中東最大!ドバイのコミコン参加レポート

コミコン2016がドバイで開催されたのは4月。しかし、コミコン事情を書くに至るまで長い間かかったのは、決して怠惰からではなく、トラウマーな出来事がきっかけで傷がしばらく癒えなかったためである。その傷がなんなのかは、まだトラウマから回復しきれていないので今後にまわしたいと思う。

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さて、日本でコミケなるものは数年前にはすでに卒業していたのだが、あまりにも日本メディアがドバイでコミコン!日本のアニメ人気やん!なんて言うもんだから、そんなら日本人のわいがいかなくてどうする!ということでやってきた。

しかし、実態はマスコミは報道するものとはまったく違うものだった。

日本人からするとコミコン=日本のマンガやアニメというイメージで、いかにも日本のポップカルチャーを愛するイベントととらえがち。かくいう私もその一人だった。日本アニメのコスプレなんかしている人がたくさんいて、日本文化礼賛な雰囲気かと思えば、現実はまったく違った。

会場で人気を集めていたものは?

確かに日本のアニメグッズショップやマンガを売る人もいるのだが、全体でみると圧倒的にそれらのセクションは少数派。それよりも多くの人気を集めていたのが、VRやe-スポーツなどのゲームだった。

別にお国競争というよりかは、純粋にコミコンがどういうものかを見に来ていただけなのだが、サムスンのVR体験がめちゃくちゃ行列ができるほど人気を集めているのをみると、こりゃマンガは負けるわ、と一人しんみりしていたものである。

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サムスンVR体験

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マイケル・ジャクソン似のちびっこのリアクションがあまりにもすごいので司会者もちょっと引き気味

その他スペースも大きく、人を集めていたのがVRゲーム。

はたから見ると間抜けにしか見えないのだが、本人が入り込んでいる3Dのバーチャル映像を大きなスクリーンに映し出すことで、周りの観客も一体になってその緊張感に巻き込まれる。巻き込み型の新しいゲームだ。ゲームは任天堂の64で終わっているぐらいゲームに疎い私でも、ちょっと見いてしまうほどだった。

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一人槍玉に挙げられている感じがするが、あくまでゾンビゲームに入り込んでいる人です

e-スポーツ生観戦

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こちらはファンタがスポンサーとなって開催されていたe-スポーツの生試合。e-スポーツというのはその名の通りチーム戦で戦うゲームをスポーツ競技になぞらえた新種のスポーツである。

単なる趣味のゲームと思ったら大間違い。彼らは本気で取り組んでいるし、プロゲーマーは高額な大会賞金で食べているのである。いわばプロゴルファーみたいなもんである。

世界ではかなり有名なのだが、日本ではあまり知られていない。日本では高額な賞金を出すことが禁じられているため、ゲーム1本で食べていこうと思ったらなかなか難しい。ゆえにこうしたe-スポーツというのが根付きにくいとのこと。

それでもゲームでしょ?と私は思っていたが、バスケやテニスの大会のようにこうしたe-スポーツの大会も世界各地で行われており、大きな画面でその対戦の様子を見る迫力や観客が一体になってチームを応援する様子は従来のスポーツさながらだ。

これは文字で言ってもあまり伝わらないので、本気でゲームを職業にして生きようとする若者を描いたドキュメンタリー「Free to Play」を見るのがおすすめ。

半信半疑でつまらんでしょ、と思ったがゲームにまったく興味のない人でもこんな世界があるんや!と新たな世界を知ることができる作品である。

こちらも参考に。
ゲームはサッカーを超えるスポーツ競技になる!?ゲームへの考え方が180度変わるドキュメンタリー「FREE TO PLAY」

とe-スポーツに関する前置きが長くなったが、実際の試合を生で見るのは初めて。観客スタンドに座り、対戦の様子をじっと見守る。

しかし、まったく意味がわからない。スポーツ同様やはりそれなりのルールがわからないとまったく面白くない。かなり集中しているためか、チーム戦なのに皆かなり無表情。あまりにも無表情だったので、冷たい人たちなのかしらとちょっと心配したが、何かしら良い進展があったときは隣のチームメンバーとやったぜ!と言い合っているを見て、あ、普通に人間なんだなとちょっと安心した。

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くつろぎすぎている特別観客席。ここは家か。

一方でこちらは何やらカードゲーム場の様子。ポケモンや遊戯王カードとは違い、何やら立体的なゲームであり、ゲームの参考書みたいなのがやたらと分厚いのが特徴である。いわばちょっとおしゃれな大人向けゲームなのだろうか?

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超立体ゲーム。なんだか面白そう

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分厚い説明書を広げながらプレーする様子はもはやゲームではないよう

そのほか若干ゲームとは離れているが、おもちゃ、テクノロジー分野では下記のものが印象的だった。

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3Dフィギュアを作成中

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ピンとした張り詰める空気が流れる等身大ジェンガゲーム。実況も遊びではなくかなり真剣なトーン。

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懐かしのニンテンドー64のマリオカート。ちびっこたちを押しのけてプレイしたい強い衝動に駆られたが、ちびっこたちの圧倒的なオーラにやられ入り込む隙がなかった。

VIPチケットの特典とは?

コミコンにはVIPパス、3日間パス、1日パスの3種類のチケットがある。1万5000円ほどするVIPチケットを持っていると入れるという、VIP専用休憩所。

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ああ、VIPチケット買わなくてよかった。ちなみにVIPチケットを買うと、有名ゲスト(バックトゥーザーフューチャーのドクさんやら米国版ピカチュウの声優さんなど)との撮影会に参加できたり、おみやげバックがもらえるという特典がついていた。

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公式サイトより:イベント参加セレブ一覧

おそろしいぐらい誰もわかりません。

漫画、アニメセクションについては次の記事へ続く。
日本アニメ漫画って本当に人気なのドバイコミコン2016で調査してきた