ついにやってきた、ドバイ

予想外のハプニングのせいで、ワクワク感よりもグロッキーな状態で降り立ったドバイ空港。

就労ビザの受け取り、荷物(ちゃんときているのか?)、迎えの人きているんだろうか?など到着後も不安なことだらけで、ドキドキしていたのだが、いざとなるとなんのことはないかなりスムーズにいった。

就労ビザは空港で受け取って入国審査を受けると聞いて、それらしき場所へ行ってみた。

無人のビザ受取所
無人のビザ受取所?

が、人がいない。というかここであってる?内心ドキドキしながら近くのカウンターにいたお姉さんに

「ビザの受け取りしたいんですが」

と聞くと、

「ここじゃないよ、あっちだよ」

と軽くあしらわれる。あっちと呼ばれる方向をみたが、誰もいねーじゃねーか。出た!この適当感。この適当感にオタオタするほどこっちは素人じゃないですよ、感を出しながらとりあえずその辺にいる人に聞く。

するとそいつも

「あっちの人に聞きな」

というので、

「あっちに人がいないからなんとかしてくれ」

というと、すんなり人をよんでカウンターから就労ビザを取り出してくれた。なんともいえないテキトー感。大事なビザなのにそんな雑な扱いでいいのか?

あまりありがたみを感じないが、とりあえずは「就労ビザゲットだぜ!」とポケモンのサトシのように内心つぶやきながら入国審査へ。

そこでまたもや、ハプニング。

入国時に必ず写真をとるようなのだが、通常1回の撮影でおわるのに、目が小さくてちゃんととれんがなーと言われ7回ぐらい撮る羽目に。他の一重の中国人だって一発で通過しているのに、何故?

UAEのおっさんに「(アラブ人の目並みに)これぐらい目を大きく開けないの?」と軽く一重ハラスメントな発言をされ、「こっちもがんばってんだよ」とアピール。この人、一重と二重の概念わかってないんじゃないか?

こうしたやり取りはおそらく一重あるあるなので、もはや二重になりたいなどとは思わない。

そして荷物を受け取り、出口へ。意外にも迎え人にはかんたんに会うことができた。それにしても知らない異国の土地で、自分の名前を掲げて待ってくれるという安心感といったら・・・

迎えの車に乗り込もうとすると、Lのエンブレムが。え?これレクサスってやつじゃん。トヨタはやっぱりドバイでも人気なのかしら?ぐらいの認識だったのが、中をみてびっくり。レクサスって高級車なの?こんな革張りの車みたことないし、乗ったこともない。ドバイにきて初めて、レクサスが高級車だということを知りました。

レクサス

内心小躍りをしながら、運転手の話を聞くと彼はどうやらパキスタンから来たらしい。家族はおいてきて、若いのに単身でドバイにやってきたという。すでに4年ドバイにいるらしいが、こういう話を聞くとやっぱり心強い。

そしてホテルにつき、総重量が自分の体重よりも重いスーツケース3つを抱えて部屋へとどっと流れ込んだ。ドバイ初夜。ようやく到着したという安心感とまだ残る大きな不安を抱えてその日は眠りについた。

 

20代後半から海外で生活。ドバイで5年暮らした後、イスラーム圏を2年に渡り旅する。その後マレーシアで生活。大学では社会科学を専攻。イスラエル・パレスチナの大学に留学し、ジャーナリズム、国際政治を学ぶ。読売新聞ニューヨーク支局でインターンを行った後、10年以上に渡りWPPやHavasなどの外資系広告代理店を通じて、マーケティング業界に携わる。

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