まだまだ世界の消費は盛んなようです

日本にいると、若者がものを所有しなくなっただの、車に乗らないだの、低欲望社会だのといったことを聞く。アメリカも、一部のことだろうが禅の精神、イーネー!ミリマリストだ!デジタルデトックス!などといって、もので身を固めてアイデンティティを示そうという方向とは、逆方向に向かっているような気がする。

しかしここドバイにいると、人々っていうのは相変わらずモノを持ちたがるし、欲しがる、そしてモノで自分のアイデンティティを示そうとしているんじゃないかとよく思う。世界で一番大きいモールと呼ばれる、ドバイモールにいくと、それはもう世界中から「ものが買いたい!」といった物欲でギラギラとした人たちであふれている。

特に休日ともなると、みながこぞってモールへ出かける。若い男女がこぞって休日にモールへ集まる姿は、まさに買い物こそが大きな娯楽といわんばかりで、まるでデパートで休日を過ごすのがちょっとしたステータス、といったような一昔前の日本を見ているようだ。


特に女性はどこも同じなのかなあと思うのが、やはりブランド品をもちたい女性が多いということだ。アラ女(アラブの女性)はいうまでもなく、あきらかに偽物だろうなあというものも嬉しそうに身につけるフィリピンの女性達をみると、そこまでしてもブランド品を持ちたいって一体どういう気持ちなんだろうと考えてしまう。

ちなみになぜかドバイガールたちに人気なのは、MK(マイケルコース)である。やたらとヨーロッパ人もフィリピン人もMKバッジをぶらさげている。つづいてヴィトンといったところだろうか。

かくいう日本も、かつてはヨーロッパでブランド品を偽物でもいいから買い漁っていたなんていう話を聞くと、10、20年後には彼らも日本と同じようにものをわざわざ所有するなんてカッコ悪い、といった低欲望社会の一員になるのかなあなんて想像する。

このように見ると、まるでかつての日本(といっても生きていないので想像だけだが)は、こんな風にギラギラしていたのかなと思う。別にどちらがいいというわけではないが、少なくともこちらの方が元気がありそうなのは確かで。低欲望社会はちょっと冷めているかなと思う。