イスラエルで海外就職したかった女子が、ドバイで働くことになったワケ

表題の「女子」。勢い余って女子などとつけてしまったが、女子というといかにも少女漫画でキラキラしている女子を思い浮かべてしまうため、なんとなく気恥ずかしい。当人は、上司からおっさんとあだ名をつけられるぐらい女の形をしたおっさんなのだから。

さてタイトルはさておき、おそらく中東で働きたいなんて積極的に思う人はまずいないだろう。駐在で行く会社員でさえも、中東勤務は学級員の嫌な役を立候補する人がいなくて、結局だれかがいやいややる、そんな感じだと思う。


とはいえ物好きはどの国にいるもので私もそのうちの1人だと思う。

「中東で働きたい」この思いはもとももとは「イスラエルで働きたい」という理由だった。それが結局ドバイで働くことになったのかをここでは話そうと思う。

なぜイスラエルで働きたいのか?

もともとイスラエルに留学していたこともあり、単純にイスラエルという国が興味深く好きだったからである。

留学時には、中東、国際政治、ジャーナリズムを勉強していたが、1年の留学終了直前あたりから、イスラエルはどうやら「スタートアップネイション」と言われるほどスタートアップ文化が盛んで、テクノロジーも発展している!ということを知ったのだ。

1年近くいながら、いまさら!?という感じだが、人間というのは本当に興味がないことには興味がないらしい・・・悲しきかな人間の性よ。

ということで、イスラエル帰国後は目下

「イスラエルのスタートアップで働く」

ということが1つの夢であり、目標になっていた。

そのために走り始めたのだが、現実はそうもいかず。イスラエルとの接点を持つだけでも大変であり、経験もない新卒レベルでイスラエルで就職しようなんて、ほぼほぼ無理な話だったのだ。

それを横目に日本ではなんとプチイスラエルブームのようなものが起きていて、周りを見渡すとさまざまなイスラエル関連のものが日本に登場していた。

例えば、

おしゃれ女子に人気のボディショップ「SABON」

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「SABON」Instagramより

イスラエルにいる時は、なんかおしゃれな石鹸屋さんかいな?と思う程度で外から眺める程度だった。

スタートアップ国家としてのイスラエル

アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?
ダン・セノール シャウル・シンゲル
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 137,351

この本のおかげか、日本のビジネス界でもイスラエルに注目しようという流れが徐々に見えてきたように思う。

イスラエルのゆるキャラ、「シャロウムちゃん」

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シャロウムちゃんのInstagramアカウントより

イスラエル大使館のゆるキャラ。このゆるキャラ登場により、イスラエル認知度が上がってしまった・・・ように感じる。

オシャンティな町に現れたチョコレート屋、「マックスブレナー」

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マックスブレナー公式サイトより

マックスブレナーの日本進出は驚いた。しかも表参道ヒルズという一等地である。イスラエルだと、結構うまいチョコレート屋ぐらいの手軽なものだったのに、いきなり表参道ヒルズなんかで出店して、「舶来物」として、日本では人気を博しているではないか。

日本人の「舶来物」礼賛主義には、恐れ多いものがある。

イスラエルにダンス留学した森山未來

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森山未來公式サイトより

テルアビブに留学していたという森山未来。自撮りドキュメンタリーなど、あの有名人もイスラエルに注目しているんだと思わされる出来事だった。

と同時にイスラエルは注目されている!やっぱり行くべきなんだという思いと同時に、なかなか仕事が見つからない焦りも高まっていた。

たまにイスラエルの求人サイトを覗くも英語はネイティブレベルや職種もエンジニアなどさすがテクノロジー開発国家だけあって、求める人材もマーケティングや営業ではなくエンジニアが中心なのだ。

すでにデジタルマーケティングで食べていこうと決めている当人にとっては、いきなりのエンジニア転向、英語をネイティブレベルまで磨き上げるというのはハードルが高すぎた。

そしてもう一つのハードルは、就労ビザだ。

イスラエルはビザの取得が難しいといわれている。確かにそうで、本当にこいつじゃないとダメだ!と思われないいけないし、会社もビザサポートを行っているところが少なそうなのである。

かの有名なイスラエルのスタートアップ、WIXにも突撃したがビザサポートはないよ、といわれ面接する権利すら与えてもらえないという不毛な結果に終わった。

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WIX公式サイトより

何もできないまま数年が過ぎていったが、そこで彗星のごとく現れたのがドバイである。

たまたまソマリランドへのトランジットで立ち寄っただけなのだが、噂通りガイジンが多い。そしてガイジンが多いということは、ビザも取りやすいのだ。しかも急成長の国?ということもあり、デジタルマーケティング職も多い。

そんな好条件の中で、急速にドバイへひかれドバイで結局働くことになった。

が、なんとなくドバイに浮気しているようで・・あれだけイスラエルのことを思っていたのに、いきなり新彼のドバイに心惹かれるのはいかがなものかと思った。が自分の中では、絶対イスラエルにも行くから!という謎の誓いをたてて折り合いをつけられるようになったのだった。