生理痛、PMS…女が男と同等に働くのは無理だと悟った瞬間

奥ゆかしい日本人女性たちが、話すのをためらう女のテーマについて声を上げ始めている。ハフィントンポストでは、「女性のカラダについてもっとオープンに話せる社会になって欲しい」というコンセプトから「Lades Be Open」というプロジェクトを始め、女性が自分たちの体についての悩みを打ち明けるのを後押ししている。

生理を理解しない男性が問題なのか?

その中の連載に、社会人3年目の私が、恐る恐る上司に「生理」について話してみたというハフィントンポストの女性編集員社員の「生理告白」について書かれたものがあった。


そして、その女性社員の上司、ハフィントンポストの日本版編集長が、その「生理告白」を受けてどう思ったかを綴った「私、生理痛がひどいんです・・・」 女性部下から告白されて困ったという記事があわせて公開された。

企画立案者のハフィントンポストらしい生理に悩む女性、そしてその告白を受けた男性というそれぞれの観点から語られているのが面白い。

女性社員による記事の中では、生理について語る、理解してもらうことの葛藤や難しさに焦点をあてているが、個人的にはそのハードルはそこまで高くないと思っているし、問題視することでもないと思う。

生理休暇がなくても体調不良で休めばいいわけだし、休みの理由がぼんやりして気まずい時には、「女性ホルモンの関係でしょうがないんですわ。」とインド人上司に説明する。すると上司もちゃんと理解したのかわからないが、とりあえず「おう」とだけ言う。

そもそもこうした背景にあるのは、生理について理解していない男性やそれを言えない女性というよりも、休みが取りづらい日本の空気そのものにあるのではないかと思う。

男性が生理について理解したからといってどうなるのだろうか?性差について理解することは美しくもあるが、本質的な解決にはならないだろう。大事なのは、体の調子が悪い時にはだれもがきちんと休息をとれる、そんな社会と人の寛容さじゃないだろうか。

実際、記事の中にもこんな記述があった。

今の時代は、「男性が冷たい目で見る」「同僚に迷惑がかかる」など様々な理由で取りづらい点も指摘されている。

Yahoo!Japan知恵袋にも、女性社員が生理で休むのがよっぽど許せないのか、こんな投稿があった。

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女子社員のの生理休暇取得を何とか邪魔(制限)できないものでしょうか?
うちの職場の女子社員の中に、毎月必ず生理休暇を取る人が数名居ます。
しかも、仕事の締め切りが有る金曜日とか、資料提出をする月曜日に、彼女の休みが集中して、他の女子社員のヤル気にも悪影響を及ぼしています。

——
ハフィントンポスト「私、生理痛がひどいんです・・・」 女性部下から告白されて困ったより

生理痛よりもはるかに苦しいPMS

私自身にとってさらに深刻なのは、PMS、生理により仕事をスムーズに遂行できないことで、男性社員と同じレベルで働けないということである。

妊娠、出産といったそもそも男、女の体の違いであるからそれはしょうがないんじゃない?と思うかもしれない。けれどもバリバリ仕事をして、出世しようと思えばその違いは私にとって厄介者でしかない。

特に私の場合は海外で働き始めてからなぜかPMSがひどくなっている傾向にある。PMSの症状により、「自分なんか・・・」といって死にたくなるほどの鬱を毎月味わい、人生に絶望して意味もなく職場で涙が流れてくることもある。

PMSはワンピースのスリラーバーグに登場するネガティブホロウだと私は思っている。毎月このネガティブホロウが私の体を通り抜けていくのだ。


尾田栄一郎 ワンピース47巻488話(集英社)より参照


尾田栄一郎 ワンピース47巻488話(集英社)より参照


尾田栄一郎 ワンピース47巻488話(集英社)より参照

イライラにより、他人とうまく話せない。イライラした態度しかとれないこともあるので、あえて話すのを避けることすらある。

人間関係も変えるPMS

普通に仕事場で涙を流していたら、不気味なやつもしくは精神不安定なやつと思われ仕事の人間関係に支障がでることは見えている。普段なら「そうでしたか」と簡単に流せる上司の指示にも、ネガティブホロウのせいでホロリと涙が頬を伝う。それをみて、上司は慌てる。

ネガティブホロウのバカヤロー。

さらに私はこのPMSにより上司との関係が悪化するという最悪の事態を招いたことが過去にある。だからPMSは職場の人間関係でさえも爆破するほどの破壊力を持つ恐ろしいものだということを知っている。

そんなネガティブホローにやられる一方で、「ち、違うんだ!自分は本当はこんな人間じゃない!」と弁解する自分もいる。

PMS対策のため、いろんな手法を試してきた。けれどもこれといってネガティブホローを撲滅させるパーフェクトソリューションにはまだ出会えていない。

だから女は働けない、と言われたくない

よく言われるのは女性の性格は月に4回変わるというものだ。これには納得。さらにPMSというネガティブホローの影響を考えると、まるでわれわれは気分のジェットコースターに乗ったまま仕事をするようなもんである。

ジェットコースターに乗ったまま仕事をまともにできるか?否。

けれどもそれについて考えることで、女はやっぱり男と同じレベルで働けないんじゃないかというある種の絶望感にたどり着く。

別に家庭とか、出産とか、育児じゃない。

彼らと同様毎日同じスタンスで、ペースで仕事をこなしたい。けれども不思議なホルモンのおかげで、それが阻害される。医学が進歩したとはいえ、ホルモンの作用までコントロールすることは難しいようだ。

女も働きたい!そう社会の女性が叫ぶ一方で、どうしても同等にはなり得ないという事実もあるのだ。