外国人がビビった私の英語勉強法

さんざん私の英語は世界基準ではボロクソだ!と書いてきたが、今日だけはちょっと名誉挽回させてほしい。世界基準ではボロクソ英語でも、実は日本にいたときは、ちょっと英語ができる人なのね、という印象をもたれていた(と思いたい)。島国の人間のミエというものである。

英語を話すと、大体その次には「え?どこで英語勉強したの?」と聞かれるのがお決まりのパターンである。そんな時には決まって、「YouTubeで勉強したんだぜい」と答えることにしている。すると「え?YouTubeで??」という不服そうな顔をする。そして次の瞬間には、「マジで!?」とビビるのである。

おそらくみんなが納得しそうな答えとしては留学もしくは、英語圏に住んでいた、というのが正解なんだろうけど、残念ながらどちらも違うのである。


どうやらYouTubeというのは、「英語教材」としては、かなりそのポテンシャルを低く見られているようである。が当時は2011年。まだネットフリックスやフールーが出ていなかった時代。どうやったら生の英語に接することができるだろう、と考えてたどり着いたのがYouTuberの動画だった。たまたま音楽動画を見ていて、出会ったのが英語をぺらぺらとしゃべるアメリカ人YouTuberの動画だった。

今でこそようやくHikakinやマックスむらいといった日本のYouTuberも出てくるようになったが、数年前にはアメリカでも有名なYouTuberというのは指折りぐらいのものだった。その中で掘り当てたのが、下記のYouTuberたち。

Shane Dawson

日常ネタや有名歌手のパロディをテーマにしており、見てて飽きない。楽しく英語が身につく。ただ、結構日常会話であまり使ってはいけない用語がたまに飛び出す。

Philip DeFranco

アメリカのゴシップニュースをまとめて、それを解説するというもの。かなり早口だが、いろんな語彙が身につく。どんなトピックが注目を集めているのか、そして自分の考えをどう表現するのかといった表現も身につくので、一石二鳥。

いずれも彼らの日常がテーマであり、友人や家族などいろんな人が入れ替わり出てくる。この人最近でなくなったなあ、疎遠になったんだろうか。などと考えるので、まるで海外ドラマを見ているように毎週の動画が楽しみになるのである。

こうした動画を見てどうするのかというと、

1.とにかく聞くことに集中(=リスニング力の強化)
2.知らない単語や成句があれば調べる(=語彙の強化)

ここからが重要

3.彼らの言い方をまねて一人寸劇を行う(=スピーキングの強化)

具体的に何をするのかというと、もしもこんな質問をされたら・・・と勝手にお題を自分で作り、それに対して英語で答えるというシンプルなもの。しかも棒読みではなく、身振り手振りもつけて寸劇風にアレンジする、表現に困ったら、何かを参照して、もう一度言い直してみたり。するとあらまあ不思議なことにすらすらしゃべれマース。

もしくは2で新しく学んだ語彙を使って、自分で文を作ってみたり。学んだ語彙も使わなければ、いざという時にでてこないので、こうして一人寸劇をするときに身にしみこませておくのである。

というわけで素敵なことに、YouTubeでこんなにスキルが身につくのである。これを数ヶ月間こなした後、TOEFLを受けてみると、なんと以前は一番低かったスピーキング力が、一番の得意分野になっていた。逆に以前最もよくできていたリーディングが、最下位にランクイン。うーむ、スピーキングがあがったのはよいが、逆に動画の見すぎで、リーディング力が下がったのかもしれない。

YouTubeで英語を勉強する利点というのは、

  • タダで勉強ができる
  • 実際に使われている英語をそのまま習得
  • 字幕がないのでその場で理解しなければならない(=実際の会話でも字幕なんてないので、同じような状況なのである)

という非常に自然に近い形なので、語彙力もそこそこあるし、読めるんだけど会話ができない!という悩みを抱える日本人の英語をワンプッシュするのにちょうどいいのではないかと思う。

ちなみにYouTubeで「英語を勉強しよう」といったわざわざ丁寧に英語を教えてくれる動画も多々あるが、そうした場合は大体1動画につき数フレーズしか覚えられないし、相手もゆっくり話しているケースが多い。ので、戦場の第一線で戦うには、やはり英語話者が英語話者のために作った動画という名の戦場に飛び込んで場慣れする方が、近道だと思う。

ただ安心してください。動画なので失敗しようが何しようが撃たれることはありませんので。タダでノーリスク、やらない手はズバリないでしょう。