Googleオフィス in ドバイに訪問してきた

まだドバイにGoogleオフィスなんてないでしょ?と数ヶ月前まで思っていたが、それが実はあるらしい。突如、仕事の都合で明日の9時にオフィスに来てくれ!と言われたので、まあ顔合わせのためにいってみるかという興味本位でGoogleオフィスを訪れることにした。

日本のGoogleオフィスにも訪れたことはあったが、その辺はみながよくレポートしているので「おお、やっぱりなんか自由な雰囲気漂ってる〜」といった印象だった。一方でドバイオフィスはどうなのか。


日本で言えばGoogle=六本木=森タワー=イケイケなどといった何の根拠もないイメージの尾ひれがついていたが、ドバイのGoogleオフィスの立地自体は地味だった。おおよそドバイのメインビジネス街に挟まれた、通勤ラッシュの時間帯でも降りる人がまばらという駅にある。

しかし地味とはいえ、近くにはマイクロソフトやインテルなどといった世界の名だたるIT企業の自社ビル、5階建ぐらいの建物がひっそりと建っている。そのビルたちに囲まれた中にあるのが、ビジネス街なのにおおよそ椿山荘の庭園を思わせるような、大きな池を囲む荘厳な庭園である。

なんだ!?この見るだけでほっとする空間は!?

そんなことを思いながらもGoogleオフィスが入っているというビルに潜入。森タワーとはおおよそ比べ物にならない4階立ての小さなビルで、人も少ない。Googleもドバイでは地味なもんだ、と失礼ながらに思ったほどである。

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Googleオフィス in ドバイ

しかしオフィスに入ればやっぱりそこはGoogleだった。つくりこそは日本とは似ていて、若干アラブな雰囲気を取り入れたソファや壁紙が見られる。朝9時だったが、オフィスに来ている人はほとんどいない。

途中、「プラダを着た悪魔」に出てきそうなファッションリーダーっぽい派手なおばさんみたいな人がやってた。

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このメリル・ストリープをもっと派手にした感じ

「この人もGoogleで働いているんだろうか?」と思うぐらい、いくら自由なGoogleでもそこまでのキャパがあるのかと疑ってしまうぐらいであった。

しかし9時にミーティングなのに受付に人すらいない状況。はて、こんなんで本当に大丈夫かいな?と思い待っているとようやく現れた担当者。なんだかフレンドリーで気さくな人だったので安心。そして挨拶もそこそこに、ミーティングに入ろうかと思ったら突如、

じゃあ、今から朝ごはん食べない?

ひえ!?

ミーティングに来たのに朝飯かい!?と面食らったが、ここは何でもYESいうとけ!という心の声におされなぜか朝食を食べることに。ついたのはオフィス内にある食堂である。この瞬間、自分の顔が不覚ながらにもほころんでしまった。

だって、目の前に広がっているのがホテル並みの朝食ビュッフェですよ!?しかもタダ!

下手したら、自称7つ星ホテルのバ◯ジュ・アル・ア◯ブよりもコスパたけえじゃん、と思ってしまった。オムレツなど注文を受けてから料理をつくる職人までおるがな!ここんところ、ヨーグルトとカップラーメンしか食べていなかったので、ここぞとばかりに栄養とっとこう!という厚かましさで、スモークサーモンやらカボチャの煮物など朝食とは全く関連性のないものばかりを皿に盛り込む。

一方で、担当者をちらりとみると、生の人参をドリンクマシーンに入れ、「出来立て野菜ジュース」を作っているではないか。作りたてのジュース飲めるなんて・・・社員の健康考えてるなあとしみじみ。

すっかり食べ物で心を鷲掴みにされた私。自然と担当者とも話がはずむ。「いやあ、こんな食堂がオフィス内にあるなんていいですねえ」というと担当者は、「そう。だから昼になっても誰とどこに何を食べにいくかなんて考えたり、迷う必要はないから、仕事に集中できるのよ」と言っていた。

確かに、現在の私ときたらいつも昼時になったり、お腹が減るとどこで何を食べよう・・・スーパーまでいくの面倒だな・・・と思う始末である。この時間を年間単位で考えたら軽く180時間ぐらいいっちゃうんじゃないかと思う。そこまで考えているとは・・・さすがGoogle。

ちなみにドバイオフィスでは、ほとんどはシニアレベル(といっても老人という意味ではない)の人が働いており、30〜40歳ぐらいの人が多め。現地採用ではレバノン人が多く(エミラティはいない)、あとはアイルランドやロンドンなど別の国のオフィスから転勤になった人で構成されているらしい。

朝食を食べ終えたら、「よおし、次は食後のコーヒータイム行ってみよう!」といわれ、コーヒーで一息つくことに。同じ食堂内の一角にあるティーコーナーで私は衝撃的なものを発見した。それはなんとアラブ王族御用達の最高級の蜂蜜と呼ばれるイエメン産のシドルハニーが君臨していたのだ。

おおおおお、普通に買えばものすごく高いのに。それがタダで食せるだと!?このシドルハニーに興奮してしまいいつもはコーヒー派な私だが、紅茶に切り替えこれでもか!というぐらい高級シドルハニーを入れてやった。もはや仕事やるで!という意気込みはどこかへ行ってしまい、ただの食い意地をはった人間と化していた。

はじめこそ、飯食いながらミーティングって・・・と思ったが、これが意外にもスムーズで、気づいたらすんなりとやることをやってミーティングを終えたという摩訶不思議な現象に遭遇した。何これ!?まるでGoogleマジックだわ。

さらにミーティングを終えて、オフィスから出た瞬間なぜかディズニーランドから東京駅に戻ってきたように、心地よい空間から、いきなり現実空間に引き戻された感覚もあった。いやあまたGoogleという名のディズニーランド行きたいです。