かということを提案し、実際に広告を運用し、その成果を報告するといったことをやっています。

時にはサウジアラビアの支社と連携して、サウジアラビアでの広告キャンペーンをやることもしばしばです。世界をターゲットにしたキャンペーンの場合で、現地の特殊な事情がある場合は中国やロシア、韓国チームとも連携をとります。

対象となるターゲットは、主に湾岸諸国+ヨルダン、レバノン、イラクといった中東地域であることが多いです。ただお客さんによっては、全世界をターゲットとするものもあります。

オンラインには国境がないので、どこにいても仕事ができるというのが利点ではありますが、逆に言えばドバイにいながらにしてすべてできてしまうので、常に仕事はドバイで行っています。ディレクターレベルともなると、シンガポールやイギリスへ出張といったこともありますが、普段は常にドバイで働くというのが基本です。

クライアントは、ドバイ政府観光局、エミレーツ航空、シャネルを担当しています。比較的ドバイっぽいクライアントが多くその点においては、この会社で働いてよかったかなあと。ただドバイをプロモーションする仕事なのに、個人ブログではドバイをディスって申し訳ないなあと思います。もちろん仕事では一生懸命世界に向けてドバイを売り出すわけですが。

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どんな人と働いていますか?

日本の外資と比べるとインターナショナルだと思います。オフィスには100人ほどの同僚が働いていますが、全体でみるとおそらく出身国は30カ国を超えるのではないかと。

チームによっては、やや出身国の構成に偏りがあります。たとえばクライアントとの調整をするチームは、レバノン人が圧倒的に多いです。しゃべりにかけては彼らは押しが強く、柔軟性もあるためフィットする人が多いのでしょう。その分彼らと仕事をする際には、ストレスになることもありますが。その他は、スペイン、イギリス、イタリア、フランスなどヨーロッパ圏も比較的多く、とくにマネージメント層には欧米系の人が多いです。

一方で私が所属するチームは、テクニカルチームと呼ばれ主に専門分野を担当する人間が所属しています。しゃべりというよりかは、テクに強い人間が集まっているとでも申しましょうか。ややインド人が多いですが、南アフリカ、ポルトガル、ウクライナ、中国、フィリピン、パキスタンとばらけています。といってもレバノン人やインド人のように何人もいるわけではないので、だいたい1国1人といった感じです。ちなみに日本人は私のみです。ですから日本人1人だといって、浮くことはありません。

どんな仕事環境ですか?

就業時間は9時から18時までですが、だいたい皆朝は9時半から10時にやってきて18時にはきっちりと帰ります。中には7時ぐらいまで残業をしている人もいますが、まれです。

会社に来てもスタバにコーヒーを買いに行ったり、コーヒーを片手におしゃべりしたりしてまったりと朝をスタートさせる人もしばしばいます。日本だとすぐに仕事に取り掛かるのが一般的な感じもありましたが、逆に仕事だと気張らず、自然なスタイルで仕事に取り組めるのでそれはそれでありだと思います。もちろん仕事もやる時はちゃんとやるので。

あとなぜか誕生日にはケーキでもって会社全員で祝う習慣があります。大人たちが本気でハッピバースデーの歌を歌うのは、ちょっと恥ずかしい気もしますが彼らは真面目です。はじめのうちは、「わーい、おやつだ!」と思って喜んでいたケーキですが、こちらのケーキは砂糖の塊のように甘ったるすぎるので、最近は食べなくなりました。

最後に

仕事内容は日本で働いていた時とほとんど変わらず、大きく変わったのは、働くクライアントやターゲットとする国、同僚というまわりの環境によるものである。果たしてそれが皆がイメージするキラキラ海外就職なのかといわれると、よくわからない。

ドバイで働く人々は、あまり海外で働くということを特別視していない。彼らだって自国での経験やスキルを踏まえて仕事をしているわけだから、環境の違いをのぞけば自国と同じように働いている感覚なのではないか、と思う。海外就職した人と特別枠で語られるよりかは、海外でリーマンやってます、といったぐらいがちょうどいいのである。